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カール4世とジギスムント父子

2015年05月01日 | 高3用 授業内容をもう一度

【1356】年に【金印勅書】を出して、【大空位時代】から続いていた不安定であった神聖ローマ帝国皇帝のポストを、安定させることに成功したのが【カール4世】です。皇帝を選挙で選ぶことにしたわけです。カール4世の業績はこればかりではありません。現在のチェコの都であり、ボヘミア地方(この地方をベーメン地方とも言います)の中心都市である【プラハ】の町をヨーロッパの一大中心地にし、ドイツ最初の大学である【プラハ大学】を創始した皇帝でもあります。
 もともと彼は【カレル1世】というベーメン王でした。その次男が【ジギスムント】です。婚姻によりハンガリー王を兼務し、ドイツの諸侯を率いて北上してくる【オスマン帝国】の【バヤジット1世】に対する十字軍を結成しましたが、【1396】年【ニコポリスの戦い】で敗北しました。これによりジギスムントの権威は低落しましたが、1411年になって神聖ローマ皇帝に選出されたため、皇帝権の強化を目指し、【1414】年に【コンスタンツ公会議】を開催し【グレート・シスマ】の解消を成功させています。しかし、彼はここで大きな過ちを犯しましtあ。【1415】年に聖書主義者の【ヤン=フス】を焚刑にしたため、【フス戦争】の呼ばれる【ボヘミア】の大反乱を招きました。


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