神田川 「まる歩き」 しちゃいます!!

ー神田川水系、支流はもちろん、旧水路、廃水路、全部 「まる歩き」ー

不動谷2

2018-07-19 06:05:48 | 落合・目白崖線

 不動谷を流れる小川をさかのぼっての二回目です。新目白通りを越え、狭い谷筋に入ってから二百数十メートルで、急な上り坂に差し掛かります。予備知識なしでは、谷頭に達したと勘違いしそうですが、山手通りの築堤に突き当たったにすぎません。山手通りは昭和10年代に着工し、戦争の中断をはさんで完成したもので、→ 「段彩陰影図」に見るように、不動谷を二分しています。ただ、通りより先の谷筋は浅くなっていますが、これは山手通りの開通に先立ち、大正末から昭和にかけて行われた、いわゆる目白文化村の造成の結果で、その詳細は次回に改めて扱います。

 

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    ・ 昭文社の地図ソフト"Super Mapple Digital"で作成、縮尺は1/6000です。青点線が実地調査及び当時の地図、空中写真などで確認できる水路跡で、そのポイントを地図に記入した番号順にウォーク&ウォッチしてみました。(一部推定によっているところもあります。)  

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    ・ 「陸地測量部発行の1/10000地形図(明治42年測図) / 新井」  同一場所、同一縮尺の「大正10年第二回修正」は→ こちらです。

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    1. 落合第一小学校下です。右写真は対岸からのショットで、底の幅は20m前後しかありません。

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    2. いったん中断しますが、回り込んだ先で再開します。

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    3. 上り坂に差し掛かって中断します。正面のマンションの向こうは山手通りです。

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    4. 山手通りの先には池があり、不動園(のち目白文化村)を分譲した箱根土地の本社がありました。