ノー天気画家の本音生活 

これが私の生き方などとヤセ我慢するよりも、今日の風に流されましょう!

私の大好きなTV番組「ローカル路線バス乗継の旅」を紹介します

2013-05-24 11:18:18 | 犬たち

私の好きなTV番組は、なんといっても「ローカル路線バス乗継の旅」で、地図を片手に2時間の番組を食い入るように観てしまいます。
これはテレビ東京系列の土曜スペシャルで放送されている不定期の旅番組で、俳優・大川洋介と漫画家・蛭子能収、それと女性ゲスト(番組ではマドンナと言います)の3人が繰り広げる珍道中で、路線バスを乗り継いの旅番組です。

旅番組といっても、この番組の特色は目的地への到達が至上課題で、たえず次のコース・次のバスへと知恵と情報を集中させて、一歩でも目的地に近づく必死の奮闘で、旅番組につきものの有名な観光地、名物の食事の紹介などは二の次三の次となるわけです。
だからこそ幸運と不運があり、発見があり、そしてそこに暖かい人とので出会いがあり、美しい日本の風景があるのです。


この番組の旅ではルールがあります。
●.3泊4日で目的地に到達すること。 ●.路線バスだけで行くこと。●.携帯電話は使用禁止のこと。
ということで、電車や高速バス・タクシーは乗れなく、「これから先はバスはありません!」と冷たく言われれば、歩くしかないのです。

とはいえ路線バスなどは日本全国・網の目のように張られているとお思いでしょうが、実態はそうではないのです。
電車が走る主要ルートはバス路線などないですし、人口の少ない過疎地は採算が取れないためここもバス路線がなく、1日数本の村営のコミュニティバスに頼るしかないのです。
また県境の峠道などは、バス会社の管轄の境でもあり、次のバス会社のバス停まで歩くしかないのです。
たとえば日本橋→京都の番組では、東京・藤沢間は湘南電車で1時間弱ですが、路線バスだけでは、路地から路地とバスを乗り継ぎ、朝日本橋を出て夕闇が迫る時間になって藤沢に着くという、それだけ路線バスの旅は大変なのです。


話変わって私の旅は、絵の素材を探すことが目的の旅です。
上の絵は江の島周辺を小さな旅をした折、竜口寺の山門でこの風景に出合いました。
明日からお祭りとのことで、電気屋さんが祭提灯をセットしているところですが、この風景を通して祭りを楽しみにしているワクワクした気持ちが表現できたのではないかと思います。
もしこの山門が普段の山門だったら、私はたぶん描かなかったでしょう。
つまり山門が人前には見せたくない化粧中だったからこそ、私はその飾らない姿・素直な姿が絵を描く動機づけとなったのです。

TV番組「ローカル路線バス乗継の旅」の面白さと、私の絵のテーマ探しは共通点があります。
それは飾らない、ごく当たり前の姿こそ面白く、そして美しいということだと思います。

通常の旅番組はシナリオが前もってできていて、その筋書の中でタレントが大げさに感動したり、美味しさに絶賛したりの芝居が視聴者に見え見えで飽きてしまい、ちっとも感動しなくなりました。
しかしこの旅番組はドキュメンタリーそのもので、ハラハラドキドキで視聴者だけでなく、出演者もその先が全く読めない、出会いと発見、運と不運ののぶっつけ本番のリアリティがとても面白いのです。
私も「毎日が発見」の人生を、絵を描くことを通して歩みたいものです。


株式の購入は、プロの取らない手法で勝負すること

2013-05-10 05:08:09 | 犬たち

安倍首相の経済浮揚政策、いわゆる「アベノミクス」は景気を力強く押し上げています。
そのアベノミクスの恩恵を受けているのは企業やそこで働くビジネスマンだけで、年金生活者は蚊帳の外と思われがちですが、どっこいアベノミクス効果を最も享受できるのが悠悠自適の私たちかもしれません。

なぜならばアベノミクス効果により日経平均株価は、民主党政権時代は8千円代だったものが、今や1万4千円を突破し、まだまだ右肩上がりの株高が続きそうだからです。
つまり現金を「株」に置き換えてさえいれば、1年で80万円が140万円(日経平均株価から試算)となり、60万円の儲けとなるわけで、中高年こそ自由裁量資金が高いわけですから、その気になりさえすれば株の売買にすぐ参加でき、株高メリットを享受できるからです。
それではいつ株を購入したらいいのでしょう。
それは 今でしょ~!・・・と言いたいところですが、私の体験談も参考にしていただければ幸いです。

私も10年前の2004年頃に株に熱中した時がありました。
それは定年退職後の悠悠自適生活の中での、趣味としても実益としても期待できると思ったからで、退職金の運用という側面もありました。
そのためそれなりに株関連や経済関連の勉強をし、そしていくつかの株の売買をしましたが、儲ける株もあれば損する株もあり、トータルすれば多少のマイナスとなったかもしれないのですが、幸運にも大損することはありませんでした。

そんな折、古くからの友人の出版会社の社長のK氏と会う機会がありました。
K氏はインターネットの普及により、出版業界の将来は苦戦を強いられていることを嘆き、「ドワンゴのようなけったいなIT企業に、伝統ある出版業界が荒らされるのは、もうたまらんわ~!」という発言がありました。
私は「ドワンゴ」という聞きなれないと言いますか、怪しげな社名の株を即座に購入しました。

その後の売買成績は一進一退の中、突然株の売買から完全撤退をすることに決めました。
私の人生を振り返れば、しつこく固執することと、潔くスパッと断ち切ることの両者があり、株との別れは後者の性癖が出たものと思われます。

それはまさに突然にごく当たり前のことに気づいたからです。
素人はプロには決して勝つことができないということです。
考えてみれば、優秀な人材ほどお金の動くところに集まるわけで、株式売買の周辺にはその道に精通した才能が集まり、血のにじむような努力と、何度も地獄の苦しみを味わって、命をかけて株式相場で戦う、それがプロなのです。
株式相場はプロと素人がさしで競うわけですから、素人も運が良ければ単発では勝つこともありますが、長期戦ともなると、私のような素人が勝てるわけがないことに気づいたのです。

そのためすべての株を即時に売りました。
しかしドワンゴの株は1ヶ月もしないのに大きく値下がりしており、「どうせボロ株だから捨て置こう」とドワンゴだけは売らないこととし、株の世界から完全に身を引きました。

失礼ながらみなさんも素人だとすれば、素人でも勝つ株式必勝法があります。
それはプロが苦手とする手法、プロが決して取らない手法を活用することです。

それはなんといっても「好きな会社や好感の持てる会社の株」を購入することです。
これまで勤務していた会社、商品を常用している会社、好感の持てる友人知人のいる会社、なんとなく憧れている商品の会社・・・会社に魅力があれば世間から評価されているわけですから、株価にもしっかり影響することとなります。
そしてそれは短期に売り買いせずに、長期保有を旨とすることです。

そして最も大切なことは、株式で投入できる限度額を設定することです。
見方を変えれば、株の購入は実利面だけではなく、経済や社会動向を知る最高の方法でもあり、推理する面白さがあり、頭の中を常に若者のようにフレッシュにする効果もあります。
限度額を設定してその中で楽しむには、たとえ損をしても勉強代や娯楽費と思えば納得できるのではないでしょうか。


私の株との付き合いは10年前に終わったと思っていたのですが・・・続きがあったのです。

何気なくTVニュースを見ていると、自民党の石破幹事長が頭にウサギの耳飾り(実に似合わないのです!)をつけて、若者たちと対話している映像が流れました。
それは次の国政選挙からインターネットでの選挙運動が解禁となり、そのインターネット・メディアの代表格としてのドワンゴが主催する「ニコニコ動画」のイベントに出演している風景でした。
つまりインターネットという世界では、ドワンゴが重要な存在となっていたのです。
そのドワンゴの株価を調べてみるとまさに右肩上がりで、5月に入ってストップ高が2日連続となりました。
素人の株の購入は、長期保有こそ効果的であることを改めて感じたのです。