ノー天気画家の本音生活 

これが私の生き方などとヤセ我慢するよりも、今日の風に流されましょう!

上達のコツは楽しいから描く「初心者・・・トレース水彩画教室」

2008-07-30 05:07:26 | 犬たち

私は何年間もず~っと絵を描き続けているのですが
    「根性ありますね~」とか
    「ずいぶんご苦労なさったでしょう」とか 
    「挫折をどのように乗り越えてきたのでしょうか?」という質問を聞かされます。
しかし私は元来根性などまるでなく、絵で苦労したことや辛い思いをしたことがありません。
絵を描くことはひたすら刺激的で楽しく、プラスのイメージしか思い浮かびません。というよりマイナスのイメージが少しでもあれば絵など描きません。
挫折感を味わいそうなときもありました。その場合はその絵をさっさと放り出して、すぐ他のジヤンルの絵に夢中になりました。そしてすっかり忘れて数ヶ月後、気がつけばあのときの挫折の壁はカンタンに乗り越えている自分に気づくことが何度もありました。
ひと言で絵といいますが、絵の世界はとても広くて深く、ワンダーランドなのです。

 絵の上達のコツは「楽しいから描く」ことにあると頑なに信じています。
描くのが楽しい→熱中する→上達する→楽しい→熱中する→上達する・・・の連続反応の方程式が上達のコツだと思っています。

初心者のためのトレース水彩画教室」のレイアウトが変わりました。
この中での40点ほどの絵にそれぞれの絵の描き方、絵の素となる写真を準備していますが、それぞれの完成画を前面に出し、あなたの描きたい絵や好きな絵を容易に選択できるようにしました。あなたの「好き!」を探してください。
描きたい絵や好きな絵を描くことは「楽しいから描く」ことに直結するからです。

私がHPの中だけでなく、実際のトレース水彩画教室の講師をしていますが、生徒のAさんは他の水彩画教室を止めてわが教室で絵を描くことになったのですが、ここで描いた絵を前の先生に見せたところ、先生は急に不機嫌になり、それ以降目をあわせようとしなかったとのことです。
その時、Aさんはトレース水彩画に変えるだけで、絵の上達が1ランクや2ランク以上に上達したことを実感したとしみじみ言っていました。

絵がなぜ楽しいのでしょうか?
それは上手に描けるからです。そして描けば描くほど上達するからです。 

 

 


新企画「か~わいい肖像画」に遠慮なくご応募を

2008-07-25 04:08:51 | 犬たち

わがHPで好評の「初心者のためのトレース水彩画教室」もひとまずお休みして、次のシリーズ企画は「か~わいい肖像画」です。そのオープンを8月初旬にしたいと思っています。
「か~わいい肖像画」企画はこれまでにない新機軸の特色を持っています。それが画期的な展開となるのか、これまでの我が人生のように企画倒れに終わるのか、そのすべては皆様の暖かいご支援にかかっています。それではその特色とは・・・

特色1 皆さんと私のコラボレーション制作であること

 トレース水彩画では ①写真を写す ②写真を素に絵を描く の2段階で制作していきますが、この企画では ①皆様が写した写真を郵送していただき、②その写真を素に私が絵を描き、HPに掲載していくという展開です。
つまり皆様と私のコラボレーション(共同制作)です。

特色2 テーマは あなただけの世界一「か~わいい」です

私にとって最高に「か~わいい」ものといえば、なんといっても我が愛犬モモタロウです。だって喜びも悲しみもいっしょに助け合ってきた仲ですから。
そのように世の中にかわいいものは数々あれど、あなたといっしょの屋根の下で生活しているペットや子供こそ最高にか~わいいに違いありません。
肖像画ですからそっくりに描くのは当然として、そんな「か~わいい」を引き出す力が絵を描くときのポイントだと思って取り組むつもりです。

特色3 無料であるわけ

 あなたのペットの写真を素に絵が完成し、HPに掲載されてもすべて無料です。
掲載された絵が気に入って原画を自宅で鑑賞したい場合、プレゼントで驚かしたい場合、2万円(額装・送料・消費税込み)で販売しますが、HPの上で見ることで満足と思えば料金はかかりません。
その理由は絵を描く私のほうの事情にあります。
有料作業とは受注作業にあたり、依頼主の要望を聞かなければなりませんが、この企画では私が自由に写真を選び・自由な表現で描くため、受注作業にあたりません。
たかがそんなこととお思いでしょうが、私にとって束縛されない中で自由に絵を描くことは、極めて重要なことであり、絵の完成度にも大きく影響するからです。

この企画が魅力的な企画になるか否かは、皆様のご理解とご協力にかかっています。ぜひ気楽にどしどし応募されることをお願いします。ペットが大好きなお友達にも宣伝していただければ幸いです。

私のHPの名称が「主張する犬・猫たち」となっていますが、画家となった初期の段階はペットの絵ばかり描いていました。それはペットが大好きだったからです。
「か~わいい肖像画」はまさに原点に戻った企画となり、ひとつひとつの絵の中にどれだけ「か~わいい」をインプットできるかが勝負だと思い、ワクワクしています。

 

 


「朝バナナ・ダイエット」は効果あり!

2008-07-21 11:30:55 | 犬たち
幾多の試行錯誤を乗り越えて、究極のダイエットを発見したかもしれません。その名は「朝バナナ・ダイエット」です。
私の身長は173センチ・体重は76キロと特別太っているわけではないのですが、軽度のメタボリックのようで、これまであの手この手とダイエットを試みましたが、こらえ性の薄い私は、ひもじくなればすぐ本能のおもむくままに食べてしまうという性格のため、挫折の繰り返しでした。
しかし2ヶ月前から 今はやりの「朝バナナ・ダイエット」を冷やかし気味といいますか興味本位で始めたのですが、あれよあれよと体重が減りはじめ、今現在で71.5キロ(4.5キロ減)となりました。20年ぶりに体重71キロ台の喜びを味わいつつ、目標69キロへとスリム化へばく進中で~す。

「朝バナナ・ダイエット」と言いましたが、実は「朝バナナ・・・」だけでなく「1日13000歩」との2つを同時実施することにしましたが、その相乗効果が大きいのだと思います。以下それぞれのやり方をご説明します。

「朝バナナ・ダイエット」は朝食には通常の朝食を止めて、バナナと水を補給する。たったそれだけで、昼食以降は平常食となります。
バナナには食欲減退機能があり、2本も食べれば満腹感が生じ空腹の辛さはほとんどなく、3日も続ければ体が軽く・爽快感を感じるのは気分だけではなさそうです。
問題といえば、これまでの朝食といえば愛犬モモタロウと逗子海岸を散歩し、その後デニーズでの朝食というパターンでしたが、それがなくなったのがちょっと寂しいことぐらいでしょう。

「1日13000歩」は毎日その歩数以上を歩くことですが、これまでは歩くといえば愛犬モモタロウとの朝夕の散歩で補っていましたが、モモタロウもすでに10歳の老犬となり、それとともに散歩距離は少なくなりました。
結論からいえばモモタロウに頼りきった健康維持は無理な状態になり、自立走行の毎日でノルマをクリィアしています。
ダイエットといえば食事のみで行う方法もありますが、この年ともなれば基礎代謝が下がり、それがダイエットを阻んいる元凶のようです。そのため「1日13000歩」の目的はエネルギー消費だけでなく、筋肉強化でのエネルギー消耗の高い肉体を作ることもあります。
とはいえ1日の基盤の歩数・ゴロゴロ過ごす歩数はせいぜい3000歩、しっかり1時間半歩いて約1万歩なので、毎日1時間半の歩行と粗大ゴミのことくゴロゴロで、合わせて13000歩。それに気まぐれモモタロウとの散歩がブラスアルテァということになります。

今朝もバナナを2本食べて、自宅→材木座海岸→鎌倉駅と歩き、ちょうど1万歩となりました。
後は自宅でゴロゴロと、極楽浄土のような時間を送ることになります。


描いた絵を人に見せ.ることが、上達の道

2008-07-17 18:20:12 | 犬たち

描いた絵は人に見せましょう。
絵は描き終えてお終いではなく、その絵を人に見せてはじめて完了します。絵は元来人と人とのコミュニケーションのために存在するからです。
それだけでなく描いた絵を見せることは、上達のためのまたとないチャンスなのです。

 私が20代の頃はバリバリの広告制作のアートディレクターで、いろいろなキャンペーンの広告物を制作し、世に出してきました。
その当時の私は(今もそうかも?)才能より努力型のタイプでしたから、たとえば新聞広告を制作する場合も、あ~でもないこ~でもないと、のろまの亀さんのようにこだわり続け、悩み続けて制作していました。
ある朝いつものように眠気まなこで新聞を開けば、なんと私の制作した広告が載っているではありませんか!その瞬間、トランポリンで飛び上がったように成長します。
こだわり続けていたことが取るに足らないこと、軽く見逃していたことがとても重要なことなど、作品を観る自分の目は独りよがりの主観の眼ではなく、冷静に観る客観の眼に変わるのです。そして自分の欠点や長所をしみじみ知ることができるのです。

絵は「主観」と「客観」を行き来しながら上達していくのです。

描いた絵を人に見せる。そのこれまでの一般的な方法は、展覧会に出品することですが、会派の展覧会に出品できるまでが大変ですし、個展も準備等が大変ですので、それは先の話として、日々の作品を気軽に観てもらうために以下の方法をお薦めします。
上の絵の「実践偏21. 額に入れると、見違えるように魅力的に見える」での、描いた絵を気軽に額装にし、見せる準備を整えることです。
この額をあなたの家の一等地、たとえば玄関とか居間とかに常設し、新たな絵が出来ると額はそのまま、絵だけ差し替えるのはいかがでしょう。
お客さんが「素敵な絵ですね~!」とお世辞でも言えば、(少しは実力もついたかな、と思いながらも)「いや~、恥ずかしい限りで・・・」と頭をかけばいいのです。

 私の作品の展覧方法として、これまで4回個展を開催しましたが、どうも照れ屋で引きこもり、その上他人と同じことをしたくない私には個展は性に合わないようです。
そのためHPの「主張する犬・猫たち」を展覧会場と思って日々更新しています。
通常の展覧会と違ってインターネットの展覧会は、24時間・365日開催で、文章も入り、多用な展開が可能です。
まだまだこれからと思っていますので、末永いお付き合い、よろしくお願いいたします。

 

 


リアリティ溢れる写実画には、にじみ出る「個性」がある

2008-07-12 13:46:04 | 犬たち
絵を描く場合の「個性」とは意図して創り出すものではなく、ひたむきに創り続ける中で、自然とにじみ出てくるものではないでしょうか。
変わっていることや珍しいことを「個性」的という人もいますが、「個性」とはそんな軽いものではなく「人間性」や「生き方」の主張ではではないでしょうか。

私が絵を描くきっかけとなったのは、絵を観ることが始まりでした。絵を通して「個性」を味わう醍醐味を知ったからです。
60歳の定年退職から本格的に画家として絵を描き始めたのですが、絵を趣味として描き始めたのが50歳。それより数年前の40代前半、たまたま私の提案が通って子会社を設立することになり、私はその子会社の経営の任を負うこととなり、本社から離れて東京・銀座のど真ん中に事務所を設けました。
その当時の銀座は画廊のメッカ。事務所の周りに星の数ほどの画廊やデパート等の催事場があり、昼休みなどに観るとはなしに観るうちに、絵画鑑賞の面白さにのめり込んでいきました。
とはいえほとんどの絵は駄作。個展から協会展までのあらゆる絵画展の中から、キラリと光る絵がときたまあるのですが、それを探し出すのが面白くて、一回の昼休みで4.5軒の掛け持ち鑑賞の日々でした。
種々雑多な絵を観るうちに、ある傾向の絵に高い関心を持つようになりました。それは具象絵画です。その中でも圧倒するリアリティの絵に釘付けとなり、同じ絵を毎日毎日観続けることもありました。
レベルの高い具象画には引き込まれるような強烈な「個性」を感じました。多分その画家は徹底的に写実に全精力を傾け、「個性」など入れる余地などなかったに違いありません。つまり絵の表面で個性を押し殺した分、絵の後ろに画家の静かではありますが強い「個性」といいますか「人間性」を感じとることが出来ました。
抽象画やデフォルメされた絵はストレートに「個性」を表現しますが、私には具象画の主張を押し殺したところからにじみ出る「個性」の前では色あせてみえました。

飽きもせずの画廊や展覧会周り通して、確実に鑑賞眼も鍛えられていきました。それと同時に観ることだけでなく、描くことへの衝動に駆られるようになりました。それも思いっきりリアルな絵を描くことを。
この絵画鑑賞の時期が私の絵を描くまでのとても貴重なステップの時期でした。そして「トレース水彩画」を開発するヒントを得た時期でもありました。