経営コンサルタントへの道

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【小説風】竹根好助の経営コンサルタント起業2 思いは叶うか 2-6 急ごしらえの出張準備が始まる

2023-12-29 07:07:04 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

  【小説風】竹根好助の経営コンサルタント起業2 思いは叶うか 2-6 急ごしらえの出張準備が始まる

 

■ 【小説風】 竹根好助の経営コンサルタント起業 

 私は、経営コンサルタント業で生涯現役を貫こうと思って、半世紀ほどになります。しかし、近年は心身ともに思う様にならなくなり、創業以来、右腕として私を支えてくれた竹根好助(たけねよしすけ)に、後継者として会社を任せて数年になります。 竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。 原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。

【これまであらすじ】

 竹根好助は、私の会社の後継者で、ベテランの経営コンサルタントでもあります。
 その竹根が経営コンサルタントに転身する前、どのような状況で、どの様な心情で、なぜ経営コンサルタントとして再スタートを切ったのかというお話です。

 1ドルが360円の時代、すなわち1970年のことでした。入社して、まだ1年半にも満たないときに、福田商事が、アメリカ駐在事務所を開設するという重大発表がありました。
 商社の海外戦略に関わる人事案件なので、角菊貿易事業部長の推薦する三名を元に、準備は水面下で慎重に進められていました。その中に竹根の名前が含まれていることは、社員の誰もが思いもよりませんでした。
 討議を重ねた結果、福田社長は、海外戦略にも関わる高度な人事の問題なので、専務と社長に一任してほしいと言って三者会談を終えることにしました。しかし、後日、角菊事業部長は、最終的に、自分が推薦した佐藤君ではなく、竹根に決まったと聞かされます。

 一方で、角菊は、自分の意図とは異なる社長の結論に納得がいかないのですが、かといって、それをあからさまにすることはしませんでした。他方、竹根は角菊からの内示なしに、社内には竹根に白羽の矢が立っていることを知りました。海外経験のない竹根は戸惑うばかりです。

【最新号・バックナンバー】
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/c39d85bcbaef8d346f607cef1ecfe950


【過去のタイトル】
 1.人選 1ドル360円時代 鶏口牛後 竹根の人事推理 下馬評の外れと竹根の推理 事業部長の推薦と社長の思惑 人事推薦本命を確実にする資料作り 有益資料へのお褒めのお言葉 福田社長の突っ込み 竹根が俎上に上がる 部下を持ち上げることも忘れない 福田社長の腹は決まっていた

 2.思いは叶うか 初代アメリカ駐在所長が決定 初代所長の決定に納得できず 竹根に白羽の矢 竹根の戸惑い

■■ 2 思いは叶うか

 私の会社を引き継いでくれた竹根が、経営コンサルタントになる前の話をし始めました。思わず私は乗り出してしまうほどですので、小説風に自分を第三者の立場に置いた彼の話を、友人の文筆家の文章を通して、ご紹介します。

◆2-6 急ごしらえの出張準備が始まる
 竹根は、重点商品の工場訪問の日程を決めたが、相手があることで、それを調整しながら日程変更をして決めていくことにした。出張が多くなり、連絡をどのようにするのかを長池に相談したら、事業部長に掛け合ってくれ、アメリカに駐在してからも連絡係は相本が担当することになった。
 出張の合間には、それ以外の商品について、国内営業で同期の社員を中心に時間を取ってもらい、いろいろと教えてもらった。このときほど、仲間の必要性を痛感したのだ。竹根は事業部内でこの一年半、あまりにも仕事の効率ばかりを考え、事業部員とのコミュニケーションを取っていなかったことを反省した。
 それが如実に出たのは、渡米が近くなっても、部員から歓送会を開くという声を誰一人として上げる者がなかったことである。これではアメリカに行ってからの支援も得られないのではないかと心配になった。しかし、それを懸念した長池が、何人かの部員を動員して、出発の二日前にささやかな会を開いてくれた。長池の計らいであろう、相本も参加をした。
 下戸の竹根を相本が隣の席でかいがいしく料理を皿に取ったりしてサポートしてくれた。時々相本とふれあう肩がかゆいような、心地よさを、「これが幸せ感なのか」と思った。女性には疎い竹根には、今まで感じたことのない思いであった。下戸の竹根であるが、何とか雰囲気を壊さずに散会となった。このまま相本と別れたくなく感じる自分を第三者的に見ていた。しかし、相本は横浜方面、竹根は、中央線で立川の方向のため、東京駅で別れることになった。
 別れ際に、相本が竹根の前に立った。握手の手をさしのべてきたが、その手を掴んでよいのか、判断が付かない――そのままでは、彼女に恥をかかせることになる――と思い手を差し出した。柔らかい掌が竹根の掌と一つになった。その瞬間、自分の身体がフワッと浮いた。竹根はそう感じた。「身体が浮くようだ」という表現を小説で読んだことがあったが、本当にそう感じることがあるとは信じていなかった。それが、自分のこの身に、現実に起こったのだ。
 周囲の人から見ると、別れを惜しむ恋人同士に見えるかもしれない。
 十二月二日、家族とともに羽田に向かった。空港には、事業部を代表して長田係長が見送りに来てくれた。平日で業務があるので、来られるはずもないことはわかっているが、ひょっとしたら相本も来てくれるかと姿を求めた。やはり、いなかった。

  <続く>

■ バックナンバー

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■【きょうの人】 1229 ■ 夏目漱石 日本を代表する小説家、英文学者

2023-12-29 06:33:00 | 【話材】 きょうの人12月

 

  【きょうの人】 1229 ■ 夏目漱石 日本を代表する小説家、英文学者

 

 独善的な判断で、気になる人を選んでご紹介しています。

 そこに歴史や思想、人物、生き方などを感じ取って、日々の生活やビジネスに活かしてくださると幸いです。

 

■ 夏目漱石 日本を代表する小説家、英文学者

 

 なつめ そうせき

 1867年2月9日(慶応3年1月5日)- 1916年(大正5年)12月9日)

 日本の小説家、評論家、英文学者。本名、夏目金之助(なつめ きんのすけ)。俳号は愚陀仏

 江戸時代末期、牛込馬場下横町(現在の東京都新宿区喜久井町)の出身で、大学時代に正岡子規と出会い、俳句を学びました。

 帝国大学(現在の東京大学)英文科を卒業後、松山で愛媛県尋常中学校教師、熊本で第五高等学校教授などを務めました。

 イギリスへの留学はその後のことです。精神的な病気にかかったといわれますが、研究に没頭している様を見た人が、その生活態度を見て、「夏目発狂」という噂を流したとも言われています。

 帰国後、東京帝国大学講師として英文学を講じながら、『吾輩は猫である』を雑誌『ホトトギス』に発表。これが評判になり『坊っちゃん』『倫敦塔』など、次々と傑作を書いて行きます。

 その後、朝日新聞社に入社し、『虞美人草』『三四郎』などを掲載したりしています。晩年は、胃潰瘍に悩まされ、『明暗』が絶筆となりました。

。代表作は『吾輩は猫である』『坊っちゃん』『こゝろ』など。明治の文豪として日本の千円紙幣の肖像にもなり、講演録「私の個人主義」も知られている。

 新宿の生まれた場所と言われるところには、現在でも「漱石公園」など、ゆかりの地があります。

 

◆ 【きょうの人】 バックナンバー

 歴史上で活躍したり、仏教など宗教関係の人であったり、ジャンルはいろいろですが、彼等から、学ぶところが多々ありますので、それをご紹介します。

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◆ 【今日は何の日】は、毎日発信しています。

 一年365日、毎日が何かの日です。 季節を表す日もあります。 地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。 誰かの誕生日かも知れません。 歴史上の出来事もあります。

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 経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うコンテンツで毎日つぶやいています。 

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【 注 】

 【きょうの人】は、【Wikipedia】・当該関連サイトを参照・引用して作成しています。


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■【今日は何の日】 12月29日 シャンソンの日 山田耕筰忌日 【きょうの人】紹明

2023-12-29 00:03:00 | 【今日は何の日12月】

 

  【今日は何の日】 12月29日 シャンソンの日 山田耕筰忌日 【きょうの人】紹明

 

 一年365日、毎日が何かの日です。  季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。  これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。  独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック

今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

 山田耕筰忌日 

 

 1965(昭和40)年12月29日に日本を代表する作曲家であり指揮者の山田耕筰(1886(明治19年~1965(昭和40年))がなくなりました。

 日本人の心に訴えるメロディーを多く残しただけではなく、日本の管弦楽団の発展にも尽力しました。ニューヨークのカーネギー・ホールで自分が作曲した管弦楽曲の指揮を執りました。

 戸籍上の名前は「耕作」ですが、「耕筰」と改名するエピソードがあります。

 当時日本に100人を超える「山田耕作」という同姓同名の人がいたそうです。そのためにトラブルが多かったそうです。そこで文字を変えることを検討していました。

 指揮をしていたあるとき、髪の毛のことでいちゃもんがつき、丸坊主にしましたが気に入りませんでした。

 竹という字は、分解するとカタカナの「ケ」が二つ並ぶことを発見しました。「ケケ」すなわち「毛毛」から耕作の「さく」の頭に「ケ」を2本立てて「耕筰」としたそうです。

 

 シャンソンの日

 

 1990(平成2)年12月29日に、銀座のシャンソン喫茶の老舗である「銀巴里」が閉店しました。これを淋しく思った人達の間から「シャンソンの日」の声が上がったようです。

  シャンソン(chanson)というのは、フランス語で「歌」を意味します。したがって、フランス語で歌われる歌全般を意味するのです。日本では、特定ジャンルの楽曲を指します。

  日本人が好む代表的な曲の一つがイブ・モンタンが歌う「枯葉」でしょうか。エディット・ピアフの「愛の賛歌」やサルヴァトール・アダモの「雪が降る」も良いですね。

 

 

【きょうの人】

 紹明(円通大応国師)

 

 嘉禎元年(1235年)-- 延慶元年12月29日(1309年2月9日)

 南浦紹明(なんぽしょうみょう)

 

 鎌倉時代の臨済宗の僧で、出自については不詳ですが、駿河国安倍郡井宮村(静岡県静岡市葵区井宮町)の出身であることはわかっています。諱は、紹明(「しょうみょう」とも「じょうみん」とも読まれます。道号は南浦、勅諡号は円通大応国師です。

 幼くして故郷駿河国の建穂寺に学び、1249年(建長元年)鎌倉建長寺の蘭渓道隆に参禅しました。

 1259年(正元元年)宋に渡って、虚堂智愚の法を継いで、1267年(文永4年)日本に帰国して建長寺に戻りました。後に、博多崇福寺の住持をつとめたりしています。

 1307年(徳治2年)鎌倉に戻り建長寺の住持となり、1309年(延慶元年)に75歳で死去しました。

 門下には、宗峰妙超(大燈国師)、恭翁運良などがいます。

 没後の延慶2年(1309年)、後宇多上皇から「円通大応」の国師号が贈られました。これは日本における禅僧に対する国師号の最初です。南浦紹明(大応国師)から宗峰妙超(大灯国師)を経て関山慧玄へ続く法系を「応灯関」といい、現在、日本臨済宗はみなこの法系に属しています。

 

(ドアノブ)

趣味・旅行のブログ

 

 since 1951 特定非営利活動法人・日本経営士協会

【ブログ 経営コンサルタントの育成と資格付与】

 日本経営士協会は、特定非営利活動法人として内閣府による認証を受けた経営コンサルタント団体です。1951年に誕生し、経営コンサルタント育成と経営士・士補資格付与活動を1953年から積極的に行ってきている、日本で最初に設立され、約65年もの永きにわたりまして社会貢献をしてきています。  このブログは、主に次のような方々を対象に、時宜に即した情報を毎日、原則として複数本のブログをお届けしています。経営というのは、根底に流れいるものは、下記のいずれにも共通し、視点を変えるだけでそれを応用することができるという信念を基に、あえて三兎を追っています。

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◆【経営コンサルタントの独り言】  「まねぶ」が成長の原動力、されど要注意!! C28

2023-12-28 17:03:00 | 【話材】 経営コンサルタントの独り言12

 

  【経営コンサルタントの独り言】 「まねぶ」が成長の原動力、されど要注意!! C28

 

 

平素は、ご愛読をありがとうございます。

経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うブログで、毎日複数回つぶやいています。

 

■ 「まねぶ」が成長の原動力、されど要注意!! C28

 

「まねる」と「まなぶ(学ぶ)」との二つの言葉からの合成語で「まねぶ」という言葉があります。

 だれが最初にこの言葉を使ったのか、存じ上げませんが、素晴らしい言葉でもあり、勝手な解釈をされてしまう懸念もあるように思えます。

 徒弟制度というのがあります。

 親方に弟子入りして、見よう見まねで身につけてゆきます。

 門前の小僧習わぬ経を読む

 これもまた、繰り返し聞いているうちに、自分もそれができるようになるということを教えてくれています。

 まずは、先輩諸氏のやっていることをつぶさに観察し、自分に取り入れられることは取り入れていきながら、人間というのは成長できるのではないでしょうか。

 

 残念ながら、世の中には、「パクリ」を平気でやる人が結構います。

 著作権は守らなければなりません。

 

 私は、先輩の方々の講演会や研修会にはしばしば足を運びました。

 それを自分が講師を担当したときに紹介させてもらうことが多くありました。

 紹介ですので、自分の考えではないことをキチンと伝えます。

 しかし、それを繰り返しているうちに、先輩が言ったこととは異なる表現に次第に昇華してくることが多々出てきました。

 明らかに先輩が言っていることとは本質的にことなるものに変質してきたものがあります。

 それは、自分のオリジナルとして、自分のものとして、自分の言葉で伝えられるようになってきました。

 経験というのは、成長の原動力なのですね。

 

ドアノブ)

 

◆ ツイッターでのつぶやき 

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 12月27日 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズ 3-1 こんなビジネスパーソンにはなりたくない

2023-12-28 08:03:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 12月27日 「あたりまえ経営のきょうか書」シリーズ 3-1 こんなビジネスパーソンにはなりたくない

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

 

 高1の時に担任であった先生の訃報が入りました。

 音楽の教師でしたので、合唱祭の時に指揮を任された私は、識者に関する知識が全くなく、先生の”特訓”を受けに行きました。

 その年の年末近くに、進路指導の際に、勇気づけられたといいますか、自信を与えられたことが、私の人生に大いにプラスになったことを感謝し続けてきました。

 ご冥福をお祈りいたします。

 

 若手のビジネスパーソンの人達を対象とした集まりに招待され、【あたりまえ経営のすすめ】について、お話をする機会を得ることができました。

 下記のようなテーマでお話しました。

 

◆ 1 こんなビジネスパーソンにはなりたくない

 

 ビジネスパーソンといいましても、社会人経験の浅い人から、大ベテランまで、いろいろな方がいらっしゃいます。

 大ベテランですと、いまされビジネスに関して学ぶことなどないとお考えかもしれません。ところが、社員研修を実施したり、企業を訪れた時に見聞したりしますと、意外と大ベテランがネックになってしまっていることが多いです。

 その大ベテランは、自分は会社に長年貢献していると自負されていて、それに気がつかないでいらっしゃることがあります。

 確かに大ベテランの貢献度は高いでしょうが、一方で、大ベテランが足を引っ張っていることにもしばしば出くわします。

 その様な大ベテランは、長年の経験に、どっぷりと浸かってしまっていて、自分のやり方が陳腐化してしまっていたり、初心を忘れてしまっていたりします。それに気がついていなかったり、周囲も、大ベテランに対して注意をすることをためらったりしがちです。そのために、いつまでも改善されない状態が続いているのです。

 一方で、新人ビジネスパーソンは、社会経験不足から、知識はあっても、それが偏っていることに気がつかなかったり、知恵が働かなかったりします。


 「こんなビジネスパーソンになりたくない」ということでは、「謙虚さを忘れている」ということを、まず、お話したいです。

 上述の事例は、まさに謙虚さに欠けているために、自分が、ビジネスパーソンとして、不充分なところがある、という意識欠如をされていることが多いでしょう。そのために、自分を鏡に映すことを忘れてしまったり、写しても、自分の欠陥が見えなかったり、見落としてしまったりしているのです。

 自分がビジネスパーソンとして、欠けている部分があるという認識を持ちませんと、自分の判断や物の見方が正しいと思い込んでしまいます。

 何かを判断する時に、一呼吸して、クリティカル・シンキングを思い出して、目の前の現象や、自分がやろうとしていること、それに対する取り組み姿勢や方法が、「それで良いのだろうか」と考えてみる必要があります。

 そのときに、目前の事象にとらわれすぎてしまい、全体の位置づけを見失っていることがあります。

 取り組む課題を俯瞰的に見ますと、自分が置かれている現状での取組方に問題があることに気がつきます。クリティカル・シンキングの勉強を、再度してみますとよろしいでしょう。


 平素から、このような姿勢で仕事をしたり、思考したりしていますと、自ずと自己研鑽の必要性を感じるでしょう。自分自身を磨くことは、若いうちだけではなく、終生続けなければ、後輩から馬鹿にされたり、追い越されたりしてしまいます。

 時々、自分自身を鏡に映しますと、自分がなりたくないビジネスパーソンになりそうであることを発見するでしょう。

 

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

 

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

■ 経営コンサルタントがお薦めする書籍「経営コンサルタントの本棚」 C27

 ちょっとした情報が、私達の智慧となることは多々あります。

 その情報が知恵の源泉であることに気づかないで機会損失を起こしていることは、それ以上に多いのかもしれません。

 毎週火曜日は、日本を代表する経営コンサルタントの先生方のご協力で、経営・時事・コンサルティングなど、ジャンルを問わず、読者の皆様に感謝を込めてメッセージを発信しています。

 第4火曜日には、ブログで定期的に「経営コンサルタントの本棚」をお届けしています。

 その契機は、「経営コンサルタントがどのような本を、どのように読んでいるのかを教えてください」「経営コンサルタントのお勧めの本は?」という声をしばしばお聞きしたことによります。

 日本経営士協会の経営士・コンサルタントの先生方が読んでいる書籍を、毎月ご紹介します。

  経営コンサルタントの本棚   http://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/90c4bd41c5f0c767b0a389f846a67f04

 

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

>> もっと見る

■バックナンバー   https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db


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■【きょうの人】 1228 岡倉 天心 日本美術史学研究の開拓者

2023-12-28 06:33:00 | 【話材】 きょうの人12月

 

  【きょうの人】 1228 岡倉 天心 日本美術史学研究の開拓者

 

 独善的な判断で、気になる人を選んでご紹介しています。

 そこに歴史や思想、人物、生き方などを感じ取って、日々の生活やビジネスに活かしてくださると幸いです。

 

■ 岡倉 天心 日本美術史学研究の開拓者


 おかくら てんしん
 1863年2月14日(文久2年12月26日)- 1913年(大正2年)9月2日)


日本の思想家、文人。本名は岡倉覚三(かくぞう)。幼名は岡倉角蔵。


 近代日本における美術史学研究の開拓者で、英文による著作での美術史家、美術評論家としての活動をしました。

 美術家の養成、ボストン美術館中国・日本美術部長といった多岐に亘る啓蒙活動を行い、明治以降における日本美術概念の成立に寄与しました。

「天心」は、岡倉が詩作などの際に用いた号ですが、生前には「岡倉天心」と呼ばれることはほとんどなく、岡倉覚三で通していたそうです。

 福井藩の下級藩士の父・岡倉勘右衛門は、藩命で武士の身分を捨て、福井藩が横浜に開いた商館「石川屋」の貿易商となり、その商店の角倉で生まれたことから、覚三は当初「角蔵」と名付けられました。

 東京都台東区に、岡倉天心記念公園(旧邸・日本美術院跡)があります。茨

 城県北茨城市には、五浦に日本美術院第一部を移転させて活動した岡倉天心らの業績を記念して、茨城県天心記念五浦美術館が1997年(平成9年)に設立されました。

 ニューヨークで英語による「茶の本」を出版して100年にあたる2006年の10月9日に、岡倉が心のふるさととしてこよなく愛した福井県の大本山永平寺において“岡倉天心「茶の本」出版100周年記念座談会”が行われたことは、記憶されている人も多いでしょう。

 

◆ 【きょうの人】 バックナンバー

 歴史上で活躍したり、仏教など宗教関係の人であったり、ジャンルはいろいろですが、彼等から、学ぶところが多々ありますので、それをご紹介します。

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◆ 【経営コンサルタントのひとり言】

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■【今日は何の日】 12月28日 シネマトグラフの日 昔懐かしい表現ですね

2023-12-28 00:03:00 | 【今日は何の日12月】

 

  【今日は何の日】 12月28日 シネマトグラフの日 昔懐かしい表現ですね

 

 一年365日、毎日が何かの日です。

 季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。

 これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。

 独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。 詳細 ←クリック

 

今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

 シネマトグラフの日

 1895年12月28日に、パリで世界初の映画であるシネマトグラフが、リュミエール兄弟により初めて商業公開されました。

 シネマトグラフとは、1890年代に発明された、世界で最初の撮影と映写の両機能を持っている複合型映写機のことです。

 世界初の実写ムービーということも出来ます。映画をビジネスにしたこととしてもリュミエール兄弟の功績といえます.

 ルイ・リュミエールがシネマトグラフのアイディアを概念化し、映写機として完成し、リュミエール兄弟双方が特許を共有していたと言われています。

 しかし、一説によりますと、これはフランスの発明家レオン・ボウリーの発明とも言われています。

 シネマトグラフよりも先に、エジソンがキネトグラフという撮影機を、キネトスコープという映画を見る機械を1891年に発明しています。

 誰が最初に発明したのかは、エジソン説が有力ですが、映画を商業化したという点では、リュミエール兄弟が最初という説が有力です。

 

(ドアノブ)

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◆【経営コンサルタントの独り言】  経営コンサルタントがお薦めする書籍「経営コンサルタントの本棚」 C27

2023-12-27 17:03:00 | 【話材】 経営コンサルタントの独り言12

 

  【経営コンサルタントの独り言】 経営コンサルタントがお薦めする書籍「経営コンサルタントの本棚」 C27

 

 

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■ 経営コンサルタントがお薦めする書籍「経営コンサルタントの本棚」 C27

 

 ちょっとした情報が、私達の智慧となることは多々あります。

 その情報が知恵の源泉であることに気づかないで機会損失を起こしていることは、それ以上に多いのかもしれません。

 毎週火曜日は、日本を代表する経営コンサルタントの先生方のご協力で、経営・時事・コンサルティングなど、ジャンルを問わず、読者の皆様に感謝を込めてメッセージを発信しています。

 第4火曜日には、ブログで定期的に「経営コンサルタントの本棚」をお届けしています。

 その契機は、「経営コンサルタントがどのような本を、どのように読んでいるのかを教えてください」「経営コンサルタントのお勧めの本は?」という声をしばしばお聞きしたことによります。

 日本経営士協会の経営士・コンサルタントの先生方が読んでいる書籍を、毎月ご紹介します。

  経営コンサルタントの本棚   http://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/90c4bd41c5f0c767b0a389f846a67f04

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【経営コンサルタント(志望者)へのお勧めブログ】

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■■杉浦日向子の江戸塾 15- 江戸情緒に学ぶ 江戸の居酒屋

2023-12-27 12:03:00 | 杉浦日向子の江戸塾

■■杉浦日向子の江戸塾 15 江戸情緒に学ぶ 江戸の居酒屋

 江戸のエコや風俗習慣などから、現代人は、エコという観点に絞っても学ぶところが多いと思っています。杉浦日向子の江戸塾から学ぶところは多く、話のネタとなります。エッセイ風というと大げさになりますが、独断と偏見で紹介してみたいと思います。

 私がはじめて杉浦日向子女史を知ったのは、「お江戸でござる」というNHKの番組でした。お酒が好きで、飾らない人柄、江戸時代に生きていたかのような話しぶり、そこから江戸のことを知ると、われわれ現代人に反省の機会が増えるような気がします。

 「杉浦日向子の江戸塾」というカテゴリーを作りましたので、一層ブログのバックナンバーが見やすくなりました。

■ 江戸の居酒屋

 江戸の居酒屋というのは、現代の居酒屋を連想するのとは少々違っていました。

 つまみは味噌とか目刺しくらいしかなかったのです。それをつまみながら升酒をキュッと引っかけることができる場所でしかなかったのです。現代の立ち飲み屋を想像すると近いかも知れません。

 もちろんメニューはありません。時代劇でメニューのような物が壁面に貼ってあったりしますが、あれは時代考証がきちんとできていないのです。

 メニューがないし、その日によって出せる物が異なることがあるので、客は「できますものは?」と訊くのです。

 テーブル席もありませんでした。畳の上に銘々膳やお盆をおくスタイルです。

 では、飲み屋で何かを食べたいときにはどうするのでしょうか。

 持込です。近所の屋台に頼んで、自分が行く飲み屋を指定して持ってきてもらいます。現代の雀荘のスタイルです。

 

■■ 経営コンサルタントの一口情報 ←クリック

 経営コンサルタント歴40年の経験を活かし、経営コンサルタントのプロやこれから資格取得を目指している人に、目から鱗の情報と提供しています。

  http://blog.goo.ne.jp/keieishi17/e/c0de6df80dd146916f8efdb2b4de2a54



【経営コンサルタントのプロ集団+育成と資格付与】

 日本経営士協会は、ご存知かと思いますが、戦後復興期に当時の通産省や産業界の勧奨を受け、日本公認会計士協会と母体を同じくする、日本で最初にできた経営コンサルタント団体です。

 詳しくは、サイトでご覧下さい。 

  ↓↓ クリック

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【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 12月26日 函館・トラピスチヌ修道院で心が洗われる

2023-12-27 08:03:00 | 【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記

 

  【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 12月26日 函館・トラピスチヌ修道院で心が洗われる

 

 平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 私の後進として会社を託した竹根好助の経営コンサルタント起業経験や、その会社の日常業務、自分の思いなどを「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」として連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

 紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

 

 西の空に傾く満月を見ながらの早朝ウォーキングでした。

 とはいえ、雲も多く、雲間から見える満月でした。

 

 【カシャリ!ひとり旅】で旅をしてきていますが、写真の整理はなかなか追いつきません。一方で、時間がある時に、一息入れるために、かつてアップロードした写真を見直すこともあります。

 今年も余すところ少なくなり、クライアント訪問なども少なくなっていますので、1月開催のクリティカル・シンキング講習会の準備をしました。

 合間に、写真を見ながらのゆったりとした時間を過ごすことができました。

 

◆函館・トラピスチヌ修道院

 

 

 

 
北海道  函館・トラピスチヌ修道院 

 https://www.hakobura.jp/db/db-view/2010/04/post-49.html

 

 日本初の女子観想修道院として1898(明治31)年に「厳律シトー会天使の聖母トラピスチヌ修道院」として創立されました。

 この修道院は、真ん中に函館市街地を挟んで、函館山がその対極に位置しています。やや高台に、ひっそりとたたずまいをしています。

 発足当時は、1893(明治26)年にパリ外国宣教会のアンドレ・ベルリオーズ司教が70ヘクタールの土地を購入して建てた旧孤児院を使用していました。

 1903(明治36)年、大嵐で木造の修道院は崩壊し、その2年後に、レンガ造り2階建ての本館正面棟の一部が完成しました。1913(大正2)年までに竣工した本館正面棟と聖堂は、1925(大正14)年に発生した火災で焼失するという被害に遭っています。

 教皇ピオ11世から義援金や各修道院からの寄付金が寄せられ、1927(昭和2)年に再建された聖堂が現存しています。煉瓦の外壁、半円アーチの窓などゴシックとロマネスクの混在するデザインが印象的です。

 

 修道女らは祈り、労働、聖なる読書を日課の3本柱に共同生活を送っています。祈りは3時半の起床から、19時45分の就寝までに一日7回行われます。

 生計を立てる収益事業として製造するマダレナケーキやクッキーは、修道院を訪れた際の土産物として人気です。

 立ち入ることができるのは前庭のほか、売店併設の資料室の見学が可能で、院内での生活や修道院の歴史などを紹介しています。2016年以降、定休日なしにオープンされています。

 トラピスチヌ修道院の前に市民の森があり、そこの売店のソフトクリームは有名ですので、食べてみるのもよろしいでしょう。

 森には、白樺の木もあり、北海道に来たという感動を得られます。

 

カシャリ映像でお楽しみください
https://youtu.be/wD6QxQFAx48

 

11 北海道
写 真
  札幌 支笏湖 定山渓温泉 洞爺湖 時計台 函館 函館ハリストス正教会 函館山 北海道神宮 北海道大学 北海道庁旧庁舎 藻岩山    
 
北海道
映 像

 

北海道札幌1  札幌 藻岩山 7分
札幌市内を一望でき、ロープウェイに乗って展望台へ。そこからの夜景はまた格別
北海道札幌2  北海道神宮 9分
北海道開拓を象徴する北海道神宮。円山公園に隣接し、三つの末社と共に北海道をささえる大神宮です。
北海道札幌3  北海道庁旧本庁舎 6分
北海道・札幌市を代表する「赤レンガ」は八角塔を有し、歴史的建造物ですので、いろいろな角度から眺めました。
北海道札幌4  北海道庁旧本庁舎前庭 5分
旧道庁舎「赤レンガ」だけでもすばらしのに、それを引き立てるだけではなく、主役にもなれる、四季を通じて楽しめる日本庭園
北海道大学1  北大構内を散策 7分
日本を代表する大学のひとつだけあって歴史や重みを感じられました。観光の視点から、北大を紹介します。
北海道大学2  豊かな水の北大構内 7分
庭園のような中央ローン、そこを流れるサクシュコトニ川、クラーク像などの見どころ
北海道大学3  北大ポプラ並木 7分
観光客にとって北大というと、花木園にあるポプラ並木ですが、大野池周辺も見逃せません。

 

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

 

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

 「3共」って何だろう??? c26

 

 製薬会社のことではありません。
 共産主義賛同者というわけでもありません。

 経営士資格取得をしているコンサルタントなら、知らない方がおかしいくらい、そこではあたり前のことです。
 経営の高度化・専門化が進んで来ている今日、ひとりのコンサルタントだけでは、優れた支援サービス提供はできません。

 中小企業診断士や税理士をはじめとした士業・専門業の先生方の「異業種交流組織」としての活動理念です。
 「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」という三銃士の名言があります。
 毛利元就の「三本の矢」という逸話があります。
 それとはちょっと異なりますが、複数の専門家が集まると大きな力となります。

 3共は、大きな力を作るための思想ですし、行動指針でもあります。

 

(特)日本経営士協会のサイトを見ると「3共」とか「共業・共用・共育」という言葉が出てきます。

 同協会には、質の高い会員が、「共育」と言って相互研鑚し、「共業」と言って相互に強みを発揮できる協同業務を行っています。そこで蓄積された協会の共有財産を皆で使えるように「共用」を大切にしています。

 定期的に研究会や研修会を開催するだけではなく、メーリングリスト(インターネットを使ったグループ活動)を通じても共育と共業をしています。また、当協会にコンサルティングや講師依頼などがありますと、それを会員に紹介し、これらを通じて質の高い業務遂行を行っています。

 当協会では、経営コンサルタントだけが集まっているのではなく、これから経営コンサルタントを目指そう、経営コンサルタント的視点で経営を行おうという人たちにも仲間になって欲しいと考えていて、一般会員という制度も作っています。

 一方で、資格会員である経営士という実力を有する人たちの集まりである当協会においては、協会が会員に何かをしてやるというより、会員が協会で何ができるかがポイントと考えています。かつて、ケネディ大統領が「国が国民に何かをするというより、国民がアメリカ合衆国に対して何をすることができるかが重要だ」という言葉を思い出しました。別の言葉で言うと「会員の皆様にも汗を流していただきながら、会員とともに協会を育てていくという考えが浸透しているから「共業・共用・共育」が可能なのです。

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

>> もっと見る


■【小説風 傘寿】老いぼれコンサルタントの日記 バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db
 


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■【きょうの人】 1227 松平 定信  江戸幕府8代将軍・徳川吉宗の孫、寛政の改革 ■ ケプラー,ヨハネス ケプラーの第1法則の提唱やケプラー式望遠鏡の設計 ■ 鈴木 三郎助(二代目) 味の素で成功

2023-12-27 06:33:00 | 【話材】 きょうの人12月

 

  【きょうの人】 1227 松平 定信  江戸幕府8代将軍・徳川吉宗の孫、寛政の改革 ■ ケプラー,ヨハネス ケプラーの第1法則の提唱やケプラー式望遠鏡の設計 ■ 鈴木 三郎助(二代目) 味の素で成功

 

 独善的な判断で、気になる人を選んでご紹介しています。

 そこに歴史や思想、人物、生き方などを感じ取って、日々の生活やビジネスに活かしてくださると幸いです。

 

■ 松平 定信  江戸幕府8代将軍・徳川吉宗の孫、寛政の改革


 まつだいら さだのぶ
 宝暦8年12月27日(1759年1月25日)-文政12年5月13日(1829年6月14日)


 江戸時代中期の大名、陸奥国白河藩3代藩主で、老中を務めました。江戸幕府8代将軍・徳川吉宗の孫に当たります。

 1787年から1793年まで寛政の改革を行いました。定信は、田沼の政策の経済政策をことごとく覆したとしばし言われます。

 天明の大飢饉における藩政の建て直しの手腕を認められた定信は、天明6年(1786年)に家治が死去して家斉の代となりました。田沼意次が失脚した後の、天明7年(1787年)、徳川御三家の推挙を受けて、少年期の第11代将軍・徳川家斉のもとで老中首座・将軍輔佐となります。

 田沼意次の政治により、武士の世界は金とコネによる出世が跳梁しており、農村では貧富の差が激しくなり没落する貧農が続出していました。

 天明の打ちこわしを期に、幕閣から旧田沼系を一掃粛清し、祖父・吉宗の享保の改革を手本に寛政の改革を行い、幕政再建を目指しました。

 幕府財政の再建の為に、大胆な財政緊縮政策を行いました。田沼時代の運上金、冥加金の上納を引き換えとして特権を与えるなどといった商業資本重視の政策は、下層への搾取を生み、富商・富農の誕生を促進させたと判断した対応でした。

 一方で、農村で大量離村が発生したりして苦慮しました。対策として倹約や風紀粛清に尽力しました。福祉政策として、飢餓に備えて各藩で「社倉」「義倉」に穀物を備蓄するよう命じたりもしています。

 教育政策では、朱子学による学問吟味=官吏登用試験を行うことによって、幕府に忠実な封建官僚群を育成しようとしました。

 ヨーロッパの情勢が変化する中、定信は消極的開国政策を示し、ロシアなどの対外政策を実施しました。

 松平定信の改革は、一定の成果をあげましたが、その厳粛な厳しい政治に対する反発から失脚しました。

 

■ ケプラー,ヨハネス ケプラーの第1法則の提唱やケプラー式望遠鏡の設計


 Johannes Kepler
 1571年12月27日 - 1630年11月15日


 ドイツの天文学者で、天体の運行法則に関する「ケプラーの法則」を唱えたことでよく知られています。

 理論的に天体の運動を解明したという点において、天体物理学者の先駆的存在だといえます。また数学者、自然哲学者、占星術師という顔も持っていたそうです。

 ケプラーは、1571年12月27日、神聖ローマ帝国で居酒屋を営んでいたハインリヒ・ケプラーとカタリーナ・ケプラーの間に生まれました。母のカタリーナは宿屋の娘 Katharina Guldenmannとして生まれ、ヒーラーとして薬草を用いて治療を行っていた人だったそうです。

 ケプラー家の経済状況は貧しくなりつつあり、父のハインリヒは収入を得るため傭兵となり、ヨハネスが5歳の時に家族と離ればなれになり、17才の折に死別しました。

 ヨハネスは、4歳の時に天然痘にかかり視力を低下させ、手もいくぶん不自由でした。

 6歳の時1577年の大彗星を目撃し、天文学に関心を持ったようです。

 ケプラー以前の天文学では、「完全なる神は完全なる運動を造られる」と考えられていたことから「惑星は中心の星の周囲を完全な円軌道で運行する」と考えられていました。

 一方で、惑星は逆行運動をすることが知られていました。

 ケプラーは、周転円の考えを導入することでそれを解決し、最終的にはクラウディオス・プトレマイオスによる地球中心説(天動説)を説明したのです。

 しかし、コペルニクスにより地動説が唱えられ、ケプラーの影はかすれてしまいました。

 ところが、ティコ・ブラーエによる、火星観測の正確なデータをもとに、地球の軌道は完全な円にかなり近いのですが、火星の軌道は楕円でることを照明するケプラーの第一法則の発見へ繋げました。

 ケプラーは、ケプラー式望遠鏡を設計しました。しかし、自分で政策をすることは中田壮です。

 

■ 鈴木 三郎助(二代目) 味の素で成功


 すずき さぶろうすけ
 1868年1月21日(慶応3年12月27日)- 1931年3月29日


 日本の実業家で、味の素の創設者です。

 明治17年(1884年)18歳で2代目三郎助を襲名、呉服商辻井家の次女テルを妻に迎えますが、三郎助の商売は当初は順調でしたが、次第に資金繰りに躓き、それを埋めるために米相場に手を染めていました。

 商売を、かじめ焼きに代えましたが、国内で生産過剰となったヨード製品に目を付けます。かじめ焼きが輸出され、日露戦争で需要が高まり、莫大な利益を上げました。

 明治41年(1908年)、東京帝国大学の池田菊苗がグルタミン酸を主要成分とする調味料の製造方法を発明し、特許が認められました。鈴木は知己を通じて開発中から池田博士と面談して、この特許の実施契約を得ました。

 弟に研究を任せ、はじめはうまく行かなかった味の素ですが、それが市場に受け入れられ、今日の味の素社の基礎を築くことができました。
 

◆ 【きょうの人】 バックナンバー

 歴史上で活躍したり、仏教など宗教関係の人であったり、ジャンルはいろいろですが、彼等から、学ぶところが多々ありますので、それをご紹介します。

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/b57a13cf0fc1c961c4f6eb02c2b84c9f

◆ 【今日は何の日】は、毎日発信しています。

 一年365日、毎日が何かの日です。 季節を表す日もあります。 地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。 誰かの誕生日かも知れません。 歴史上の出来事もあります。

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/b980872ee9528cb93272bed4dbeb5281

◆ 【経営コンサルタントのひとり言】

 経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うコンテンツで毎日つぶやいています。 

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a0db9e97e26ce845dec545bcc5fabd4e

【 注 】

 【きょうの人】は、【Wikipedia】・当該関連サイトを参照・引用して作成しています。


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■【今日は何の日】 12月27日 浅草仲見世記念日 池田勇人首相と所得倍増計画

2023-12-27 00:03:00 | 【今日は何の日12月】

 

  【今日は何の日】 12月27日 浅草仲見世記念日 池田勇人首相と所得倍増計画

 

 一年365日、毎日が何かの日です。

  季節を表す日もあります。地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。誰かの誕生日かも知れません。歴史上の出来事もあります。セミナーや展示会もあります。

  これらをキーワードとして、私たちは自分の人生に、自分の仕事に、自分自身を磨くために何かを考えてみるのも良いのではないでしょうか。

  独断と偏見で、エッセー風に徒然のままに書いてみました。皆様のご参考にと毎日続けていこうと・・・というよりも、自分自身のために書いてゆきます。

   詳細 ←クリック

今日は何の日インデックス】  日付を指定して【今日は何の日】を閲覧できます

 

■ 池田勇人首相と所得倍増計画 

 

 1960年12月27日は、池田勇人首相が所得倍増計画を発表した日であると、ラジオが報じていました。10年間で国民総生産を倍増させることを目標に掲げた長期経済計画でした。戦後日本の発展は、これが契機であったと言っても過言ではありません。

 昨今の日本は、税収より国債の方が金額が大きいのですから、赤字になるのはあたり前。

  日本の借金体質を健全化できるスーパーマンが出てきてくれればと他人事のように考え、願うだけではいけないと思いつつも、目先の自分の仕事に追われながら、今年もあと5日を切ってしまいました。

 

■ 浅草仲見世記念日

 明治維新の政変による寺社所領没収で、東京・浅草寺の境内も明治新政府による公園法制定で、仲見世が持つ以前からの一切の特権が取り上げられてしまいました。

 1885(明治18)年12月27日に、東京府は仲見世全店の取り払いを命じ、泣き泣き退店した後、煉瓦造りの洋風豊かな新店舗が同年12月に完成、近代仲見世が誕生しました。このビルは、1923年の関東大震災で倒壊し、鉄筋の建物として再建されました。

 仲見世ウェブサイトによると下記のような説明があります。

 今の仲見世には東側に54店、西側に35店、合計89店の店舗があり、長さは約250メートル、美しい統一電飾看板と四季折々の装飾が石畳に映え、雷門をくぐった海外からのお客さまなどは、みごとな日本的情緒に思わず「ワンダフル」を連発いたします。

 

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◆【経営コンサルタントの独り言】 「3共」って何だろう??? c26

2023-12-26 17:03:00 | 【話材】 経営コンサルタントの独り言12

 

  【経営コンサルタントの独り言】 「3共」って何だろう??? c26

 

 

平素は、ご愛読をありがとうございます。

経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うブログで、毎日複数回つぶやいています。

 

■ 「3共」って何だろう??? c26

 

 製薬会社のことではありません。
 共産主義賛同者というわけでもありません。

 経営士資格取得をしているコンサルタントなら、知らない方がおかしいくらい、そこではあたり前のことです。
 経営の高度化・専門化が進んで来ている今日、ひとりのコンサルタントだけでは、優れた支援サービス提供はできません。

 中小企業診断士や税理士をはじめとした士業・専門業の先生方の「異業種交流組織」としての活動理念です。
 「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」という三銃士の名言があります。
 毛利元就の「三本の矢」という逸話があります。
 それとはちょっと異なりますが、複数の専門家が集まると大きな力となります。

 3共は、大きな力を作るための思想ですし、行動指針でもあります。

 

(特)日本経営士協会のサイトを見ると「3共」とか「共業・共用・共育」という言葉が出てきます。

 同協会には、質の高い会員が、「共育」と言って相互研鑚し、「共業」と言って相互に強みを発揮できる協同業務を行っています。そこで蓄積された協会の共有財産を皆で使えるように「共用」を大切にしています。

 定期的に研究会や研修会を開催するだけではなく、メーリングリスト(インターネットを使ったグループ活動)を通じても共育と共業をしています。また、当協会にコンサルティングや講師依頼などがありますと、それを会員に紹介し、これらを通じて質の高い業務遂行を行っています。

 当協会では、経営コンサルタントだけが集まっているのではなく、これから経営コンサルタントを目指そう、経営コンサルタント的視点で経営を行おうという人たちにも仲間になって欲しいと考えていて、一般会員という制度も作っています。

 一方で、資格会員である経営士という実力を有する人たちの集まりである当協会においては、協会が会員に何かをしてやるというより、会員が協会で何ができるかがポイントと考えています。かつて、ケネディ大統領が「国が国民に何かをするというより、国民がアメリカ合衆国に対して何をすることができるかが重要だ」という言葉を思い出しました。別の言葉で言うと「会員の皆様にも汗を流していただきながら、会員とともに協会を育てていくという考えが浸透しているから「共業・共用・共育」が可能なのです。

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◆ ツイッターでのつぶやき 

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 ◇ 心 de 経営  ◇ 経営マガジン  ◇ 経営コンサルタントの独り言  ◇ 経営四字熟語

 ◇ 杉浦日向子の江戸塾  ◇ ニュース・時代の読み方  ◇ 時代の読み方・総集編  ◇ 経営コンサルタントの本棚  ◇ 写真・旅行・趣味  ◇ お節介焼き情報  ◇ 知り得情報  ◇ 健康・環境  ◇ セミナー情報  ◇ カシャリ!一人旅


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【経営コンサルタントのお勧め図書】アニマルスピリッツを持とう CFO思考 2312

2023-12-26 13:33:53 | 経営コンサルタントの本棚

本  【経営コンサルタントのお勧め図書】アニマルスピリッツを持とう CFO思考 2312

経営コンサルタントがどのような本を、どのように読んでいるのかを教えてください」「経営コンサルタントのお勧めの本は?」という声をしばしばお聞きします。

 日本経営士協会の経営士・コンサルタントの先生方が読んでいる書籍を、毎月第4火曜日にご紹介します。

 

 【経営コンサルタントの本棚】は、2012年に、経営コンサルタントがどのような書籍を読んでいるのか知りたいという、ブログ読者の声を反映して企画いたしました。

 幸い、日本で最初に創設された経営コンサルタント団体である日本経営士協会には優秀な経営士・コンサルタントがいらっしゃるので、その中のお一人である酒井闊先生にお声をかけましたところ、ご協力いただけることになりました。

 それが、今日まで継続されていますので、10年余もの長きにわたって、皆様にお届けできていることに誇りを持っています。

本

■    今日のおすすめ

『日本企業最大の欠落とその処方箋「SFO思考」』

                    (徳成旨亮著 ダイヤモンド社)

本

■ 「CFO思考」は非上場企業の経理・財務部門にも有益です(はじめに)

 紹介本の書名「CFO(Chief Financial Officer:最高財務責任者)思考」から何をイメージされますか。『「CFO」は上場会社の役職。非上場の我が社には関係ない。』でしょうか。
 そこで今日は、そのような一般的な考えを横に置いておいて、『非上場企業にも役立つ「CFO思考」』について考えてみたいと思います。
 私事になりますが、メガバンクの支店長⇒上場企業のCFO⇒メガバンク関係会社社長(非上場会社CEO)のキャリアをベースに紹介本を読み、「CFO思考」は非上場会社に於いても有益と痛感しました。つまり、CFOの知見が有ったが故に、非上場企業の社長としての、ガバナンス・企業価値向上などの責任を全う出来たと思います。
 著者は、上場企業における体験を通じ、CEOのビジネスパートナー(諫言も含め)としてのCFOの役割の重要性を説いていますが、非上場企業に於いてもCEOをサポートするCFOの役割は重要です。CFOが『経理・税務・財務に止まる「“金庫番思考”のCFO」』を脱却し、『CEOをサポートする「“企業成長をもたらすCFO思考”のCFO」』になることで企業の成長が促進されるのです。
 著者は、「上場企業に求められるCFO」について記していますが、著者の主張を非上場企業向けに読み直し、『非上場企業版「CFO思考」』について考えてみたいと思います。
 それでは、次項で『非上場企業に有益な『非上場企業版「CFO思考」』について触れてみたいと思います。

本

■ 非上場企業に有益な『非上場企業版「CFO思考」』とは

【アニマルスピリッツを持とう】
 著者は、海外投資家から繰り返し投げかけられたフレーズを紹介しています。『日本人・日本企業・日本経済には「アニマルスピリッツ」はないのか?』です。
 この「アニマルスピリッツ」は、ジョン・メイナード・ケインズが、「雇用、利子および貨幣の一般理論」の中で言及した言葉で、その意味は「実現したいことに対する非合理的なまでの期待と熱意」です(著者要約)。
 海外投資家の上記フレーズの言わんとすることは、次のことです。『日本の世界競争力(IMD2023〈注〉)のランキングが1980年の1位から2023年の35位まで下落し続けてる要因は、日本人・日本企業・日本経済に「アニマルスピリッツ」が無くなったからだ』。
〈注〉「IMD世界競争力ランキング2023」(下記URLを参照ください)

 

 

 著者は、日本企業最大の「欠落」は、『アニマルスピリッツ』の欠如であり、その症状の「処方箋」は『責任領域にアニマルスピリッツを持って走り回り、企業価値向上と企業成長の成果を上げる「CFO思考」』であると主張します。
 『アニマルスピリッツ』は、『人生・仕事の結果=考え方(「‟まねび”;真似を通じた学び」でもOK)×熱意×能力(実行力)~稲盛和夫~』の“熱意”を魂のレベルで持つこと、と言い換えることが出来ます。
 『アニマルスピリッツ的「CFO思考」』は、上場、非上場に関係なく重要な考えです。この様な熱意に基づく経営革新無くしては、日本経済・企業の再興はあり得ません。

【「CFOの10の責任領域」を、非上場企業版に置き直してみよう】
 著者が示す「CFOの10の責任領域」を『非上場企業版「CFO思考」』に書き直してみました(次表)。非上場企業の「CFO」は、企業成長をもたらす戦略・戦術実施の「火付け役」、戦略・戦術を実行する為の社内組織・アウトソーシング組織の「結節点」としての役割を果たすことが期待されます。

非上場企業版「CFO思考

鮮明画像(pdf)

http://glomaconj.com/joho/blog/sakai20231226-ver2cfo.pdf

(注)「説明を要する英語略記」の脚注
CSV:Creating Shared Value(共創価値;詳細は下記URL記事を参照下さい。)
https://ameblo.jp/keieishi17/entry-12147257165.html?frm=theme
ROIC逆ツリーによるKPI(詳細は下記URL pdfの3Pを参照下さい。)
http://www.glomaconj.com/joho/blog/sakaisensei20210928omron.pdf
CSA:Control Self-Assessment(社員自らが監査手続きに加わり、内部監査を行い、評価・課題発見・解決する監査方法。)

 

【その他の「CFO思考」について】
 以上の他、紹介本には貴社の「CFO思考」を刺激する素材が多くあります。是非、ご一読下さい。

本

■ 『非上場企業版「CFO思考」』で成長を(むすび)
 アニマルスピリッツに促された企業価値向上と企業成長を目指す「CSO思考」は非上場企業にとっても有益です。
 非上場企業におけるCFOの役割は、経理部門のDirectorが務めてもいいですし、Chairman・Presidentが兼務しても良いです。大事なことは『非上場企業版「CFO思考」』を実践することです。
 社員・社会を幸せにしたいという「アニマルスピリッツ」を持って、10の責任領域を、“自社流”の『非上場企業版「CFO思考」』で満たし、実践してみませんか。

本

【酒井 闊プロフィール】

 10年以上に亘り企業経営者(メガバンク関係会社社長、一部上場企業CFO)としての経験を積む。その後経営コンサルタントとして独立。
 企業経営者として培った叡智と豊富な人脈ならびに日本経営士協会の豊かな人脈を資産として、『私だけが出来るコンサルティング』をモットーに、企業経営の革新・強化を得意分野として活躍中。

  https://www.jmca.or.jp/member_meibo/2091/

  http://sakai-gm.jp/index.html

【 注 】  著者からの原稿をそのまま掲載しています。読者の皆様のご判断で、自己責任で行動してください。

本

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◆【お節介焼き情報】 13日の金曜日は縁起が悪いというのは誤り!?

2023-12-26 12:03:00 | 【話材】 お節介焼き情報

◆【お節介焼き情報】 13日の金曜日は縁起が悪いというのは誤り!?


■ 13日の金曜日

「4」という数字は「死」を連想させるので縁起が悪い。

「9」という数字は「窮する」を連想させる。

 その様なことが昔から言い伝えられています。

 その結果、連番で番号を振るような場合、例えば駐車場の番号とか、マンションやビルの階層など、1から順に番号を振って行くのに、4や9をスキップしているところを多々見ます。

 しかし、昔ほどではなくなってきたように思えます。

 

 欧米人は、「13」という数字を忌み嫌うという都市伝説があります。

 とりわけ「13日の金曜日」を忌み嫌う人は多いと言われてています。

 キリストの受難の日が「13日の金曜日」とされている俗説からといわれています。

 しかし、キリスト教をキチンと理解している人の話によりますと、受難日は金曜日とされていますが、曜日の既述はなく、日付は定められていないとのことです。

 

 その観点からしますと13日の金曜日は縁起が悪いというのも、日本人の間では定説のようですが、誤りなのかもしれませんね。

 

 
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