ON THE ROAD

適当に音楽や映画などの趣味についてだらだら

「ジョージ・ハリスン アイ・ミー・マイン展」 渋谷ヒカリエ

2018-03-04 19:30:54 | ○○展
ジョージの直筆歌詞なんかが展示されているという触れ込みだったが、随分と小さな展示場だね。しかし、最近頻繁にヒカリエに行っている気がする。
歌詞カードはビートルズ時代よりもソロになってからの作品が多い。中には最近見つかったという、「Ringo」というジョージがリンゴに向けて書いた歌詞もあった。曲は付いていないようだけど。

一番の目玉はルーフトップで着たコートかな。これをジョージが着て演奏したかと思うと、ジョン派の私も胸が熱くなる。




『15時17分、パリ行き』

2018-03-04 19:30:38 | 洋画
テロリストに立ち向かった男性の実話映画というと、どうしても『ユナイテッド93』みたいな映画だと思ってしまう。確かにラスト20分ほどは、そのような展開で実に生々しくスリリングだが、そこにいたるまでが長い。幼少期から紐解いて、軍に入隊する、旅行に行くまでの過程を随分と丁寧に描いてくれた。必要ないとまではいかないけど、もっと本筋を堪能させてほしい。テロリストに立ち向かうシーンがよかっただけに残念だが、あの幼少期のシーンがあったからこその感動でもあるから複雑だ。

キャストには事件当事者を起用しているけど、特に違和感はなかったな。まあ、本人である必要性もあまり感じられなかったが。でも、ラストの表彰シーンは実際の映像なのかな。あの映像を使いたいがための起用だったりして。

事件は2015年と最近の出来事だが、全然記憶にないな。

『パターソン 』

2018-03-04 16:13:41 | 洋画
早稲田松竹2本立ての2本目。

もちろん映画は面白い作品の方がいいが、ジム・ジャームッシュとガス・ヴァン・サントは駄作でも許せる。なぜなら二人はどんな作品でも絶対に自分のカラーを出しているから、ファンなら駄作でも楽しめる。別に今作が駄作という話ではないが、非常にジムらしい作品。

観ている最中何が起きるのか、不安で仕方がなかった。伏線のようなセリフがあったし、バーで飲んでいる間に犬が盗まれるのか、運転中事故が起きるのか、注文したギターが届かなかったりとか。多少のトラブルはあったものの、何の盛り上がりもなく物語は進む。ストーリーを魅せるというより、会話と間を魅せるやり方は実にジムらしい。

ニュージャージーのなんてことない街だからこその映像と物語の作り方はお見事。何が面白いのはわからないが、ハマってしまう。『ギミー・デンジャー 』では眠かったが、今作では目が覚めた。この空気は観ている人にしか感じられないだろうな。

メインで登場する男女の温度差の様なものが絶妙である。一見愛し合っているようだが、男の方は気ままな女性を持て余しているようだし、二人でいるよりバーにいる方が楽しそうだ。

バスの運転手としての目線と、一人の男性としての目線で観る街並みと流れる時間。悪くない。

後半に登場した永瀬正敏のセリフ「翻訳した詩を読むことはレインコートを着てシャワーを浴びるようなもの」みたいなセリフがあるが、自分が長年抱えてるモヤモヤをうまく言い表していて、とても好き。
買ったはいいが、ほとんど手を付けていないブコウスキーの原文詩集読んでみるかな。

『ギミー・デンジャー』

2018-03-04 15:50:59 | 洋画
もしかしてだけど、もしかしてだった。好きな監督の一人ながら、ジム・ジャームッシュの作品を劇場で観るのはこれが初めて。というか、代表作でも観ていない作品がまだあるからな…。

ジム・ジャームッシュは静的な映画監督に対し、イギーは動的なミュージシャン。イギーの音楽については全然知らないが、この二者がどのように絡むのかは非常に興味深かった。

ところがやっぱり興味のないミュージシャンのドキュメンタリーは観ていて退屈。途中何度も寝そうになった。まあ、イギーが偉大なミュージシャンだということと、ジムのイギー愛は十分に伝わってきた。もう少しイギーの変人、破天荒ぶりをクローズしても良かったと思うけど。

今まで知らなかったが、過去のジム映画にイギーが出演しているんだね。『コーヒー&シガレッツ』ではトム・ウェイツ共演しているなんてロックファンにはたまらんだろうな。観たのに全然知らなかったよ。

『インビジブル2』

2018-03-04 15:41:22 | 洋画
1作目の記憶はあまりないが、それなりに面白かった記憶がある。けど、今作はダメだ。典型的な失敗2作目。

そもそも透明人間になったって、やることなんか限られている。それを1作目でやりつくしてしまったのだから、もう映画を作りようがない。この監督『山猫は眠らない』や『スターシップ・トゥルーパーズ』のメガホンもとっているようだけど、敗戦処理感が半端ない。

せっかくクリスチャン・スレイターは出演しているのに、大半が透明シーンなので堪能のしようもない。
今になってわかる、ヴァーホーヴェンの偉大さ。