神田川 「まる歩き」 しちゃいます!!

ー神田川水系、支流はもちろん、旧水路、廃水路、全部 「まる歩き」ー

和田村境

2018-07-02 06:44:16 | 幡ヶ谷支流

 笹塚田圃の西端は和田村との境に接します。→ 「幡ヶ谷村絵図」の描く三日月の先端で、左岸流と村境が重なっていますが、現在たどることのできる水路跡も同様で、やはり左岸流が境界となっています。ただ、現行の住居表示では、隣接するのは杉並区方南1丁目です。方南は「新編武蔵風土記稿」にも収録され、「東南よりにあり」と書かれた和田村の小名で、明治に入り和田堀内村(のち町)大字和田の小字となり、昭和7年(1832年)の杉並区発足の際にも、また、現行の住居表示への変更においても、その名を引き継ぎ現在に至っています。

 

Sakai1

    ・ 昭文社の地図ソフト"Super Mapple Digital"で作成、縮尺は1/6000です。青点線が実地調査及び当時の地図、空中写真などで確認できる水路跡で、そのポイントを地図に記入した番号順にウォーク&ウォッチしてみました。(一部推定によっているところもあります。)

0327b 0327a

    1. 幅広道路はここで終了、水路単独の車止め付き路地が再開します。 

0327d 0327c

    2. ワンブロックで一般の道路に紛れますが、その先に車止めです。なお、ここから水路跡と区境は重なります。

0327e

    3. さらにワンブロック先です。築堤上の水道道路の手前は本流ですが、右手にも路地があります。  

0327g 0327f

    4. 右手のワンブロックも「下水道台帳」で「水路敷」となっています。 

0327h

    5. つながりは不明ですが、環七通りを越えた先にも開渠の溝が残っています。