今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

勲章~我が家の骨董品 

2012-06-13 06:46:24 | 想い出

           

 

こんなタイトルの日記を綴ると、若夫婦達に眉をひそめられるかしら?

チョット胸がドキドキします。(笑)

何故なら、若夫婦達は、勲章制度を、人を格付ける悪い因習との見方をしていると思うから。

 

果たして、そうでしょうか。

私は、もっと素直な気持ちで、勲章を授与された方々の業績を認め、賞賛してよいのでは、と思うのですが・・・・・・

皆さまは、どのようなお考えでいらっしゃいますか。

 

さて今日、勲章の話題を持ち出したのは、我が家には既に骨董品と化した二つの勲章が、居間の飾り棚に,置かれているからです。

夫の気持ちも、若夫婦達と変わりないでしょうが、私が可愛がってもらった祖父へ敬意を払いたく、勝手に飾っています。

恐らく、皆様にも私の家族と同じ思いの方々が多く、勲章など話題にすると、あまり良い気分がなさらないかもしれませんね~

何だか不安ですが、勇気を出して綴ります。

私の世代で恐らく処分してしまうであろう、我が家にある勲章について、ブログに一度はいつか、書き留めておきたい気持ちでいました。

その何時かが、今日ということで、やり遂げてしまいますね。

 

勲章には多少縁があるらしく、父方の祖父も、母方の叔父も勲章を授与されています。

縁があるなんて書きましたが、我が家そのものは、縁もゆかりもありません。(笑)

私は若い頃は、勲章など全く興味がなく、祖父や叔父の業績など、知る由もありませんでした。

祖父は学者でしたから、専門分野で、恐らく国への貢献度が高かったのでしょうか。

伯父は、母の実家が造り酒屋で、その当主ながら、市政にもかかわっていたようですから、地域への貢献度が高い人だったのかもしれません。

受賞者の祖父も、叔父も、威風堂々とした大変風格のある人達でしたが、私には、優しいおじいさま、おじさま、といった感じの普通の人でした。

当たり前なこと言っていますね~

同じ人間ですから、勲章を受けたからと言って、特別変わった人になるわけではありませんもの。(笑)

 

今日一番話したかったのは、祖父の勲章にまつわる面白いエピソードについてです。

もしかすると、あさましい祖父の一面を暴露することになり、名誉棄損になるかしら。(笑)

しかし既に、30数年以上前に亡くなった祖父のことだから、構いませんよね。

祖父の茶目っ気、あるいはいい加減さに因るところかもしれません。

私は、祖父に顔立ちが似ているとよく言われていましたから、私のいい加減さは、もしかして祖父似?(笑)

知能の差は、月とすっぽんですけれどね~(笑)

 

そのエピソードとは、祖父は、なんと同じ勲章を、二度も授与されているのです。

(これは、私の記憶違いであることが後で分かりましたが、その説明は後程・・・・・・)

祖父の話では、一度目は戦後しばらく経過した頃。

二度目は、私達もそのために祖父母が上京したことを覚えているくらいですから、そんなに昔しの事ではありません。

 

実にうろ覚えですが、私が記憶している祖父の言葉は、

「戦後のどさくさで、授与したことを国が忘れたようで、同じ勲章を二度も頂いてしまったよ」

です。

笑ってしまいますね~

それならお断りすればよいのに。

恐らく戦後の大変な時期で、授与されても然程の感激がなかったのかしら。

国が落ち着き、再度頂けるなら、喜びを改めて噛みしめましょうと、いった心境だったのでしょうか。

授与する方も、ずいぶんいい加減で、呆れはしますが。

 

妹が記憶している祖父の言葉は、

「勲章を受けるのが遅すぎる。自分の業績なら、もっと早く授与されて当然だ」

なんです。

旭日章を授与されることが決まった時の話のようですが、チョット、聞き捨てならない、尊大な言葉ですね~(笑)

最初に授与された勲章のことは、念頭になかったのかしら?

 

もう亡くなって数十年経つ祖父の事。

何を語っても、許されることでしょう。

ネット上で、私が全世界に紹介したことを、草葉の陰で、祖父は喜んでくれているやもしれません。

商家から、厳格な学者の家に嫁ぎ、姑さんでは大変苦労した母のようでしたが、舅であった祖父がいつもかばってくれた、と言っていました。

勲章に関しては、ちょっと理解に苦しむエピソードではありますが、母や孫達にはとても優しい人でした。

 

さて、この日記を記述後、勲章の意匠について知りたくて、ネットで検索しました。

ところが、手元にある二種類の勲章は、明らかに異なる種類のもので、私のこれまでの説明が、つじつまが合わなくなってきました。

          

私の大いなる記憶違い?あるいは勘違い???

一つは、旭日章ですが、もう一つは瑞宝章のデザインのようです。

戦後のどさくさで授与されたのは、旭日章ではなく、瑞宝章ですね~

異なる勲章でしたら、再度授与されても不自然ではありません。

しかし、私の手元にあるのは意匠の異なる二つの勲章だけ。

 

ここで、私は自分の記憶の糸をもう一度手繰り寄せ、思い出す努力をしました。

その結果、私が自分の思い出話を遅ればせながら修正することに。

恐らく、瑞宝章を二度授与されそうになり、二度目の授与を祖父は断った、という話だったのでしょう。

人間の記憶とは、心もとないものですね~

ブログのお陰で、祖父の名誉を多少傷つけるような、私の思い違いを修正できて、本当によかったです。(笑)

 

ネットで検索して調べたところによると、旭日章の意匠は、それぞれ多少は異なるそうですが、日章を中心に八角の光線(旭光 きょっこう)を配し、紐(ちゅう)には桐の花葉を用いています。

          

瑞宝章の意匠は、古代の宝であった宝鏡を中心に大正16個の連珠を配し四条ないし八条の光線を付し、鈕(章と綬の間にあるもの)には、旭章と同様に桐の花葉を用いています。

          

 

その他いろいろくわしく説明されていましたが、割と最近、改革された栄典制度の内容のみ、転載させていただきますね。

 

「2002年(平成14)8月の閣議決定「栄典制度の改革について」により、旭日章の等級は6つに整理され、勲一等などの数字は廃止された。

同時に、旭日章と瑞宝章を同格にして男女共通とし、2つの章の違いを、功績の内容に着目する旭日章と、功労の積み重ねに着目する瑞宝章という性格におくことを明確にした。

現在の旭日章の対象は、国レベルから地方レベルまでの公職、職種別・業種別団体など公益性性を有する団体の役員、企業経営者、また社会の各分野で顕著な功績をあげた人などで、功績の度合いにより、次の6つに分かれる。

旭日大綬章、旭日重光章、旭日中綬章、旭日小綬章、旭日双光章、旭日単光章。」

 

妹の夢路夫婦は、今日から二週間のスペインへの旅へと出発です。

昨日、元気いっぱいの明るい声で、「出かけてきま~す」との電話がありました。

予約投稿を読んで、夢路夫婦の足取りを想像しながら、帰国後のお土産話を楽しみに待ちましょう。

もう若くないのだから、有頂天になって、無理をしすぎてはだめよ。

十分休養を取りながら、心行くまで旅行を楽しんできてね。

いってらっしゃ~い♪

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