ノー天気画家の本音生活 

これが私の生き方などとヤセ我慢するよりも、今日の風に流されましょう!

わが街の魅力は、毎朝の3キロの散歩の中に詰まっています

2013-06-22 04:12:04 | 犬たち

神奈川県逗子市の小坪地区に住んで15年経ちますが、そんなわが街小坪をご紹介します。

小坪は逗子市の中で鎌倉に隣接しており、「小坪」という名前の由来は周辺から隔絶した小さな土地と言われるように、山に囲まれ海に面した小さな漁村が起点となった街でした。
しかし東京から1時間20分、横浜から45分ほどの通勤圏の立地のため、山の上が開発されてビジネスマン等の住宅地となり、海を干拓してリゾート地として、人口8千人ほどに膨らんできました。
つまり漁村と住宅地とノゾート地という全くのタイプの違うものが共生しており、別の言い方をすれば、鎌倉時代からの長い歴史と新しいトレンドとが共存している街でもあるのです。

わが家は海の近くの小高い山の上、緑に囲まれた一軒家に立地していますが、毎朝の散歩が小坪と触れ合う数少ない機会であることもあり、私の散歩を通して小坪を語っていくことにします。

私の散歩習慣は愛犬スキッパーとモモタロウの2代で20年以上に渡っての毎日の犬の散歩によるもので、2代目のモモタロウは現在15歳の老犬で自宅介護の状態なので、犬との散歩がひとり散歩に変わったものの、毎日散歩は継続しています。
そんな私の定番の3キロの散歩コースを紹介しますが、小坪の多彩さがご理解できるものと思います。

コースは自宅を出て階段を降り、小坪の商店街(といっても数軒の店だけですが)を通り、小坪漁港を横目で見ながら、ヤシの木の林立する白亜のマンション群の逗子マリーナに入って、そこで1キロ歩いたことになります。

逗子マリーナにあるリゾートタイプの結婚式場と宴会場のプールを過ぎて、豪華ヨットやクルーザーのあるマリーナとFM放送スタジオ、マンション群を通って、海に隣接した公園に出てようやく2キロを通過します。

ここで休憩タイムとして、上の絵のように相模湾とその向こうの江の島と富士山をしばらく眺めることにしています。
毎日のように富士山を眺めるのですが、さすが世界遺産だけあって、観るたびに感動するって、富士山はそれだけ大きな魅力を持った山なのですね。

そして市民プールから海に沿って日本最古の港・和賀江島と材木座海岸のサーファーを横目で見ながら、トンネルをとおり階段を登れば終点の我が家で、3キロ散歩のゴールとなります。


この散歩コースの半分は逗子マリーナを通るのですが、10年ほど前ここを大手ブライダル企業が引き継いでから、逗子マリーナは大きく変わりました。
リゾート・ウエディングが時代にマッチとしたようで式場の予約が殺到し、あわててブライダル施設や園芸の手入れを行い、年間700組以上の結婚式が執り行われるまでの小坪NO1、もしかしたら逗子市NO1の一大産業にまで成長しました。

それは散歩コースが見違えるように美しくなったことになるのですが、それだけでなく結婚式の華やかさや楽しさを共有できることにもなりました。
同時にこの地でのファッション雑誌などの撮影も頻繁に行われ、迷惑を顧みず見学することにしてたいます。
またいろいろなワンちゃんとの出会いのメッカともなり、ワンちゃんだけでなく、その飼い主ともすっかり顔なじみになりました。

                            

第1の人生は仕事に向かい、第2の人生は地域に向かうといわれており、私もその具体策を自問自答しているときに、それなら!と地域の役員をさせられたことがありましたが、どうも私の体質がなじみませんでした。
その理由を探っている中で、自分と地域との距離感にあり、散歩こそ地域との程よい距離をコントロールできることが分かったのです。

小坪は、山があり海があり、古くもあり新しくもあり、都会的であり田舎っぽくもあり、 そして華やかで明るく、しっかり残っている自然をとても大切にしている街なのです。

散歩の効能は、健康維持だけでなく、心の維持にこ効果的で、通うたびにその地が好きになることです。
 


“才能”は、ひらめきの能力と、夢中になる能力にあり

2013-06-11 12:47:14 | 犬たち

今回は“才能”について考えてみようと思います。

“天才は1%のひらめきと、99%の汗”

これは発明王トーマス・エジソンの言葉ですが、数々の発明をしたその秘訣を述べたものと思いますが、凡人である私は もがくだけですが、そのもがきの中で常日頃から考えてきた私の考える“才能”と、エジソンのそれとは言葉こそ違えほとんど同じであることに気づきました。

能力向上の大鉄則は、たた漫然と練習するのではなく、目標を設定しその目標達成のために努力することに尽きるわけですが、それをエジソンの言葉に当てはめてみると、 目標設定の方法を“ひらめき”といい、努力を“汗”と言う言葉で表現したことになります。
その才能開花の方式は発明だけにとどまらず、政治から経済・芸術・スポーツにまでのすべてに共通するものと思っています。

ただエジソンの時代から100年以上経ち、私は現代の社会になじむ言葉として、目標設定を“ひらめきの能力”、努力を“夢中になる能力”とし、
才能の開花=ひらめきの能力+夢中になる能力 という黄金の方程式こそ、才能の秘訣だと確信するに至りました。

ひらめきの能力
ひらめきとは成功へのイメージであり、未来の予測であり、目標となるものの明確化です。
世界的大企業のCEOはこんなことを言っていました。
“欧米の経営者は膨大なデータや資料を分析して、経営戦略を構築するのですが、日本の優れた経営者は資料やデータに頼らず、直感的にカンを働かせることに優れており、その発想は実に鋭く当を得ており、データや資料の積み重ねからの判断を大きく超えているのだ”と。
たとえばエジソンはあるとき“光”を発明することを思い付き、その突飛な目標設定を追及して“電球”が誕生しました。
そのようにひらめきは知識や学問を超えたイマジネーションであり、その能力を向上させるには、データや資料にたよらないこと、そして何よりも訓練により自身から湧き上がるひらめきを引き出し、そして磨くことにあるようです。

夢中になる能力
イチロー選手は練習があってこそ華々しい活躍ができたわけですが、辛くて苦しい練習をしたことという認識は皆無とのことです。
なぜならイチローは野球が大好きで、夢中になっているからこそ、どんなハードトレーニングでも楽しくてしょうがなく、むしろ練習し過ぎを注意しているとのことです。
努力や忍耐など苦痛を伴うことは長続きせず、いつかは心は目標となるものから離れてしまいます。
それより楽しく夢中になるほうが能力が向上し、向上すればより夢中になるとしうように好循環が生まれます。

それにもうひとつ、才能の芽は夢中の中に存在しており、自己の才能発掘の道しるべとなるのです。

                     

私は絵を描く全行程の中で、描く前の行程こそ絵の良しあしを決定づけるものとして、最も長い時間とエネルギーを要します。
それは完成した絵をイメージしながら、ひらめきで魅力となるものを探す時でもあります。
そして「そうだ!このように描こう!」という魅力的な絵となるアイディアが浮かんだ段階=それはひらめきといいますか目標設定が明確化された段階で、そこではじめて筆をにぎることができるのです。
しかし現実はそんなに甘くなく、出来上がった絵は事前にイメージした絵とならないことが多いのです。
たとえば上の絵ではアンニュイ(けだるい感じ)な雰囲気を出すことをひらめき、リアリティを避けるためにブルーのボカシを入れたのですが、その効果は失敗とはいいきれないのですが当初のひらめきとはちょっと違い、リアリティな漁村風景となったようで、どこに問題があったのか検討中です。

しかし事前にしっかりイメージしたからこそ、イメージの絵と現実の絵と比較することで、その原因を探ることができることにつながり、それが進歩の糧となるのです。


競馬で1億4千万円を確実に稼ぐ方法

2013-06-03 09:56:03 | 犬たち

競馬での億単位の払戻金を脱税したとしての裁判が、マスコミで賑わかせました。

A氏は100万円の元手資金で、3年間で累計28億7千万円の馬券購入をおこない、その払い戻しが30億1千万円となり、差し引き1億4千万円の利益をあげることができました。

つまり競馬で大勝したことは何ら法律違反ではないのですが、その収入を申告しなかったとしての所得法税違反ということとなりました。
しかしその判決は訴えた国税庁側の全面敗訴となり、A氏側からすれば実質勝利となりました。
それにしても宝くじでの当選は無税なのに、競馬での配当は申告して税金をはらわなければならないことをはじめてしりましたが、実際に払っている人がいるのでしょうか?

しかし今回の判決を吟味することも面白いのですが、このブログでのテーマはそこになく、競馬といえば損するのが当然という世界で、なぜ短期間の間にこれだけ勝つことができたのか? と、その秘密を解き明かしていこうと思います。

所得法税違反に問われた元会社員A氏(39才)は、ごく普通の競馬ファンでしたが、変わっているといえば異常なほどにデータを検討するのが好きで、常にインターネットでの競馬情報から過去のデータを検討していました。
そんな彼はある時、閃くもの=インスピレーションを感じ、馬や騎手のデータ、その他勝率に関係ありそうな情報を分析し、既存の競馬予想ソフトを改良して、独自の競馬予想ソフトを作りました。

そのシステムとは日本全国すべての競馬レースを対象とし、インターネットで得たレースの情報をインプットすれば、自動で計算し、自動で購入馬と購入金額を決定し、自動で馬券を買い、その金額は自動で講座から引き落とされ、配当は自動で講座に振り込まれるというトータルシステムを作り上げたのです。

つまり競馬の予想から入金までのすべてをPCの力に託したわけですが、あとは実践あるのみと、奥さんを説得して用意した金は100万円でした。
そしてその金がなくなったら潔く手を引く覚悟で実施に踏み切りましたが、当初は氏自身そんなにうまくいくとは思っていなかったようです。
しかしやってみるとなんとしたことかお金が減る気配がなく、それどころか資金は着実に増加していきました。
そして利益が1億4千万円となり、ここに平成の錬金術が完成したのです。

このポイントとなるのは、競馬の膨大なデータの中から拾い出したインスピレーションとなった情報ですが、その内容は彼しかわかりませんが、以下私なりに推理してみました。

ポイント.1
そのデータは奇想天外のものではなく、ダービーから地方競馬までにも共通に存在している、ごく一般的なデータだと思います。
もっと言えば競馬ファンならだれでも知っている、勝利の方程式となる格言をそのまま利用している節があります。
そしてポイントとなるのは、いくつかのデータを組み合わせたものであり、独創性と言えばその組み合わせの妙にあるようです。

ポイント.2
もうひとつ重要な点があります。
それは日本全国すべての競馬を対象とする、それだけ多くの試合数を対象としたことにあります。
そこにはA氏本人の思い入れや判断の入る余地がなく、もっと言えば競馬好きのあのワクワクする面白さの入る余地がなく、すべてPCという機械任せであったことです。

ポイント.1と.2 の2つにあえて分けましたが、実はポイント.1もさることながら、ポイント.2のほうが重要で、このシステムでは場数の多さと思い込みなどの感情での判断がないことが重要な要素となっているのではないでしょうか。

                 ●

ということで、誰かA氏のように平成の錬金術にチャレンジして、億万長者になってみるのはいかがでしょうか。

ところで私ですが、私は平成の錬金術となる競馬のシステム作りに挑戦するつもりはありません。
私は根っからのギャンブル嫌いで、馬券を買ったことがないどころか、競輪や競艇・パチンコはおろか、宝くじも買ったこともなく、その周辺に近づくこともありませんでした。
その理由は、元来負けず嫌いな私は、負けた悔しさが納豆のように尾を引き、せっかくの平和なぬるま湯生活を台無しにしてしまうからですが、平成の錬金術になって億万長者になるのも面倒な気がするからです。