
伊集院静 大人の流儀4 許す力
伊集院さんのエッセイで、テーマは許す
少し自分の感覚とは違うところになるのですが、銀座のバーで知り合った人とか・・・やはり自分とは違う世界の話か
と思ってしまうところも多々ある。
そんなに粋に生きていけない、毎日の生活に四苦八苦してるのが現状ではないのかな、また本人の努力が報われない
この格差社会を考えたときに、その世界は自分とは違うと思ってしまう。
どれだけの人が銀座のクラブに自分の金で飲みにいけるのかな・・そこでの人生訓とか思いは違うと思うというのが正直な
ところだと思う。
金持ちの方が読めばまた違うのだろうが・・・
庶民が読んでもピンとこない
でも共感できるところもある。
車窓を開ければ風も入ってくる。風は季節、時間の流れも教えてくれるし、五感も鍛えられる。
だから私は窓の開かない高層ビルに暮らしてる人は人間の暮らしをしていないと考える。
四六時中、そこで育った子供は情緒を身体に育むことが難しいと思う、そういうビルで働いてる者もしかりだ。
・・・・
先日乗車した席の向かいとこちらに七人ずつの乗客がいて、十三人中8人がスマホを真剣な目で見ていた、外は青空で少し暑いが
綺麗な積乱雲が光っていた、そんなことをもちろん、彼らは知ったことちゃない。
奇妙なことに彼らは皆同じ表情で同じ目の色をしていた・・・
私には異常にうつった、スマホの中に何があるのか?
・・・・
自分もいつも電車の中で同じようなことを思う、ほぼ6割ぐらいの人がスマホを見ている
本を読んでる人は限りなく少ない、必要な時以外はスマホを見ないようにしている。
時間がもったいないような気がする、スマホが人間をだめにするとも思う、考える、咀嚼する作業がなくなる
正解がすぐ見つける、それに対する思考が不足している、グーグルマップで判断するほど危険なことはない
グーグルマップのストリートビューはタイミング的には1-2年前の写真であることもある、それで仕事で判断ミスをしたこともある。
大いなる反省、それからは必ず現地を歩いて確かめることにしている、グーグルからは見ても伝わらない町の空気 人の動き
それは伝わらない。