今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

年を重ねることの悲哀

2012-06-10 11:28:58 | 人生

昨日は本来なら、5名の友人たちと、京橋のレストランにて、優雅で楽しい昼食のひと時を過ごすはずでした。

ところが、一昨日の眼科医院での、初めて耳にする石垣乳頭症なる病名に怖じ気付き、一昨夜キャンセルしました。

コンタクト装着での長時間外出は無理との判断からでしたが、本当に残念至極です。

 

友人との約束をキャンセルすることなど、わが人生、ほとんどありませんでしたが、止むを得ない事情とはいえ、今年は二度目です。

何だか、ハプニングがいろいろあり、今年は付いていないな~

 年齢を重ねれば、体も家もガタがきて、若い時のように順調に事が運ばなくなるのは、仕方がないことかもしれません。

二名の方に、お断りの電話を入れておきましたが、いつもの明るい優しい声で、慰めて頂いた上に、又、近いうちに集まりましょう、とのこと。

「眼は取り替えられない、貴重な体の部所だから、大切にしないとだめよ」と、温かなご忠告まで受けました。

             

                              和室の坪庭に凛とそびえる、大木のもみじの瑞々しい葉

 

私の友人達の大半の方々は、何がしかの大きな病を克服して、今日を迎えておられる方がほとんどです。

忠告して下さった友人も、病など並々ならぬご苦労を経験し、今日に至っておられます。

その点、私は再三、入院はしたものの、その理由は、ほとんど過労による体の衰弱で、病気と言うほど大袈裟なものではありませんでした。

肺炎、急性腎炎等々・・・・・・

とは言うものの、いつ闘いを余儀なくされるような大病が、今後襲って来ても不思議でない年齢です。

それに備え、精神を、もっと鍛えなくては、と、しみじみ思うこの頃。

 

ブログでは、そのような病をも乗り越え、明るくたくましく、素敵な日々を紡いでおられる方々の記事をよく目にし、

私は、ただただ感心し、頭が下がる思いでいます。

旦那様へにも、似た思いを抱いて暮らしてきました

 

私が、アメリカ滞在中に知り合い、親友になったAさんも、近々心臓の手術をなさることになりました。

「手術後、多少でもお元気になられたら、院内からでも、お声をかけてね。

お見舞いに伺うから」

と、彼女には、お話ししています。

女優の新珠美千代さんに、お顔立ちも雰囲気もそっくり。

大変美しい上品な方で、ロス時代、本当に親切にして頂きました。

 

過去を振り返ると、そのころの時代が一番輝いていたのでは・・・・・・

眩しいほどに、今は感じられます。

私は30代前半で、娘達は、幼稚園生と、小学生になったばかりでした。

 

先日、やはり同じ時代に、親しくお付き合いし、親子で敬愛してやまなかったKさんからメールを頂きました。

その内容は、両家のご両親の介護など、最近の苦労話が詳しく綴られていて、身につまされる思いで、読みました。

大企業の副社長にまでなられた旦那様は、すでにご退職の身。

でも、英語が堪能な奥様は、大変な日々のお暮らしながら、今なお、国際機関で活躍なさるキャリアウーマンでいらっしゃいます。

 

Aさんも、Kさんも、実に前向きで明るい、素敵な良妻賢母でいらっしゃいました。

その中で、私が一番頼りない存在だったようにも思います。

この方達に支えて頂いたからこそ、私は四年間の異国生活を子供達と共に無事に乗り越えられた、といっても過言ではありません。

 

しかし、当時ランの花のように輝いておられた奥様方も、この年になりますと、様々な苦労を乗り越えながらのお暮らしであることが、お話から十分窺えます。

Aさんは、数年前に旦那様を、夫と同じ病気が原因で亡くされ、お嬢様のことでも、心配事が尽きないようです。

Kさんも、ご両親の介護のみならず、Aさん同様の不安を抱えておられます。

 

お電話でAさんが、「ロスにいる当時は、こんな将来を迎えることなど、想像さえしなかったわ」とおっしゃっておられました。

その時、二人でしみじみ話したことは。

歳を重ねると、益々背負いこむ苦労が多くなるのが人生であること。

隠居などと言った言葉は、今は恐らく死語になりつつあるのでは、といった事でした。

 

今のお年寄りは、自立心が旺盛で、子供を頼るどころか、頼られている人の方が多いことでしょう。

気丈な逞しい精神で、暮らしている方がほとんど。

ですから、苦労が多くなるのも止むを得ないことなのかもしれませんね~

 

苦労を背負いこんでいる限り、かえって奮起して、年寄り返上で、頑張るのが私達の常。

これも若返りの妙薬と言ったことになるのでしょうか。

夫も、大病を克服しつつある今、私の抱える悩みなど、まだまだ小さな事かもしれません。

 

年取れば必然の病や、その他の心配事にも、今後、凛として立ち向いたいものです。

そして、一日一日を今が一番素敵、との思いで、丁寧に暮らしていくことができますように。

 

ロス滞在中のころの輝きをもう一度蘇らせたいと願っても、それは如何せん、もう無理な願望。

せめていぶし銀のような上品な深い光を放つ女性を目指したいと・・・・・

しかし、あくまで願望に過ぎません。

言うは易く行うは難しです。

一生弱い自分との闘いが、わが人生かしら?(笑)

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