ノー天気画家の本音生活 

これが私の生き方などとヤセ我慢するよりも、今日の風に流されましょう!

インターネットを展覧会場とすれば、新しい可能性が広がる

2009-12-28 16:29:24 | 犬たち
日本画家の最高峰が一堂に立って競い合う展覧会「院展」を観てきたのですが、2つの点で驚かされました。
ひとつは、「え~!これが~!」と驚くほど作品のレベルが落ちていました。昔と比較すれば、気迫からして差が出てしまいました。
もうひとつは、その反対に「なんだ!これは!」というほど、作品が大きくなったことです。このバカでかい絵がかけられる場は、公共施設等は予算の大幅縮小なのでその可能性は低く、それではと普通の住宅にかけられれば、絵の全体像を観るには、家の外に出て見るしかない大きさなのです。
「院展」は、伝統にしがみ付いているうちに、時代潮流の変化、社会動向の変化、人の志向の変化に大きく取り残されて、そのうち忘れられるのではと思うのは私だけでしょうか。

私は展覧会での絵の発表は一切しないことにしています。
なぜなら、展覧会で発表することが画家としての常道であり、私は常道だけは歩まないと決めており、たえず異端の道を歩きたいからです。
画家は作品を発表することは必須条件ですが、私はインターネット一本で発表することにしています。そこに通常の展覧会よりはるかに多くの可能性を感じるからです。しかし現実は出版化がなされたため、実際はインターネット+出版物が私の作品発表の場となりましたが・・・。
インターネットでの発表となれば、大きな絵を描く必要はなく、むしろ小さく描くほうが線画とのバランスがよく、A4サイズに収まる大きさがピッタリするようです。
インターネットでの展覧会の特徴は、24時間オープンで、世界中の人が自由に観ることが出来ます。新しい絵の更新も自由で、絵に言葉を添えたり、企画化することも出来ます。
コメントなどの相互の更新も可能で、これからいろいろの可能性が広がっていく世界なのです。

たとえば、上の絵は来年の干支であるトラの絵を描いたものです。
年賀状に描くイラストの参考としてこれらの絵を利用したり、もしくはそっくりそのまま年賀状のイラストとして転用することも出来ます。
このサイトへのアクセス数は、年末になるに従いものすごく多く、それだけ多くの方がこの絵を楽しんでいることになるわけです。
私はインターネットの絵を通して、自由に人が交流し、生活の中で身近に楽しめるそんな絵の世界を築いていきたいのです。

「ユーグレナ」は地域を救う!

2009-12-24 09:36:40 | 犬たち
ブログでのアクセス数は、更新した直後は多いものの、日を追って減少していくのが普通ですが、前回のブログ「ユーグレナは地球を救う!(12/19)」は、日を追ってアクセス数が増大していっており、ちょっと驚いています。
それは「ユーグレラ」に高い関心があるからに他ならず、今回のプログはその勢いで続編を書きますが、このブログではじめて「ユーグレラ」という言葉に出会った方は、前回の「ユーグレナは地球を救う!(12/19)」をご覧になった後で、このブログをご覧になることをお薦めします。

ユーグレナは強いCO2吸収力と、強烈な繁殖力があるのですが、その活用の仕方はアメリカと日本では大きく違っています。
アメリカは大豆やトウモロコシよりはるかに効率の高いバイオエタノールとして、NASAを中心に研究開発が進み、航空機の燃料として政府の厳しい試験に合格するまでの段階まできています。
一方日本では、エネルギーとしてではなく、食料としての研究が進み、「ユーグレナ」の特色である植物と動物の2つの特色を兼ね備えた食品として、クツキー・バスタ・漬物・健康食品のサプリメントとしてすでに生産と販売がなされ、健康食品としての質の高さから好調な販売とのことです。

そんな注目の中、ユーグレナの計画的生産に成功したのは世界でただひとつ、日本のベンチャー企業 ㈱ユーグレナ だけです。
同社は石垣島に工場を建設し、すでに生産を開始しています。直径45メートルの円形のプールを14個持ち、各円形プールは時計の針のようなものでたえず攪拌させながら繁殖を促進させ、そこで繁殖したユーグレナの緑の液をろ過して抽出・乾燥させ、袋詰めをして全国の食品会社・製薬会社に出荷しています。

ユーグレナは代替エネルギーとしても、食品としても大きな期待の中にあり、これからの課題はひとえに生産の拡大により、他国の追従を大きく引き離すことにあります。
専門家によると現在の14個のプールが1万個まで拡大できれば、既存の石油やエネルギー、そして食品産業にインパクトを与えられる規模となるのではないかと言っていました。
直径45mのプールですから、50㎡に1個のプールの敷地とすれば、100m四方では4個、1㎞四方では400個となり、1㎞四方の敷地が25個もあれば1万個になるわけです。
つまり1㎞四方400個のプールを1ユニットとして、25箇所の地域おこしが成り立つわけです。

この産業は、土地を有効活用した藻の繁殖事業ですから、休耕田の多い過疎地に最適な農業といえます。
農業といっても事業としてのデータがないため推測に過ぎませんが、これまでの農業に比較して、高収益を上げるコストパーフォーマンスの高い事業のような気がします。

もしこの計画が進めば、日本の悩みでもある食糧自給率の向上、新エネルギーの確保、そして地域の地盤沈下に貢献できるかもしれません。
そして地球のCO2を吸収して温暖化を阻止する、リーダーカンパニーとなれるかもしれません。


「ユーグレナ」は地球を救う!

2009-12-19 10:32:38 | 犬たち
「ユーグレナ」って知っていますか?
ユーグレナを日本語ではミドリムシといいます。淀んだ緑の沼の正体であり、アメーバやゾウリムシなどとともに、顕微鏡でよく見かけるあの生物です。
日本のベンチャー企業がそのユーグレナの計画的繁殖に成功したのですが、これは温暖化対策や食料問題、代替エネルギー問題を一挙に解決する、地球の深刻な諸問題に一石を投じる快挙だと思います。

ユーグレナは動物でありながら、植物の持つ葉緑素を持っており、炭酸ガスを吸収して酸素に変える光合成をおこなう機能を持っています。それも炭酸ガスの吸収力は草や木などの地上の植物の数十倍の力を持っているのです。
それだけではなく、炭酸ガスさえあれば、試験管1本のユーグレナは1ヶ月でプール一杯にまでになるほどの猛烈な繁殖力を持っているのです。

そのベンチャー企業は、実験ではなく実質的なビジネスとしてすでに活動しています。
近くの火力発電所から排出される炭酸ガスを水に溶かして、ユーグレナのプールに流し込むことにより、炭酸ガスをむさぶるように食べて増殖したユーグレナを大量に収穫できることとなるのです。
もちろん、火力発電所からの炭酸ガスが削減されるのは当然ですが・・・。

収穫されたユーグレナは抜群の栄養食です。
カロリーは低いだけでなく、アミノ酸やDHA・ビタミンを多く含み、理想の食材としていろいろに商品化されています。コンビニなどで発売されているユーグレナ入りクッキーはとても売れているとのことです。その他HPで「ユーグレナ」で検索すれば、いろいろなサプリメント商品が載っています。

それだけでなく、ユーグレナを簡単な操作により、軽油に近い良質なオイルが生産できるのです。

このユーグレナ・プロジェクトは多面的な産業に関連しています。
食品加工業・農業・建設土木業・エネルギー産業・・・地球の救世主となる、未来を拓く産業になるかもしれません。

いろいろ問題はありますが、民主党さん、がんばって!

2009-12-16 16:18:35 | 犬たち
鳩山内閣にはいろいろな問題が噴出し、批判の渦の中にありますが、長期的視点での日本の将来を考えると、民主党政権で未来を拓く以外に道がないと思っています。
現状では間違っても自民党政権に戻るという選択はありません。日本が大きく後退するからです。
ちなみに私の支持政党は特定してなく、保守でも革新でもなく、中道といったところですが。

50年以上続いた自民党政権は、戦後の焼け野原の日本をこれほどまでに豊かで文化的な国にした功績は認めますが、ここ10年を見れば、功績よりも弊害のほうが大きくなっていったような気がします。
小泉政権時は自民党政権は限界に来ており、「自民党をぶっ壊す!」と言って自己改革を旗印に何とか持ち応えたものの、次の阿部、福田、麻生政権が短命に終わったのも、政権政党としての限界を過ぎていたからだと思います。
特に麻生総理のひどさはそれに拍車をかけたようです。

とはいえ、私からみる民主党政権のいいところと、よくないところがあります。

いいところ
●これまでの自民党政権と官僚の長い体制の中で癒着が生じ、権限の乱用や税金の無駄遣いが横行しており、それらを一掃して、ムダのないコンパクトな行政の新体制を構築しようとしていること。
●アメリカ一極体制から、中国を入れた二極体制へ舵を切っていること。
●地方分権が積極的であること。

よくないところ
●政策のほとんどは、「弱者救済」の政策であること。
国際競争力のある強者の人材が育ち、社会が活性化し豊かになることにより、結果として最高の弱者救済となるのではないでしょうか。
●経済や産業、科学技術に関する戦略があやふやで、よく見えないこと。

普天間基地問題がマスコミを賑わせていますが、私は決定を先送りする結論も立派な結論だと思っています。
これまでの対米には日本はあまりにも忠実なYESマンでした。外交とは日本とアメリカは対等であることが前提であり、その上での協力ではないでしょうか。
普天間基地問題はアメリカにそのことを示す、またとないパフォーマンスと私には映りました。


私の「人生の節目」となるような本が出来そうです

2009-12-13 18:12:15 | 犬たち
わが著作の出版のすべての原稿を、出版社である東京地図出版社に納品し、私の仕事はほぼ終わりました。
発売日は来年1月27日、2月には全国の書店に並ぶことになりました。
とはいえ、まだ題名は決定してなという宿題が残っていますが、これからの作業の中心は私の手を離れ、出版社やデザインプロダクション、印刷所の作業となります。
紆余曲折を経ながらここまでにいたりましたが、
その内容は、私のすべての能力と、すべての情熱を出し切った手ごたえを感じています。
そして、この本が発売されれば、なにか新しいことが起こり、私の次への新世界が拓かれる、そんな予感を感じています。

人生には節目があり、節目を境にその先の人生が大きく変るとたら、この出版が次への節目の時と感じています。

たとえば私のこれまでの節目をあげるとするならば、
美術大学に合格したとき
電通に入社し、デザイナーになったとき
自分の提案が通り、新会社を設立し、その役員となったとき
画家になろうと決めたとき
・・・そして8冊目の本が発売されたとき

どうしてこれまで出した7冊の本ではなく、次に出す1冊の本がそれほどまでの価値がある本なのでしょうか?
それは、その出版内容をご覧いただければわかります。
この出版は私のこれからの人生にとって大きな「人生の節目」となる、そんな評価をいただければ幸い!、と思っています。