今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

沖縄慰霊の日に寄せて

2012-06-24 06:45:52 | 想い出

昨日6月23日は、沖縄慰霊の日。

摩文仁の丘にある平和祈念公園で、戦没者追悼式がしめやかに、また執り行われました。

この日は、沖縄戦が事実上終結した日として、私達も心に深く刻み、忘れ得ぬ日にしたいものです

 

本日は、妹の夢路との三泊四日の沖縄旅行の想い出を織り交ぜながら、私の感慨を伝えさせていただきますね。

しかし、あまりに重いお話しのため、私の拙い文章力ではうまく綴る自信など全くなく、最初から気遅れ気味です。

 

両親の介護が終わり数年後、妹と幾度かの旅行を楽しみました。

その中の一つ、沖縄旅行の思い出は、今も鮮明に、胸に焼き付いて離れません。

目にしみるような紺碧の海に魅せられ、存分に楽しんだだけでなく、戦争の悲惨さを肌でひしひしと感じることができた4日間でした。

            

 

その時巡った観光地の中に、今なお私の脳裏に鮮やかに蘇る光景があります。

それは、南部戦跡の南の果て、喜屋武岬の抜けるような海と空の色。

白い波の打ち寄せる断崖絶壁の眼下に、美しいコバルトブルーの海が、静かに横たわっていました。

太平洋と東シナ海を分けるポイント地点です。

余りの美しさに見惚れるばかりで、最初しばらくは、その岬で起きた悲惨な過去の出来事が信じられないほどでした。

 

しかし、戦いで逃げ場を失った沖縄住民が、この岬の断崖から身を投げ、あたり一面の海が血で染まった、という紛れもない事実があります。

身を投げた多くの人達が、この場所で、悲痛な慟哭の中、立ちすくんだ事でしょう

追い詰められた人達の胸中を察し、私は次第に、胸塞ぐ思いがしたものです。

 

喜屋武岬は、私達の観光ルートには入っていませんでしたが、是非我が目にしたい、と思いました。

夢路とタクシーに乗りこみ、まだ整備されてない細いでこぼこ道を通り抜け、辿りつき、深い思いに浸ることができたのです。

出かけて、本当に良かったと思いました。

             

昨日追悼式が行われた、摩文仁の丘にある平和祈念公園にも、むろんいきました。

平和公園の資料館も、見ごたえがありましたが、幾分アメリカ寄りの展示の印象が否めなかった事を記憶しています。

 

広島の原爆投下も悲惨な出来事でした。

私も被爆者の一人ですが、沖縄の戦争との違いは、その悲劇が一瞬で起きたことでしょうか。

むろん、その後も、その不幸が被爆者を苦しめたことは言うまでもありませんが・・・・・・

 

沖縄戦の悲劇は、本土を守る防波堤にされ、長い期間に渡って、壮絶な戦いが繰り広げられたことでしょう。

勝ち目のない戦いと分かっていながら、住民を巻き込んでの持久戦でした。。

数十日間にわたりその戦禍を被り、その恐怖と残虐さを身を持って嘗めつくさざるを得なかった沖縄の人達。

その苦労は、私達の想像をはるかに超えるものだったに違いありません。

 

私は、まだ当時、3~4歳だった孫のR君へ旅行のお土産にと、沖縄戦争を写真入りで綴った子供向けの書籍を1冊購入しました。

私が読んでも、沖縄戦の実相がよく理解できる良い本でしたが、まだ幼いR君が目にするには余りに忍びない内容でした。

しばらく私の下で預かり、確か四年生になった頃、手渡しました。

中1になった今、改めて読み直してほしいな~、と思っています。

              

                                                 沖縄旅行中の夢路と私

今も基地問題で揺れる沖縄。

住民の方々の複雑な心境が、察せられてまいります。

陰ながら、住民が納得のいく解決と、沖縄県の更なる発展を、心より祈念して止みません。

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