安倍新政権は「アベノミクス」といわれる経済再生計画を最大の目玉として船出しました。
それは長期にわたりデフレと円高により苦しめられてきた日本経済を、一気にインフレ円安に替え、再び強い日本を再生しようとする大改革です。
とはいうもののそれは政府と経済学者などが、われわれの手の届かないところでおこなうのではなく、むしろ「アベノミクス」実現の主役は国民であり、政府と企業と国民が手を取り合って初めて成功への道が拓けるのです。
国会での安倍首相の所信表明演説の閉めの部分にそのことを言っており、その抜粋をご紹介します。
我が国が直面する最大の危機は、日本人が自信を失ってしまったことにあります。
確かに日本経済の状態は深刻であり、今日明日に解決できるような簡単なことではありません。
しかし、「自らの力で成長していこう」という気概を失ってしまっては、個人も、国家も、明るい将来を切り開くことはできません。
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それでは日本経済再生のために、われわれ生活者はどのようなことをする必要があるのでしょうか?
以下「生活者に期待されていること」という項目でご説明します。
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生活者に期待されていること.1
「アベノミクス」の政策を平たく言えば、2%のインフレになるまで果断なく策を講じていくことを言います。
それを生活者の視点から見れば、100円のモノを102円に、1000万円のものを1020万円の物価上昇となるわけですから、それなら「値上がりする前に買っておこう!」という行動となること、それが生活者に期待されていること.1の課題なのです。
いっそのこと、今がチャンスとばかり自動車の買い替えなどはいかがでしょう~か♪
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生活者に期待されていること.2
生活者に期待されていること.1での需要喚起が推進されることや、インフレ円安という有利な状況により、輸出国家である日本の企業業績は好転します。
それにより給与が上がり、ますます購買意欲に直結していくこと、それが生活者に期待されていること.2の課題となります。
いっそのこと、住宅の大胆なリノベーションはいかがでしょう~か♪
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生活者に期待されていること.3
日本人は貯蓄好きです。
しかし銀行預金はまだしも、タンス預金はお金が死んでいるのです。
経済再生とはお金の活発な循環により実現するのですから、購買や投資などとお金を積極的に活用すること、それが生活者に期待されていること.3の課題なのです。
インフレは株価を確実に上げますから、今がチャンスとばかり株の購入などいかがでしょう~か♪
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経済再生のための生活者に期待されていることの1~3は、何のことはなく積極的にドンドンお金を使いましょうということになるのです。
人は先行き不安なときは貯金し、先行きが明るい見通しのときは、明日のチャンスに備えて購買する傾向にあります。
つまり経済の活性化の基本は、消費者の強い購買意欲があり、購買意欲の高揚には未来に対する展望があるからです。
そこには明るい明日への希望を信じるポジティブ思考が、経済活性化の大前提となるのです。
というわけで、お嬢さんは英会話の教室に、あなたはトレース水彩画教室に行くなどはいかがでしょう~か♪