第2次世界大戦の戦時下では【チャーチル】の挙国一致内閣を必要としたイギリス国民も、45年5月のドイツ降伏後は、【アトリー】【労働党】政権を選択した。この政権の下、航空などを含む【主要産業の国有化】、47年には【インド】の独立・さらに【ビルマ】独立が認められている。一方、主要産業の国有化という政策はイギリス戦後経済を停滞させてしまい、後に【イギリス病】とよばれるような停滞期を迎える原因にもなった。アトリー労働党政権の政策のスローガンを「【ゆりかごから墓場まで】」というが、これは徹底した福祉政策を示している。
★アトリー内閣のチェック・ポイント
�アトリー内閣の政党は?
=労働党(期間は1945~51)
�アトリー政権成立の状況は?
=チャーチル内閣に代わって大戦末期に成立。ポツダム会談に途中から出席した。
�アトリー内閣によって独立した植民地は?
=インド独立承認(47年。分離独立)
=パキスタン独立承認(47年)
�アトリー内閣の経済政策は?
=重要産業国有化(石炭・電気・鉄鋼・航空・英国銀行を国有化)
�アトリー内閣の標語は?
=ゆりかごから墓場まで
�その他の業績は?
=1950年に労働党として中華人民共和国を承認
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