こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

グローバル化する世界の中で

2019年11月25日 | 生き方について考える
電車の中の広告を見ていたら、人権問題についてのものがあった。そういったことでこの年になるまで苦労らしい苦労をした記憶のない私にとって、そういう広告があること自体、驚きだった。それから、ときどき人権ということについて考える。
昨晩はナイトと一緒にクリスマスツリーの飾り付けをしながら、大相撲九州場所の千秋楽をテレビで見ていた。インタビューで優勝した横綱白鵬のしゃべり口がなんとなく控えめに聞こえた。観客に向かって両手を上げたり、万歳をしたりといった昔の面影はなかった。夜のスポーツ番組では、「日本国籍をとって初の優勝で」などという質問に対して流すように受け答えしていた。なんだか意地悪な質問だと思ったし、白鵬も以前とは変わったという感じがした。ラグビー日本代表の中にも日本国籍を取った選手は少なくない。ほかのスポーツでも、有名選手が日本国籍を取っている。スポーツの世界では、そのようなのが当たり前になってきている。
鎌倉の小町通を少し歩いただけで、おそらく10はくだらない国の人とすれ違うだろう。世界はどんどん狭くなって日本は島国ではいられない。そんな、鎌倉を訪れている外国人の中には、すでに日本で暮らしている人がいるだろうし、将来日本で暮らしたいと考えている人もいるに違いない。私たちは、そういう人たちを受け入れるか、受け入れないか、虚心坦懐、考えなくてはいけない。
それというのも、たとえ日本の国籍がないからといっても外国人にも人権があるからだ。逆の立場になったと考えたら容易にわかる。
米国は今、移民の受け入れには厳しくなっているが、これまで多くの移民を受け入れて、2億人以上の人口を得たからこそ世界一の国力を有するに至った。
日本は少子化で人口は急速に減っていく。これまでの経緯を考えたら、少子化に対する処方箋などない。そうしたら、日本のことを愛して、日本で暮らしていこうという人を受け入れるしかないのではないか。
そして、その時その人たちの人権をしっかり守っていかなくてはいけない。
そもそも、世界はボーダーレス化していて、見えない線によって引き裂かれていることが異常なのだ。だから、全ての人は平等であるということ、それは当然のことだ。

地上ではみな平等

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