『続・荒野の用心棒』

西部劇が好きなわけでもないし、イーストウッドが出ているわけでもないから名作ながら手を出していなかった。でもこの度劇場で鑑賞したが、普通に面白かった。いや、かなり面白かった。

とにかくフランコ・ネロがカッコいい。この手の硬派な西部劇に女性は不要だと思っていたが、愛を胸に抱え生きているネロにしびれる。棺を引きずるというミステリアスな設定も厨二心をくすぐられる。ニヒルなヒーローながら、どこか人間臭さを感じさせる非常に魅力的なキャラクターだ。もちろんアクションもばっちり決まっている。
作りは決して丁寧ではないが、細かいことにはこだわらない突き抜けたカッコよさがある。

ラストの決斗の場となった墓場が最近話題になったサッドヒルかとちょいと興奮したが、サッドヒルは『続・夕陽のガンマン』の舞台だったか。だめだ、この辺のマカロニの記憶がごっちゃになっている。

初見かと思ったが、なんか途中で観たことのあるシーンがちょこちょこ出てきた。まあ、午後のロードショー常連の作品だから観たことあっても不思議ではないが、自分の記憶も当てにできないもんだ。

何年か前に『棺姫のチャイカ』というアニメがあった。内容は１㎜も覚えていないが、ひょっとしてこの作品にインスパイアされたのかな。

『血を吸う薔薇』

女学校を舞台にしたホラー作品言うのは好みのシチュエーション。
とはいえ前作と立て続けに観たせいか、目新しさもなくだらだら視聴しているに過ぎない。

やはり見所というと岸田森の出演としか言えないのはファンとはいえちょっと残念。特に書くこともないや。

『呪いの館 血を吸う眼』

2作目だけど、1作目には岸田森が出ていないからスルーした。

和製ドラキュラという珍しさはあるものの、やはり昭和の作品の域を出ず、今観ると結構きつい。一応雰囲気だけは出ているものの、面白いかと言われると微妙。

個人的には岸田森以外の見所はなかったかな。