ON THE ROAD

適当に音楽や映画などの趣味についてだらだら

『クワイエット・プレイス』

2018-10-20 16:58:16 | 洋画
同じ映画館で立て続けに観るのはちょこちょこあるが、実は映画館のはしごというのは人生初。

ちょっと前に『ドント・ブリーズ』って映画があったね。観に行こう行こう思っているうちに終わってしまったんだよな。
設定だけは似通っている今作。音を出したら化け物に襲われるというモンスターホラー映画。

序盤で子供が殺されるシーンで心つかまれたが、後はその惰性かな。確かにドキドキはするのだけど、怖がらせるというより、驚かせているという演出。登場人物は基本喋らず音も出さず静かなので、たまに大きい音がするとびっくりするんだな。

色々思うところはあるけれど、まず誰もが思うところに突っ込む。あんな状況下で子供をつくるなよ。ホラー映画には頭の悪い登場人物がお約束だけど、これには全く理解できなかったね。

モンスターも確かに強いとは思うけど、あれに世界中の軍隊がやられたのかと思うとちょっと疑問。弱点だってしっかりあるんだから、倒せると思うんだけどな。デザインも恐ろしさはあるけど、もうちょっと美しさがあってもいいな。

『上田慎一郎ショートムービーコレクション』

2018-10-20 16:57:37 | 邦画
まだ、自分の中でカメ止め熱が冷めてないのと、舞台あいさつに釣られて上田監督の過去の短編映画4本立てを観に行ってきた。

『彼女の告白ランキング』
他の作品にも共通していることだが、観るからに金がかかっていないアイディアで勝負している映画だった。
ノリがインディーズ丸出しのコントのような映画だったが、それなりに面白かった。途中までは。あのわけのわからないラストはなんだったんだろうね。あのふざけっぷりが面白いと思ったのかね。観ているこっちは寒くて恥ずかしかったよ。普通にラブコメっぽい作品にしている場良かったのに何であんなことになったのか…。

『ナポリタン』
ある日突然、他人の言葉が「ナポリタン」としか聴こえなくなってしまうというわけのわからないストーリー。でも、この作品が一番面白かったな。アイディアももちろんいいのだが、このアイディアをどう料理したら一番面白くなるのかよくわかっている。オチも秀逸だ。
当然のことながら観終わったらナポリタンが食べたくなったので、ナポッてきた。

『テイク8』
主役の芹澤興人はどっかで観た顔だけど、結構いろんな作品に出ている人なんだね。
映画撮影だ現実問題の狭間を描いた作品でちょっと『カメラを止めるな!』に通ずるところがあるかな。コメディ作品なのだけれど、ちょっと笑いが弱かったのが残念だな。
この作品の撮影直前が監督自身の結婚式だったんだってね。

『Last Wedding Dress』
笑っちゃうほどベタな作品なのだけれど、意外と急所を突いてきてグッときてしまった。他の作品もそうだけど、短編だから面白いっていうのはあるな。長編でこれ見せられたら確実にゲンナリする。
特に銘打っているわけではないけど、今回の作品はみんな結婚がテーマになっているんだよね。

映画が終わってからトークショー。出演者は予告されていなかったから誰が出てくるのか楽しみ。ところが出演者が現れれると映画直後にもかかわらず「誰?」って気持ちになった。さすがにメインを張っていた牟田浩二さんはわかったけど他の人はわからない。自己紹介の時にどの映画で何の役をやっていたか宣言してくれると脇役なんなんだな。初めて観る短編映画の脇役なんて誰が誰だかわからないよ。