熊谷守一の美術館に行ってみたいなと思って、予習がてら観てみた。
画家の映画ながら絵を描いているシーンは一切ない。しかしながら、それがかえってモリのキャラクターを強調させるものとなる。
本人は変人ではないというが、どう考えても変人ではないか。しかし、あの広くない庭をフル活用できる姿勢はうらやましくも思える。
日本を代表させる画家なのだから、もっとドラマチックに撮ろうと思えば撮ることは容易だったろう。それをあの晩年の日常にスポットを当てたのはとても面白い試みだと思う。
普通の映画と思わせといてちょこちょこ非現実的な演出があるのに最初は戸惑いがあったが、なんか途中からそれもありかなと思えるから不思議。それもいい意味で映画のゆるさが許してくるからか。
監督は『南極料理人』も撮っている人だが、そちらと通ずる空気感はある。
画家の映画ながら絵を描いているシーンは一切ない。しかしながら、それがかえってモリのキャラクターを強調させるものとなる。
本人は変人ではないというが、どう考えても変人ではないか。しかし、あの広くない庭をフル活用できる姿勢はうらやましくも思える。
日本を代表させる画家なのだから、もっとドラマチックに撮ろうと思えば撮ることは容易だったろう。それをあの晩年の日常にスポットを当てたのはとても面白い試みだと思う。
普通の映画と思わせといてちょこちょこ非現実的な演出があるのに最初は戸惑いがあったが、なんか途中からそれもありかなと思えるから不思議。それもいい意味で映画のゆるさが許してくるからか。
監督は『南極料理人』も撮っている人だが、そちらと通ずる空気感はある。