ノー天気画家の本音生活 

これが私の生き方などとヤセ我慢するよりも、今日の風に流されましょう!

これからの絵のコンセプトは「蛮勇」

2008-03-12 09:08:01 | 犬たち


なんとなく不満を感じながら、ここ一年ばかりの私の絵を見ていてハッと気づきました。
毎日絵を描くのは向上心あってのことで、欠点を克服し、弱点を強化して、結果として日々の学習によりそれなりに上達してきたのですが・・・、そこに落とし穴があることに気づきませんでした。
欠点や弱点の修正により、知らず知らずのうちに真面目な絵になり、誠実な絵になり、欠点の少ないおりこうさんの絵になってきたのです。
絵は画家本人を反映していなければなりません。しかし私の性格は真面目で誠実なおりこうさんとは全然違います。むしろ逆の性格です。それが知らず知らずのうちに真面目で誠実なおりこうさんの絵を描いていたのです。

なんたることか!
最近妻が語った話に、なるほど!と感心したのですが、遥か昔結婚も決まったとき、わがお袋が妻に言ったことは「健二郎(私のこと)はコンペイトウのような人。あっちにぶつかり問題を起こし、こっちにぶつかり迷惑をかけるようなどうしょうもない性格・・・大変だけどよろしく」と深々と頭を下げられたそうで、まさに私はコンペイトウのような性格なのです。
年をとれば角がとれて丸くなるような、そんな軟なコンペイトウではないのです。

 というわけで、とりあえずのこれからの絵のコンセプトは「蛮勇」。
蛮人である私が勇気を持って絵を描くから「蛮勇」なのです。それに蛮勇は人をひきつけます。だって バンユウ引力の法則もあるわけだし・・・。
「蛮勇的絵の描き方」とはどんな描き方かは検討もつきませんが、失敗してもいい、回り道をしてもいい、これまでの描き方を打ち破る絵を描こう!と思って描いたのが「100円ショップでそろえた画材でここまで描ける!」No6 日向ぼっこ」「No7 古い石垣の道ですが、蛮勇には遠いのですが、これまでとチョコッと違うと思いませんか。
それにしても難しいことを宣言しちまったナ~(後悔)。