ノー天気画家の本音生活 

これが私の生き方などとヤセ我慢するよりも、今日の風に流されましょう!

あなたの体の40%は、とうもろこしで作られています

2010-10-23 10:32:24 | 犬たち
日本人のあなたの体の40%は、とうもろこしで作られています。

NHKの科学番組「いのちドラマチック」の放送で、驚くべきことを知りました。
1本の頭髪から人体の生成の基となる食品を分析できるのですが、その分析結果によると、なんと日本人の最大摂取食品は「とうもろこし」で、平均40%を占めているとのことです。
つまり人間はいろいろな食品を摂取して体を作っているわけですが、肉や骨などの体の4割が「とうもろこし」から出来ているということです。

「ウソだ!とうもろこしなんて1年を通してせいぜい数本しか食べてない!!」と怒鳴りたくなるのですが、本当なのです。
まず牛や豚・鶏などの家畜の飼料のほとんどは、とうもろこしが主原料なのです。牧草を食べて大きくなるという時代ではないらしいのです。
だから肉やハムなどはもちろんのこと、牛乳や乳製品・卵などの基を正せば、たとえばチーズ→牛乳→牛の飼料→とうもろこしとなり、最初の食品となるとうもろこしがカウントされるのです。
それだけでなく、とうもろこしはコーンスターチやコーンシロップとして、甘味料や食品添加剤などの加工品など多岐にも利用され、毎日の食事に欠かすことができなくなっているのです。

とうもろこしの栽培はあまり手間がかからず、高温地帯や乾燥地帯などの農業に適さない地域でも充分栽培することができます。
だから広大な農地での大型機械を使ってでの大規模栽培・大量生産で収穫しているのです。
そのため生産コストも販売価格も安く、世界生産量は6億トンを超えて穀物の中では最大である上に良質の栄養源となっているため、食品や飼料だけでなく、最近では石油に代わる代替ルギー燃料としても注目されています。

世界のとうもろこし生産のトップはアメリカ、2位は中国となっており、日本での生産量は微々たるもので、ほとんどはアメリカからの輸入にたよっているのが現状です。
日本の食糧自給率は40%と言われていますが、逆からいえば60%は輸入に依存しているわけですが、大雑把にいえば、そのうちの40%はアメリカからのとうもろこし関連食品で、残り20%は世界各地からのもろもろの食品や飲料ということになるようです。

食料自給率40%をなんとか50%に上げようと、政府が音頭をとりながらいろいろな策を打ち出していますが、自給率40%を維持することさえ難しいといわれています。
そのひとつとして、農業就労者の平均年齢は60歳という現実があります。働き盛りの若者が欠如しているのです。
その理由は超カンタン!です。農業では儲からないということです。

しかし、アメリカのとうもろこし生産農家はしっかり儲けています。そのノウハウを日本の農業関係者も真剣に検討すべきではないでしょうか。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿