ノー天気画家の本音生活 

これが私の生き方などとヤセ我慢するよりも、今日の風に流されましょう!

自然の恵みの豊かさを堪能できる一本の木

2011-06-24 08:19:01 | 犬たち

 

ターキッシュブラックという名前の木をご存知ですか?

 

その木は桑の木の仲間で、通称「大実の桑」というように実が大きいのが特徴で、私たちの知る桑の実はせいぜい1cm程度の大きさですが、ターキッシュブラックの実は3cm以上と大きいのです。

この木には手軽に自然の恵みの豊かさを実感できる、魔法のような魅力を持っています。

 

自然の恵み① 収穫量が半端ではありません

わが妻は聞きなれないこの木の苗木を、好奇心いっぱいで庭の片隅に植えたのが3年前でした。

その後2年を経て(昨年のこと)10個ほどの紫の実が熟したのですが、試食する前にリスに食べられてしまいました。

そして今年、木の高さは1mほどに成長したのですが、その枝には無数の白い実が生り、それがどんどん大きくなるとともに白い実が・赤・紫とたわわに成熟し、6月に入ってからは3日に1回の収穫を重ね、合計すると少なくともバケツ一杯以上の収穫がありました。

苗木からこんな短期間にこれほどの量の収穫のある果樹は、ちょっとないのではと感動しました。

 

自然の恵み② とても美味なのです

わが妻は(自給自足まではいかないものの)いろいろな野菜や果実を育て、そしてそれを食卓に出しています。

その中でたとえばジャムとしては、庭で育ったブルーベリー、ジュンベリー、梅、カボス、ゆず、夏みかん、それに庭の巣箱でミツバチを飼っていて、その蜜のジャムも自慢の一品となっています。

しかしターキッシュブラックのジャムの味は癖がなく上品で、おいしさではわが家の最高の味と全員一致の意見です。

 

自然の恵み③ 中高年の健康にとてもよいのです

ターキッシュブラックの効能を一言でいえば、中高年に陥りやすい生活習慣病に対応した効果があるといえます。

抗酸化作用が高いアントシアニンやポリフェノールを多く含み、カルシュウム・鉄・カリウム・ビタミンの含有が高いことがそれを証明しています。

私は高血圧気味なのですが、毎朝食にヨーグルトに混ぜて食べていますが、血圧の数値が下降線をたどっているのも、この効果が出ているのではないかと思っています。

 

一家に一本、ターキッシュブラックの木

 

ターキッシュブラックは成木となっても2~3mとそれほど大きくなく、美しい木ですから観賞用としても楽しめます。

隣近所におすそ分けして痛感したのは、どの家もこぞって「私も苗木から育てたい!どこに売っているのか教えて!!」という声があがったことです。

この木は日本ではめずらしいらしいのですが、インターネットを調べるとありました!ありました! タキイネット通販 で販売していますので、あなたも自然の恵みを堪能する生活をしてはいかがですか。

 

 

 


重い荷物を思い切り捨てて軽くする、それが豊かな老化の生き方

2011-06-18 16:39:52 | 犬たち

 

体力の衰えをまざまざと感じた話です。

いつものようにタラタラ散歩していると、後ろから幼児の一団が追いかけてきました。

近くの託児所の遠足とのことで、下は3才児・上は5才児の40人程の早足というより小走りでの遠足でした。

そんな孫のような園児から「おじちゃんもいっしょに行こうよ!」とのうれしい誘いを受けたので、私も必死にグループに付いていったのですが、ドンドン離されていき、荒い呼吸とともにいっしょに歩くのをあきらめざるをえないことになりました。

つまり68才の私は3才の幼児に負けてしまったわけで、肉体の衰えを実感した出来事でした。

肉体の衰えを老化と言うならば、何事にもポジティブシンキングの私は、知恵と工夫とプラス思考で、老化には老化としての人生後半をより豊かに過ごす生き方があるのではないかと思っています。それは・・・

 

これまで背負ってきた重い荷物を思い切り捨てて軽くする、

それが豊かな老化の生き方です。

 

ここでいう荷物とは、衣食住などの生活上の物や金銭だけでなく、社会的地位や責任、慣習や伝統・流行・情報へのこだわりなど、私たち人間の作った文明そのものをいいます。

 

私の絵画教室の生徒さんで88才のおじいさんがいました。

彼の人生は波乱万丈そのもので、戦後の焼け野原の中から会社を立ち上げ、大企業へと発展させてきました。

そんな彼も年とともに経営権を息子さんに譲り、資産も処分し、社会的役職も整理して、夫婦二人でつましい生活する道を選んだのです。

それはまさしく背負ってきた重い荷物を捨てることが、より豊かな人生を生きるための選択と判断したに違いありません。

ある時、教室で年賀状の絵の話になったのですが、彼は数年前から年賀状を出していなく、その理由として「人間の絆を整理するために、年賀状といえども連絡をしない」とのことで、最終的には「霞を食って生きる仙人」に近づくことが、残された年月の仕事だとおっしゃっていました。

 

私の半生を振り返れば、どの年代もそれなりに充実していたのですが、何といっても圧倒的にこの60才代(まだ68です)が充実していました。

その理由は簡単です。

60才でリタイアし、思いっきり荷物を捨てて60才台を迎え、その後も気が付いたモノからドンドン捨てて、身軽になってきたことにあります。

それは「モノから心へ」という言葉に該当するかもしれませんし、「シンプルライフ」という言葉が似合うかもしれません。

 

もしこれからも「霞を食って生きる仙人」のような生活を目指すなら、60才台より70才台・70才台より80才代と、ますます充実した人生を送ることができるような気がします。

 


政治能力の未熟さが民主党をダメにした

2011-06-11 09:22:36 | 犬たち

 

私は民主党に本当にガッカリしています。
長い間自民党政権が続いたことにより、日本はあらゆる部分で行き詰まりに来ていました。
そんな中で政権交代した民主党は、新鮮で力強い日本を構築していくと宣言し、私たちも大いに期待しました。
しかし2年たった今、内閣支持率は低迷し、次の衆議院選挙では野党に逆戻りすることが確実視されています。 


その原因はなんだったのでしょう?
れは国家ビジョンや政策などの高度なレベルの問題というより、それ以前の2人の首相(民主党党首でもある)としての能力の未熟さにあったからだと思っています。
その象徴として、2人の首相の2つの発言を取り上げてみます。
 

発言① 「最低でも県外」 

この発言は鳩山さんの野党時代からの言葉ですが、野党の立場では政権がないが故に実行するチャンスがないのですから、甘い蜜のような発言でも許されるのですが、政権与党となれば公約したことは実現しなければならない義務が生じるのです。
その彼が政権政党のトップになってからも「最低でも県外」と同じ発言をしました。
政治に素人の私でもあの公約は現実不可能と思ったのですが、彼には実現の可能性が見えていたのでしょうか?
結果として公約を果たすことが出来ず、それが大きな理由となり退陣を余儀なくされました。
そのように鳩山首相は理想論者のような発言と、その発言の撤回に終始し、その度ごとに国民は愛想を尽かせていったのです。
 

発言② 思いつきでの「消費税を10%に」 

この言葉は参議院選での演説に突然首相の口から出たもので、この発言を契機にようやく上昇してきた民主党支持の数字が急落し、参議院選の大敗北となったのです。
消費税の引き上げは最重要な政治課題であり、与野党の論戦、行政府の多面的な対応策、そして国民の合意形成と、膨大な時間と労力を経て煮詰めるものですが、菅首相の発言は何の根回しもなく彼個人の思いつきによる発言であることが露呈し、「消費税10%」より「思いつき」への不信感が支持率の急落に繋がったのです。 
そのように総じて思いつきでの発言が多く、行政という巨大組織を活用しようとする認識が弱いため、特に東日本大震災での対応は目を覆うばかりの悪評となりました。
内閣不信任案の提出では、与党からも賛同者がでるほど深刻化したのですが、その最大の理由はどうもそこにあったようなのです。
 

民主党には3つのチャンスがあったとすれば、1の鳩山政権と2の菅政権は上記のような評価で終りました。
そして最後に残されたチャンスは1つ、(それは誰が首相になるかはわかりませんが)次期政権が起死回生のホームランまではなくても、確実なヒットを打つことにより国民の信頼を少しでも回復して、次に希望を繋いで欲しいのです。 

歴史的視点から見れば、民主党には日本再建のための大手術という重要な責任があったハズです。
しかし意に反してそのまま民主党が短命で終わるとしたら、日本にとっての大きな「悔い」として歴史に刻まれるのではないかと思うのは私だけでしょうか。

 


日本が石油産出国になる!

2011-06-04 17:13:23 | 犬たち

 

福島原発事故以来エネルギー政策の転換点として、新たに脚光を浴びるているのは自然再生エネルギーで、その中でも太陽光発電が注目されています。

私の住む神奈川県知事選での現知事の公約は、4年間で県内だけで200万戸の家庭に太陽光発電を実現させるということで、当選したからには実行すると明言しています。

しかし計算してみると、施設費用は1戸あたり200万円前後とのことで、200万戸×200万円=4兆円となり、そんなお金をいったい誰が工面するのでしょうか?

その上山手線内をギッシリと太陽光発電パネルを敷き詰めても、ようやく原子力発電一基分の発電量と同じとのことで、その他の発電も似たりよったリで、代替エネルギーを考えるだけでも気が滅入るほど前途多難なのです。

そんな先行きが真っ暗闇の中、一条の光明が見えてきました。それは・・・

 

日本が石油産油国になる、そんな可能性があるのです。

 

その話の主役は藻です。水の中にある藻屑といわれるあの藻です。

藻類の研究では世界の第一人者・筑波大学大学院教授の渡邊信氏は、極めて特色のある藻を発見しました。

その名を「ボトリオコッカス」といい、淡水に生息する藻で、光合成ではなく排水などからの有機物を餌として生育する藻です。

その特色は、生存活動の中で特殊な液体を排出するのですが、その液体は原油そのものといってもよく、複雑な行程を経ずして通常の石油としてそのまま利用できるのです。うそのような本当の話なのです。

もうひとつの特色は、バイオ燃料として極めて生産性が高い、つまり面積当たりの収穫量が多いということです。

バイオ燃料としてはトウモロコシに代表されますが、そのトウモロコトより200倍以上の生産効率があり、たとえば日本には38万ヘクタールの休耕地がありますが、その5%をボトリオコッカスの生育に当てれば、日本の石油輸入量2億トン相当が産出できることになるのです。

ボトリオコッカスは光合成しませんから、休耕田だけではなく工場などのタンクでも生産できるため、世界をリードする巨大なエネルギー産業として、経済的インパクトも非常に高いのです。農業再生の道も拓けるかもしれません。

それはとりもなおさず日本のエネルギー需要を充分満たすだけでなく、世界への石油を輸出する産油国となることも夢ではなくなったのです。

 

その最大のポイントは、実用化のための時間短縮にあります。

実験段階としては飛行機のジェット燃料やトラクター、自動車などで成功しており、品質には問題はないのですが、最大の問題はコスト面にあります。

10分の1までに引き下げなければ現有の石油と競えませんが、生産から加工・販売までの全工程を見直せば、決して不可能ではないとのことで、日本を代表する電力・石油・自動車・食品・農業などの50社以上の企業が「オールジャパン」として共同研究に入ったところです。

日本の将来を担う産業として期待しましょう!

 

日本の凄いところは、絶体絶命の中から一条の光を見つけて、ピンチをチャンスに変える「知恵と根性」があることだと、常々思う私なのです。