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ティームール帝国後の世界

2012年08月02日 | 高3用 授業内容をもう一度

ティムール帝国はイラク・イラン・中央アジアを支配する大帝国でした。しかしウズベク族に中央アジアを奪われ、1500年に滅亡しました。そのうちイラクは復活したオズマン帝国が征服し、さらにオスマン帝国のセリム1世は1517年にエジプトを征服しました。イランでは12イマーム派(シーア派の穏健派)の宗教教団が建設したサファヴィー朝が成立した。建国間もないサファヴィー朝は1514年オスマン帝国のセリム1世と決戦であるチャルディラーンの戦いに敗れた。この敗戦によって単なる宗教教団国家から脱皮して、アッバース1世の下、シーア派を国教とする帝国に成長していきました。一方、中央アジアではトルコ系のウズベク族が建国しました。ウズベク族はブハラ=ハン国・ヒヴァ=ハン国・コーカンド=ハン国の3か国を中央アジアに作ったのでこれらをウズベク3ハン国と呼びます。これらは19世紀後半にロシア帝国によって併合され、現在はウズベキスタン共和国やタジキスタン共和国になっています。

 


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