ノー天気画家の本音生活 

これが私の生き方などとヤセ我慢するよりも、今日の風に流されましょう!

グルメ番組は数々あれど「孤独のグルメ」は抜群に面白い

2012-03-14 09:53:02 | 犬たち

 

中高年男子必見の、抜群に面白いTVのグルメ番組をご紹介します。 

わが生活でのTVは観るとはなし聞くとはなしのつけっ放しの日々ですが、考えて見れば食やグルメに関する番組は非常に多いのに驚かされます。
食に関する番組といっても料理番組から食べ歩き番組、クイズ形式のグルメ番組と多岐にわたりますが、お笑いタレントが(本当はたいしてうまくもないものを)大げさに「うまい~!」と叫ぶ臭い芝居にはうんざりしていました。
そんな中で深夜に偶然発見した「孤独のグルメ」という番組は、これまでのグルメ番組とはまったく違い、大げさに言えば人生を考えてしまうような番組だと思いました。 

TV番組「孤独のグルメ」はテレビ東京・水曜深夜0時43分からの30分のドキュメンタリータッチの番組ですが、料理を提供する店も料理も実在のものなのですが、それ以外はすべてドラマ仕立てで、主役の井の頭五郎(中年俳優:松重豊)は個人で輸入雑貨商を営んでおり、商用でいろんな街を訪れそこでふと立ち止まった店でまさに「うまい!」料理と出会い、次々と食べつくしてしまう・・・というそれだけの番組なのですが、それがなぜそれほどまでに面白いのか?
何はともあれユーチューブの「孤独のグルメ」をご覧ください。 

主人公の井の頭五郎はちょっと優柔不断なところがありますが、ごく普通の中年男性ですが、その彼には抜きん出た能力を持っています。それは「食」への強いこだわりで、その中でも3つの能力を持っていることです。
そのひとつは猛烈に空腹を覚える能力、ひとつはしっかりと味覚を味わう能力、そして最後のひとつは圧倒的な食欲だということです。
誰もが1日3度の食事をし、1年365日食事を繰り返しているのですが、われら凡人は昨日何を食べたなどの記憶も定かでないほど食への関心が希薄なのですが、彼はその食べることに並外れて情熱を傾ける、そこに「孤独のドラマ」の痛快さがあるとのだと思いました。 

食は生きるための基本ですから、空腹・味覚・食欲の3つの能力に優れていることは、生きる力が強いということです。
辛いことがあっても食べればそれの苦しみを乗り越えられるし、悲しいことがあってもお腹いっぱいになれば明日が見えてくるのです。 

だから対象となる料理もおしゃれな料理でもなく、流行りの料理でもありません。
店も街の片隅にある薄汚れた小さな店で、料理もごく普通で値段も普通だと思います。
たとえば江東区門前仲町での焼き鳥と焼き飯、豊島区駒込の煮魚定食、豊島区池袋の汁なし坦々麺、川崎市八丁畷の焼き鳥などを実においしく食べるのです。 

私の自慢は早食いで、これまで負けたことがないと豪語していたのですが、私も大人になったのですからこれからはそんな愚かな自慢を止めて、しっかり味覚を楽しもうと思っています。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿