あけましておめでとうございます。
正月早々ちょっと堅苦しい話ではと思いながらも、私の座右の銘ともいえるこの言葉を紹介します。
人は知らず知らずのうちに、最良の人生を選択している
これは放送作家の小山薫堂さんの言葉ですが、私は行き詰まったり自信を失いかけたりするときにこの言葉を口ずさむと、天才バカボンの鉢巻きお父さんが「これでいいのだ!」と叫ぶ、そんな気持ちになり、やたら元気が出るのです。
その言葉の意味することを上の絵のような樹木に例えれば、大地にすっくと根を張り、太陽の光をいっぱいに浴び、絵のモデルにまでになれるそんな恵まれた木などは、ごくまれな木ではないでしょうか。
たとえば雑木に押しやられて肩身の狭い木、嵐で幹が折れて傷ついた木、開発によりコンクリートの谷間に立つ木・・いろんなハンデを背負いながら、それぞれの木は必死に太陽の光を求めて枝葉を伸ばし、それぞれがそれぞれの状況の中で最高の生き方をしているのです。
私たち人間にも、人それぞれが多様な悩みや苦しみを抱えながら生きているのですが、その誰もが様々な条件の中で、よりよい人生を模索しているのではないでしょうか。
今、私たちの存在は過去と未来の狭間にいるわけですが、過去をふりかえれば、過去とは過ぎ去ったものであり、過去の事実を変えることはできません。
しかし過去の事実は変えられないのですが、「過去の評価」は変えることができるのです。
そしてそこに最良の人生を選択できるチャンスがあるのです。
たとえば過去に同じ失敗をした2人の若者、AさんとBさんがいるとします。
Aさんはその失敗は自己の無能さと評価し、消え入るように萎縮してしまいました。
Bさんはあの失敗は自己の飛躍への試練と評価し、その弱点を強化することに勤めました。
Aさんは悪いほうに悪いほうに考えるマイナス思考で、Bさんは良いほうに良いほうに考えるプラス思考の傾向があります。
未来は過去の流れの中にあるわけですが、「過去の評価」をポジティブシンキング=プラス思考でとらえることは、その失敗をプラスに置き換えて生かすことになるわけで、AさんよりBさんのほうが大きく未来が拓けるということになります。
つまり明るく前向きに考えること、そこに最良の人生を歩む道が拓けるのではないでしょうか。
笑う門には福来たる