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世界の名画が5点ありますが、イメージできる絵が何点ありますか?
1、 レオナルドダヴィンチ 「モナリザ」
2、 ミレー 「落穂拾い」
3、 モネ 「睡蓮」
4、 ゴッホ 「ひまわり」
5、 ムンク 「叫び」
これは某TV局の番組の中で、上記の名画5点をフランス人と日本人双方に見せて、作者は誰か?という質問と回答がその内容でした。
その結果、日本人のほとんどの回答者は画家の名前を知っており、題名までも全問正解した人もいました。
一方フランス人の方は、さすがに「モナリザ」は知っているものの、他の多くの作品の認知度は低く、「どこかで見たことがあるかもしれない・・・」という程度で、圧倒的な日本人の勝利となりました。
TVの筋書きではフランス人の芸術的素養の高さをクイズを通して証明したかったらしいのですが、結果は逆となったわけで、「こんなはずでは」と慌てふためいて番組は終わりました。
それではフランス人は日本人と比較して、ほんとうに芸術的素養が低いのでしょうか?
絵の鑑賞でいつも私が心がけていることをお話します。
まずすべての雑念を払って、真っ白な心で絵に向かいます。
そして絵の向こう側にいる画家と鑑賞する私は、1対1で真剣勝負の対話を始めます。
画家は絵を通して私にテレパシーを発信し、私はそれを全身で受け止める・・・そのうちに私の体の隅々から静かな感動に満たされてきます。
すばらしい映画を観た後のように、すばらしいコンサートでの感動したように・・・。
ここで言うすべての雑念の中に知識や情報があり、画家の知名度、肩書き、世間的評価や販売価格などがそのひとつです。
絵を鑑賞するには感性がすべてで、知識は感性を阻害する雑念そのものなのです。
暗記型教育で育った日本人は、芸術においても芸術関連の知識には強いものの、芸術の本質である感性を汲み取る能力が必ずしも強くないようです。
芸術関連の知識で日本に敗北したフランスですが、芸術の本質である感性ではフランスは日本の比ではありません。
前記の質問でも、フランス人にとっては「誰が描いたのか?」は芸術の本質から遠く、ほとんど関心などないのです。
明治以来日本の多くの画家がフランスを憧れてきた理由は、芸術の本質にあるようです。
なぜそれほどまでに画家たちがフランスに惹かれるか、それを確かめたくて私も何度かフランスへ旅しました。
そこでわかったことは、フランスは圧倒的な芸術的環境に恵まれていることでした。
上の絵はフランスの田舎の風景なのですが、どこを切り取ってもカッコよく、そして美しいのです。
フランスは芸術家にとても寛容で、彼らを暖かく育成しようという気風があり、私にはフランス人的個人主義は芸術的精神そのものに映りました。
あなたも一度すべての雑念を払って、真っ白な心で絵を鑑賞してみてはいかがですか。
絵は「感性」がすべてで、「知識」は阻害要因そのものです。・・・を読ませていただき共感しました。
私も アカデミックではなく 形式にとらわれず 子供の純粋な感性で描き 知識が感性を妨害せずに魂からのアートを表現してきました。以下私関連のサイトですので宜しくお願い致します。
ギャラリー https://www.premioceleste.it/pipityamamoto
ブログ http://pipityamamoto.blog.fc2.com/
経歴 受賞歴 http://buffa.net/category/artists/painter/
展示会 https://koten-navi.com/PipitYamamoto
常設展 http://銀座画廊.jp/artist/ヤマモトピピ/5
ネット販売 http://www.art-meter.com/profile/?UserID=02326
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