神田川 「まる歩き」 しちゃいます!!

ー神田川水系、支流はもちろん、旧水路、廃水路、全部 「まる歩き」ー

三村境

2018-02-22 06:13:56 | 神田川4

 本郷堰で分岐した右岸の田用水は、前回UPの→ 「第二回修正」にあるように、山手通りを越え現菖蒲(あやめ)橋付近で本流に戻っていました。その合流地点は→ 「本郷村絵図」からも読み取れますが、本郷、幡ヶ谷、角筈三村の村境に近く、また合流後の神田川本流は左岸本郷、右岸角筈両村の境を画していました。この事情は現行の行政区分にも引き継がれ、中野、渋谷、新宿三区の境が接しており、また以降の神田川は小滝橋下流まで中野、新宿の区境となっています。なお、本流が段丘に接するように流れ、流路を失った用水が本流に戻り、そこに村境が設けられているのは、毎度おなじみのパターンです。

 

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    ・ 「段彩陰影図 / 神田川6」(1/18000)  オレンジ線は区境で、左上の中野区から時計回りに新宿区、渋谷区です。なお、渋谷区内から合流している谷筋については、シリーズを改めて扱います。 

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    ・ 本郷用水  本郷用水と並行するこの通りが、左手本郷、右手幡ヶ谷の村境ともなっていました。 左手から蛇行してきた本流に戻るのは、この先数十メートルのところです。  

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    ・ あやめ橋通り  区画整理時に開設された通りで、(橋名の由来は不明ですが)菖蒲橋が架けられました。現行の住居表示ではこの通りが左手中野、右手新宿の区境となっています。 

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    ・ 菖蒲橋  区境はここで右折し、神田川に沿います。なお、左カーブの先は相生橋ですが、「段彩陰影図」の谷筋にかかわる支流は、菖蒲・相生橋間で合流しています。