ノー天気画家の本音生活 

これが私の生き方などとヤセ我慢するよりも、今日の風に流されましょう!

日本経済再生のための、わたしたち生活者の取るべきこと

2013-01-31 11:06:13 | 犬たち

安倍新政権は「アベノミクス」といわれる経済再生計画を最大の目玉として船出しました。
それは長期にわたりデフレと円高により苦しめられてきた日本経済を、一気にインフレ円安に替え、再び強い日本を再生しようとする大改革です。
とはいうもののそれは政府と経済学者などが、われわれの手の届かないところでおこなうのではなく、むしろ「アベノミクス」実現の主役は国民であり、政府と企業と国民が手を取り合って初めて成功への道が拓けるのです。
国会での安倍首相の所信表明演説の閉めの部分にそのことを言っており、その抜粋をご紹介します。

我が国が直面する最大の危機は、日本人が自信を失ってしまったことにあります。
確かに日本経済の状態は深刻であり、今日明日に解決できるような簡単なことではありません。
しかし、「自らの力で成長していこう」という気概を失ってしまっては、個人も、国家も、明るい将来を切り開くことはできません。

それでは日本経済再生のために、われわれ生活者はどのようなことをする必要があるのでしょうか?
以下「生活者に期待されていること」という項目でご説明します。

生活者に期待されていること.1

「アベノミクス」の政策を平たく言えば、2%のインフレになるまで果断なく策を講じていくことを言います。
それを生活者の視点から見れば、100円のモノを102円に、1000万円のものを1020万円の物価上昇となるわけですから、それなら「値上がりする前に買っておこう!」という行動となること、それが生活者に期待されていること.1の課題なのです。
いっそのこと、今がチャンスとばかり自動車の買い替えなどはいかがでしょう~か♪

生活者に期待されていること.2

生活者に期待されていること.1での需要喚起が推進されることや、インフレ円安という有利な状況により、輸出国家である日本の企業業績は好転します。
それにより給与が上がり、ますます購買意欲に直結していくこと、それが生活者に期待されていること.2の課題となります。
いっそのこと、住宅の大胆なリノベーションはいかがでしょう~か♪

生活者に期待されていること.3

日本人は貯蓄好きです。
しかし銀行預金はまだしも、タンス預金はお金が死んでいるのです。
経済再生とはお金の活発な循環により実現するのですから、購買や投資などとお金を積極的に活用すること、それが生活者に期待されていること.3の課題なのです。
インフレは株価を確実に上げますから、今がチャンスとばかり株の購入などいかがでしょう~か♪

経済再生のための生活者に期待されていることの1~3は、何のことはなく積極的にドンドンお金を使いましょうということになるのです。

人は先行き不安なときは貯金し、先行きが明るい見通しのときは、明日のチャンスに備えて購買する傾向にあります。

つまり経済の活性化の基本は、消費者の強い購買意欲があり、購買意欲の高揚には未来に対する展望があるからです。
そこには明るい明日への希望を信じるポジティブ思考が、経済活性化の大前提となるのです。
 

というわけで、お嬢さんは英会話の教室に、あなたはトレース水彩画教室に行くなどはいかがでしょう~か♪

 


新企画「心にしみる日本の風景)」を開始しました。

2013-01-21 10:42:04 | 犬たち

新企画「心にしみる日本の風景」という名前の新たな絵の制作を開始しました。
この中での「日本の風景」とは、日本のいろいろな風景を描くのですが、京都などの日本の伝統文化や、みんなが知っている名所などのいかにも日本といった風景よりも、できれば日常的な風景の中から自分なりの日本の風景を描いていこうと思っています。

それよりも「心にしみる」がこの企画のキーワードとなりますが、その言葉から私がすぐ連想するのは、なんといっても八代亜紀さんの「舟歌」となります。
あの歌が流れると、私は吸い込まれるように、傷だらけの人生を歩んできた孤独な男そのものに変身し、歌が心にしみて目頭が熱くなってくるのです。
それは八代亜紀さんの歌のうまさもさることながら、この歌の作詞をした阿久悠さんの力が大きく寄与しているのではないでしょうか。

     お酒はぬるめの燗(かん)がいい
       肴はあぶったイカでいい
         女は無口なひとがいい
           灯りはぼんやり灯りゃいい
     しみじみ飲めばしみじみと
       想い出だけが行き過ぎる
         涙がポロリとこぼれたら
            歌いだすのさ舟歌を~♩

私の若かりし頃、その阿久悠さんと何度もお会いし、何度かごちそうになりました。
それは阿久悠さんの所属する事務所と仕事をしていた関係から、その事務所の社長さんが私に気を留めていたこともあり、阿久悠さんもそんな私たちから多少は何かのヒントでもあるのではと思ったからかもしれません。
その当時の阿久悠さんは当代一のヒットメーカーで、作詞した数は5000曲以上、尾崎紀世彦の「また逢う日まで」、都はるみの「北の宿から」、ピンクレディの「UFO」をはじめ、沢田研二・菅原洋一・森進一・五木ひろし・石川さゆりなどのベストヒットソングメーカーをほしいままにしていただけでなく、小説においても数々の賞を受賞されました。

その阿久悠さんは口数も少なく物静かで、ニコニコ笑いながら私たちの話の聞き役に徹していました。
しかし見かけはごっつい顔のおじさんそのもので、とても当代一のヒットメーカーには見えませんでしたが、その無口な彼の少ない話の中から、ボソボソと彼の関心領域がが見えてきました。
たとえばその当時マスコミを賑わしたある殺人事件の話では、なぜ彼は殺人という行為に走らざるをえなかったのか?という疑問に執拗にこだわったのが印象的でした。

つまり彼の視点は総じて、勝者よりも敗者に、強者よりも弱者に、歓びよりも悲しみを思考の出発点としているいることを発見し、それが歌詞の切り口でもあることが推測されました。


つまり「心がしみる」ことは「共感すること」であり、「共感すること」は人間には表と裏があるとすれば「裏の中」に、陽の当たる部分と日蔭があるとすれば「日蔭の中」にあり、それが彼の歌詞の根底をなしていることを知ったのです。

これまでは「心にしみる歌」の話でしたが、私の課題は「心にしみる絵」を描くことにあり、正直言ってたいへんなことを勝手に宣言してしまって、大丈夫かなとも思っています。
それでは「心にしみる日本の風景」はどんな絵なのか、これまで描いた絵の中から3点を選び、今回の「心にしみる日本の風景」に掲載しました。ぜひご覧ください。


それとともにこれからの「心にしみる絵」の新たな挑戦を見守っていただければ幸いです。

 

 


絵画の世界が停滞する中、今年はトレース水彩画が活躍する予感がします

2013-01-08 02:34:10 | 犬たち

 

私の著作本「水彩画革命」が、インターネットの中古本市場で、定価の2~5倍の値で売買されていました。

私の知らないところからトレース水彩画への関心の波が起こりつつある、その証とも取れる現象だと思っています。

 

私はこれまでトレース水彩画に関して8冊の出版の著作をし、累計14万部発行してきました。
部数の多さは、数年前に起こった「ぬり絵」ブームに便乗したことが大きく、そのブームが消え去った後からは売れ行きも芳しくなく、最後の著作「水彩画革命-トレース水彩画で描く湘南・鎌倉の12カ月」(上の写真・東京地図出版・定価1400円)は3年前に発売されたのですが、苦戦しているという話を聞き、イヤなことは忘れることにして関心領域から完全に消えていました。
お正月は退屈なものでパソコンをいじっていたら、偶然にも「水彩画革命」のあの本の中古本が5000円以上の値がついているのを発見し、「ウソだ!」とばかり調べるてみると、複数のサイトがびっくりする値段で売られていることが確認されました。
つまり売れ行きに苦戦と言われていたあの本が、在庫本のすべてを売り尽くし、中古本市場でも高値になっていたんですね。

 

50歳過ぎでトレース水彩画の画法を開発したのですが、その開発の動機は単純でした。
第二の人生を画家として歩きたいと思っていたのですが、それには特別な技能やオリジナリティがなければ難しいこともわかっていました。
そのため絵を描く上で最も難しいデッサンを完璧にそして簡単に描ける画法を開発できれば、なんとか道が拓けると確信し、開発したのがトレース水彩画でした。
そして60歳の定年退職から本格的な画業に専念し、69歳の今にいたるまで水彩画をより簡単によりレベルアップして描くための技術開発をおこなってきました。
そのすべてがHP「動画で納得、トレース水彩画」に入っています。最新の技術開発をぜひご覧ください。

 

私はどの分野においても、古い技術の世界に新しい技術が進出し、かつ新しい技術が圧倒していれば、紆余曲折はあるものの、必ずや新しい技術か古い技術に取って代わると確信しています。
つまり従来の水彩画の描き方より、トレース水彩画のほうが明らかにレベルの高い絵を、それも簡単に描くことができます。それは明らかです。
とはいうものの絵を描く(描きたい)多くの人(ほとんどの人)が、従来の描き方にこだわっており、それがトレース水彩画普及のための最大の壁となっていました。

そんな中、数年前より絵画人口の減少化が顕著になってきました。
その理由は趣味の多様化と簡単に楽しめる流れの中で、絵画の持つ難しさと面倒くささ、特にデッサンの難しさによって、趣味としての絵画は時代から取り残されつつあります。
その救世主としてトレース水彩画が貢献できれば、私の想定する「筋書」となるのですが、今年は勝負の年となりそうな予感がします。

・・・といわけで、これから打って出るいい知恵がないでしょうか。