我が家のミツバチ遍歴をたどれば、3年前に「ホントかな?」と恐る恐る庭の隅に巣箱を設置したところ、なんとミツバチが入りました。
2年前に分家し、合計3つの巣箱で大いに賑わい、ハチとハチとがハチあわせの状態と全盛期となりましたが、一転、ミツバチの天敵であるオオスズメバチの襲来にあい、無残にも全滅しました。
しかし昨年は新たにミツバチが入り、ホッとしたのもつかの間、一家もろとも家出してしまいました。どうもオオスズメバチの臭いが残っていたのかもしれませんでした。
今年は巣箱を徹底的にリフォームし万全の体制で臨みましたが、4~7月の繁殖シーズンになってもいっこうに入る気配がなくあきらめかけていたのですが、最近になってようやくミツバチ一家がやってきました。
一家の数は最低5000匹ぐらいですから、我が家の家族数は 私+妻+愛チ=5003人と一挙に増えたわけです。
養蜂に関してのQ&A形式で、ミツバチの飼い方をお話します。
Q:ミツバチに刺されませんか?
A:ミツバチはよほどのことがない限り刺しません。一度当方の不注意で刺されましたが、蚊に刺された痛さの3倍ぐらいで、男の子ならガマンできます。
Q:家には花など咲いていないのですが?
A:ミツバチの行動半径は2km。東京・銀座のビルの屋上でも養蜂しているのですから、あなたのお宅に植物がなくても大丈夫です。
Q:蜂蜜採取は難しいのでは?
A:1年に1回・秋には蜂蜜を収穫するのですが、どなたでも簡単に収穫できます。
上の写真の3段の巣箱の上の段に蜂蜜があります。防虫フェイスカバーと軍手を用意し、針金で上の巣箱を切り離し、蜜がたっぷり入った巣を取り出し、ネットにぶら下げて一晩置けば、どっさり蜂蜜が採れます。
Q:おいしいですか?
A:これまで味わってきた蜂蜜は、蜂蜜ではなく砂糖水だということがよくわかります。最低一生に一回味わなければ、死んでから悔いが残ります。
Q:飼い方を詳しく知りたいんですが?
A:妻が趣味の養蜂の会を知りそこで学んだのですが、インターネットその他でもノウハウを簡単に入手することができます。
ポイントはミツバチを過剰に恐れず、愛情を持って接する事です。お金もかからず、そんなに難しくはなく、収穫も期待できます。ぜひチャレンジすることをお勧めします。
ミツバチが家族の一員になってうれしいのは、蜂蜜が収穫できることもありますが、それ以上に大自然と共存している実感を深く味わうことができることです。
忙しく働いているハチが7割、働いているフリをしてサボっているハチが3割とのことで、一匹一匹勤務評価をしているだけで、時の経つのも忘れてしまいます。