ON THE ROAD

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『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』

2016-02-04 00:09:07 | 洋画
待ちに待ったスター・ウォーズの鑑賞。かなり大げさな言い方だけどスター・ウォーズを劇場で鑑賞するって単なる映画観賞ではなく、もっとヒストリカルなイベントでもあるような気がする。先日観たドキュメンタリーのおかげでなおさらそう感じる。

結論から言うとすごい面白かった。3Dで観るかどうかも迷ったけど結局それで良かった。
ストーリーの方は意識しているのか、エピソード4をかなり踏襲している。主人公が砂漠の惑星に住んでいて実はジェダイの素質がある、ハン・ソロと出会って冒険する、ジェダイを探すドロイド、最終的には敵地に入って兵器を破壊する。あと、父と子の確執も入っているな。大まかに挙げてもこんだけで、もう少し細かくも挙げられるかな。だからと言って二番煎じにはなっていないし新シリーズの幕開けにはふさわしい。
旧シリーズのキャラも出てくるけど単なるファンサービスには終わっておらず、しっかりと活躍しているハン・ソロとチューバッカが最高だ。いつ出てくるのかなと思ったけど出てきた時には声あげたくなった。最初のセリフがファルコン号に入ってきての「チューイ、我が家だ」だもの。年はとっているけどキャラクター性は全く変わっていない。それどころかルークが不在な分、すごく頼りがいのある存在になっている。それだけに殺されたのが実に残念。さすがにあれで生きてましたをやられたら興ざめだけど、もう出番はないと思うと悲しすぎる。今作ではクレジットが一番上に来ていた男なのに。
当然ながら新キャラもたくさん出てくるけど、どのキャラもすんなり受け入れられた。特に今作のマスコットのドロイドBB-8が実に愛らしい。階段を下りるシーンはあったけど上がるところも観たかった。ダース・ベイダーの後継的なキャラのレンにはまだ魅力を感じないな。人間味があるところに逆にカリスマ性を感じないけど、今後に期待だ。
ハン・ソロを追い回す集団に「カンジクラブ」というのが出てきたけど。やっぱり「漢字」からきているのかな。アジア系だったし。そうなるとBB-8の名前も何か由来があるのか気になる。

疑問に思う所もいくつかあった。まず、なんでファルコン号があんなところにあったのか。劇中で説明はされていたけどあんな惑星で野ざらしながらすぐに飛ばせるような状況にあったのが不思議で仕方がない。あと、レジスタンスって名前からゲリラ的なものかと思ったけど正規軍ということでいいのかな。共和国が政権を握っているのにレジスタンスって名前はなんか違和感があったけど。しかし、帝国軍の残党がよくもまあ、あそこまででかい組織を作ったものだ。将軍も詰めが甘かったのではないのかい。もう一つ、ルークの所在を示す地図は一体誰が託したのか。ルーク自身だとしたらなんでそんな回りくどいことをしたのかよく分からない。探してほしいのかほしくないのかよく分からない。しかし、ジェダイ騎士でありながら弟子の育成に失敗したくらいで姿をくらますとはメンタルが弱すぎるのではと思わないこともなかった。

今作初登場のキャラを演じた俳優に知っている人はいないなと思ったけど、エンドロールにオスカー・アイザックという名前があった。何か聞き覚えがあると思い調べたら、今作ではエーズパイロットのポー・ダメロンを演じており、『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』で主人公を演じた人だ。すっきりした。

初の劇場でスター・ウォーズだったが大満足。今後の展開も気になるし、大いに期待できる。初めてJ・J・エイブラムスのことを優秀だと思ったよ。

一気に書いたけど1500字近くにもなった。この勢いが卒論でも発揮できればいいのに…。

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