ON THE ROAD

適当に音楽や映画などの趣味についてだらだら

『ANNA/アナ』

2020-06-14 20:50:04 | 洋画
何かとリュック・ベッソンの過去作と比較されている作品だ。共通するのは戦う女性ということ。

世間では何かと評価が高い『レオン』だが、名作だとは思いつつも私はそこまで好きではない。あえて悪く言うならば、少女と殺し屋とのぬるさを感じてしまう。

ところが今作はそういうセンチ路線とは一線を画して、ハードさを貫いている。KGBという国家の機関に所属しながらも、戦うことでしか生きていく術のない女性を力強く描いている。それだけにアクションシーンもかなり様になっている。
じゃあドラマがないかというとそんなことはなく、色々な葛藤もあるし、各組織、人間の策略も張り巡らされている。物語は時間をジャンプして進むが、特に混乱することはなく、そういうことだったのかと種明かし的に観られてサスペンスとしても面白い。そしてやはり女性は強いなという感じて終わるラストも好き。
私としては「いつものリュック・ベッソンじゃん」という一言では片づけられない作品であった。

主演女性は新人のようだが、ルックスもアクションも良かったので、今後に期待。

しかし、結局CIAが3年間考えた計画ってなんだったんだよ。映画の中からは何も考えた形跡がうかがえない。

『グッド・ボーイズ』

2020-06-14 20:49:47 | 洋画
汚い、ゲスい『トイ・ストーリー』でおなじみの『ソーセージ・パーティー』のスタッフが贈る作品だが、実写になってもあのノリは変わらずで安心した。

随所に登場するアダルトネタと小学生の無邪気さがとても気まずい。笑えることは笑えるのだが、観ていてこっちが恥ずかしくなってくる。同級生の女の子に使用済みアナルビーズをプレゼントするとかエグすぎる。

というか全般的にあっちの性事情は進んでいるな。カーストトップのアジア少年の大物っぷりが半端なくて笑える。もし出会ったら私も敬語使ってしまいそう。

作品のいいアクセントになっているハイティーンの女子二人もキュートで結構好き。でも、走りっぷりがT2のロバート・パトリックぽいと思ったのは私だけかな。

いい話で終わらせず最後までバカ映画であったのは良かったな。このノリは邦画では出せない。