ノー天気画家の本音生活 

これが私の生き方などとヤセ我慢するよりも、今日の風に流されましょう!

悪い奴らの悪知恵とその手口を紹介します

2008-03-14 10:05:14 | 犬たち
社会秩序の盲点を突いた以下2つのタイプの悪事の手口をご紹介します。

石原都知事の肝入りで都からの1000億円の出資で発足した「新銀行東京」、市中金融機関の中小企業への貸し渋りへの救済として、無担保・無保証をうたい文句に発足したのですが、現在は累積赤字900億円と業績は深刻な状況にあり、新たな400億円の増資か、1000億円で銀行そのものの清算・店終いかで揉めていますが、その悪化の元凶を作った悪い奴らと彼らの手の内のことは、ほとんどマスコミで紹介されてないのが不思議です。
この銀行の融資条件は中小企業を対象に無担保・無保証ですが、それに加えすばやい期間での融資でした。従来の銀行融資は裏付け調査に長期間かかるのですが、中小企業の経営には時間的猶予がないという理由で、提出された資料を信用するとを前提に、詳しく調べもしないですぐ融資していたのだそうです。
これに目をつけた反社会的集団(ヤとか暴関連?)のいわゆる悪い奴らは、非の打ち所のない立派な書類を提出し、驚くほどの金額の融資を受けていたのです。融資先の会社は元々ペーパーカンパニーなどの怪しげな会社ですから、返済の段になり行き着く先は「(計画)倒産」という寸法で、倒産した会社からの債権の回収は絶望的ですから、悪い奴らの懐ははちきれんばかりで、銀行側は大量の不良債権となった、これが業績悪化の主たる原因とのことです。

話かわって、もうひとつの悪い奴らとは24歳と21歳の2人の引ったくり犯。せこい事件とはいえ確定した犯罪はなんと764件ですぞ~! 2人は職にも就かずというより「引ったくり」が仕事で、高収入を得ていたのです。
2人の手口は女性ばかりを狙います。非力という理由のほかに、女性は携帯電話をバックに入れて持ち歩くため、女性を狙えば110番通話が遅れ、逃げる時間が稼げるとのことなのです。
犯行場所は万一パトカーで追われても逃げられるように、逃走経路は歩行者専用の踏み切りを選び、犯行に使うバイクを頻繁に変え、現場ごとに4色のジヤンパーを使い分けていたとのことです。
「引ったくり」は通行人のバックを持ち去るだけという手軽さのため、手口の特徴がつかみにくく、事件が一瞬で終わるため証拠が残しにくいこともあったそうです。
捕まった2人の発言は驚くべき内容でした。「全然捕まる気がしないため、手堅いビジネスとして“引ったくりの会社”の創設を計画中だったとのことです。

悪い奴らは社会の盲点や弱点をついてきます。ターゲットは善良で弱い市民なのです。私たちは彼らを決して許さない強い倫理観が必要なのではないでしようか。