ノー天気画家の本音生活 

これが私の生き方などとヤセ我慢するよりも、今日の風に流されましょう!

東京スカイツリーの絵に悪戦苦闘していま~す

2010-04-24 10:00:51 | 犬たち

私のHP「森田健二郎のトレース水彩画」で、新企画「下町にはスカイツリーが似合う」という題名の企画を開始しました。
上の絵はその中の一枚、「墨田公園から見たスカイツリー」です。

 スカイツリーとは、東京墨田区に建設途中の「東京スカイツリー」のことで、高さ634メートルと自立式電波塔としては世界一の高さになり、主としてデジタルテレビに対応した地デジ電波の発信塔となります。
完成は2012年春とのことで、1年7ヶ月後ということになります。

スカイツリーがマスコミ上で大きく取り上げられたのは、この4月に東京タワー(333メートル)の高さを抜いた頃からで、それを契機に見学者がどっと現地に繰り出し、上を見上げて写真を撮るという人たちで街が溢れました。
そしてこれから完成時まで観客は右肩上がりになることが必至となるようです。
ある専門化筋からはどんな計算をしたのか知りませんが、完成時までの地元への経済効果は3000億円を軽~く越えるといい、その裏づけかどうか不動産業界でも変化が現れ、スカイツリーの見える物件が高値で売れるという兆候が出てきたとのことです。
私も現地を行ってみたのですが、どちらかといえば日陰の存在だった下町にスポットライトが当てられ、ソワソワ・ワクワクし、それでいてどうしたらしかわからない街の落ち着きのないけれど明るい雰囲気がありました。
それは地元だけではないようです。今日本全体に元気がなく、どんよりとした暗雲が立ち込めているような中で、スカイツリーが空に突き抜ける様に、爽快感を感じるのは私だけでしょうか。

この企画シリーズでは、「下町にはスカイツリーが似合う」と銘打っているように、完成したスカイツリーと、街の風景を描いていきます。
スカイツリーだけでなく、街の風景をできるだけ正確に描いていこうと思っています。とはいえ、建築のパースのような完成図を描くつもりはなく、葛飾北斎の富嶽三十六景のように、(北斎さんごめんなさい!)絵としての表現にこだわって少なくとも10点以上は描いていくつもりです。
とは言いますが、テーマがものすごく難しくて、唸っています・・・(冷や汗)。
まずスカイタワーが高すぎるため、街の風景とははなはだしく沿わないのです。それに金属とコンクリートの無機物ばかりなので、味や情感を表現する手がかりがないのです。
しかしそこは悩むことを忘れたノー天気画家ですから、なんとかなるでしょう。

そんな思いまでして何故描くの?描いてどうするの?とお思いでしょうが、それは ひ・み・つ です。
もしかして私にも経済効果のおすそ分けがあったりして・・・(それはウソです!)。


人生のキーワード、それは「出所」の気持

2010-04-20 16:22:50 | 犬たち
第二の人生を出発する人のために、私の体験からの生き方のヒントとなるお話をしようと思います。そのキーワードは「卒業」ではなく「出所」にあるようです。

「卒業」と「出所」、どちらもこれまでの終わりとこれからの出発のけじめを意味する言葉ですが、定年退職の挨拶での決まり文句で「卒業」という言葉を使いますが、それはこれから始まる第二の人生は、これまで学んだ経験や人脈を生かし、その延長戦としての道を歩むという意味で、これまでとの継続の意思表示の言葉です。
一方の「出所」は、刑務所から娑婆に出ることを言いますが、この時の気持は刑務所暮らしも含むこれまでの暗い人生に見切りをつけ、新たにゼロからの出発をしようとする、過去との断絶の意思表示の言葉です。

結論から言えば、「卒業」の気持での第二の人生よりも、「出所」の気持での第二の人生のほうがその後の成功率がずっと高く、豊かで充実した人生が送られるようです。

私の第一の職業は広告業に働くビジネスマン。そして第二の人生は画家でした。
それは一見共通点があるように見えますが、この転向は、魚屋がバレリーナに変身するようなものでした。
私の第一の人生であるビジネスマンの時代もそれなりに充実した人生でしたが、定年退職しいざ画家の道を歩き始めて想像以上に戸惑いました。転向自体が無謀でさえ思い、絶望感に陥ったこともありました。
これまで培ったビジネスマンとしてのノウハウや、精神構造は画家の道にはほとんど役にたたないどころか邪魔以外にないことに気づきました。その最大の戸惑いは、ビジネスマン時代は組織の中での集団行動であるのに対し、画家は完全な孤独、個人行動であることでした。
それからの私は過去のすべてと決別し、振り返ることなく未知の荒野への一人旅に出発する強い気持で、画家の仕事に取り組みました。
とはいうものの、その決断は大変とお思いでしょうが、実はとても楽しいことであることでもあったのです。自分がどんどん画家へと変身していくのが痛快だったからです。

過去を振り返る気持が強ければ未来への展望が弱くなり、過去を捨てさる「出所」の気持を持てば、未来がしっかり現実のものとなってくる・・・これが私の体験から得た教訓でした。




私の予測 ――これからの4ヶ月、民主党は激動する!

2010-04-10 13:42:18 | 犬たち

鳩山首相の明言した5月末までの普天間基地移転問題は100%実現不可能です。
これは ①連合政権での合意 ②アメリカ政府との合意 ③地域住民との合意 の3つからなっており、①②③すべての合意を持って解決したと言えるのですが、5月末時点では3つはおろかどれひとつも合意は無理でしょう。
それは鳩山内閣に決定的なダメージを与え、5月末以降2ヶ月弱で参院選に突入するのですが、民主党としては何が何でも衆参過半数をとり、安定した政権与党となることが悲願ですから、それには民主党の自らの大変革が必要となります。
その大変革を以下私のカン?で推理します。

1.小沢幹事長が幹事長職を辞します

民主党を不支持に導いた最大の原因は、小沢幹事長そのものの存在にあります。支持率の回復ための絶対条件は小沢さんが幹事長を辞めることにあります。そのことをもっとも知っているのが小沢さん本人であり、自ら辞意を表することになるでしょう。
彼はお金の問題だけでなく、独善的手法も嫌われたのでしょう。

2.鳩山政権が退陣し、管新政権が選挙戦に臨みます

普天間基地移転問題で「最低でも県外」と明言した鳩山首相に、国民は深い不信感を持ち、とても選挙戦を戦うことができないとされ、退陣に追い込まれます。
それに取って代わって管副総理が首班指名を受け、新体制で支持率のV字回復を期待されて選挙戦に臨むこととなります。
岡田外務大臣もその候補にありそうですが、普天間問題の共同責任者という立場から脈がありません。

3.選挙では民主党は過半数をとれません
選挙後は社民党・国民新党との連立を解消し、みんなの党との連立を組みます

参院選の結果は民主党は単独での過半数に至らず、その分みんなの党が予想外に躍進します。
新政権はこれまで足を引っ張ってきた社民党・国民新党との連立を解消し、新たにみんなの党との連立を組むことになります。
その結果として、鳩山政権のコンセプトは弱者救済を旨とした福祉の充実でしたが、新体制のコンセプトは事業仕分けに象徴されるように、肥満化した行政の刷新を第一義として打ち出してきたみんなの党と連立を組んで、行政のムダを洗い直し、官僚体質を打破して、スリム化された新しい行政を全面に打ち出した政策をとることが推測されます。

上記の予測は5月~8月までの4ヶ月間の民主党(政治)の変化を、独断で予測したものです。予測の根拠などなく、まったくのカンと思いつきで書きました。
このプログは8月以降もそのまま残りますから、その時もう一度この項をご覧になり、この文章と実際に起こったことと検証しながら「森田ってバカの上にカンも悪いな~!」と笑っていただければ幸いです。

 


インターネットが一羽の小鳥をスターにした

2010-04-05 16:55:27 | 犬たち

上の絵は私のHP「水のある風景」の「キヅタアメリカムシクイとバードウォッチャー」の絵です。
キヅタアメリカムシクイという聞きなれない名前の鳥は、それもそのはず北アメリカにだけ生息し、日本には存在しない小鳥なのです。
それがどういうわけか1羽だけ鎌倉の海岸近くの崖周辺に迷い込み、居ついてしまったのです。居ついたといいましたが、突然いなくなるかもしれませんが・・・。
この周辺は私の散歩コースなのですが、3月に入ってから数名の超望遠カメラを持ったカメラマンを見かけたのですが、それ以来雪だるま式にカメラマンが増え、上の絵は4日(土)の午前中の情景で、5日(日)は(1000人程度は来た!とのこと)押すな押すなの混乱状態だったとのことでした。
それも全国各地のバードウォッチャーが駆けつけたとのことでした。

この出来事について私が興味を持ったのは、以下のことでした。
この情報がこれだけ急速に、かつピンポイントで野鳥愛好者だけにインパクトを持って伝わったのは、インターネットだったからだということです。

愛用の超望遠カメラで撮った貴重なキヅタアメリカムシクイの一枚は、インターネットのブログこそ最適な発表の場所ではないでしょうか。ためしに「キヅタアメリカムシクイ」で検索すれば、この場所で撮った素晴らしい写真を見ることが出来ます。
たえず関連ブログをチェックしている全国のバードウォッチャーは、「またとないチャンス!!」とばかり、愛用のカメラとバッチリ決めたコスチュームで駆けつけたと推測されました。
インターネットメディアの凄さは、こんなところにも表れたかとしみじみ感じました。

私のビジネスマン時代といっても7年程も前ですが、広告業を仕事としていましたから、そのときのメデイアといえば、何といっても ①テレビ ②新聞 ③雑誌 ④ラジオの「4マス」が圧倒し、その当時「これからはインターネットも無視できないかも?」という時代でした。
しかし今では、インターネットを中心としてのメディア展開が常識となり、広告費も新聞 を抜くのが時間の問題とまで言われるようになりました。
そればかりではありません。インターネットにより、本が売れず、雑誌の廃刊が相次ぎ、新聞は発行部数が減り、インターネットでの動画が飛躍的に増えるに従って、テレビにも影響が出始めています。
これがインターネット普及の入り口の出来事であり、インターネットパワーの発揮はこれからだと思っています。
それは情報業界の地図が大幅に変わるだけでなく、われら生活者もインターネットとともに大きくかわっていくでしょう。

それが本当にいいことなのか、どうなのか?私にはわかりませんが。