観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

「今日からはじめる ばーどらいふ展!」開催のお知らせ(文一総合出版とのコラボ企画展 )

2021-10-05 23:55:30 | 秋の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の干潮時間11時13分 潮位 44cm

今日の満潮時間17時30分 潮位261cm

 

今日は名古屋市内の小学校の総合学習での来館があり、多くの小学生でにぎやかでした。

野鳥観察も楽しんでくれていたようで嬉しく思っています。

 

さて、今日のブログは、10月16日(土)より開催する名古屋市野鳥観察館と文一総合出版のコラボ企画展「今日からはじめる ばーどらいふ展!」の開催のお知らせです。

文一総合出版さんはバードウォッチングマガジン「BIRDER(バーダー)」など、野鳥をはじめとする生物・自然・科学に関する書籍を数多く出版している出版社です。

 

今回、文一総合出版さんが新刊「今日からはじめる ばーどらいふ!」(一日一種著、2021年10月5日発売)を出版されたのを記念して、

名古屋市野鳥観察館にて企画展「今日からはじめる ばーどらいふ展!」を行うことになりました。

 

新刊「今日からはじめる ばーどらいふ!」は、そのタイトルのとおり、野鳥観察をこれから始めたいと思っている人、野鳥観察を始めたばかりの人に向けたバードウォッチングスタートアップガイドで、

野鳥の探し方、野鳥観察の楽しみ方、野鳥観察に必要な知識や道具などについて、一日一種さんの漫画とイラストでわかりやすく解説されています。

野鳥観察・撮影時のマナーなど、知っておいてほしいことも網羅されているので、当館スタッフとしても、野鳥観察初心者の方々には一度は読んでほしい一冊だと思っています。

 

企画展「今日からはじめる ばーどらいふ展!」では、新刊「今日からはじめる ばーどらいふ!」の漫画ページの特大パネル展示の他、人気図鑑「野鳥手帳」(叶内拓哉 文・写真/水谷高英 イラスト)のイラスト等の展示を行います。

また、新刊「今日からはじめる ばーどらいふ!」の一日一種さんのサイン入り書籍の販売、一日一種さんの作品が掲載された月刊誌「BIRDER」のバックナンバーなどの販売も行います。

ぜひ、足をお運びください。

 

文一総合出版とのコラボ企画展【今日からはじめる ばーどらいふ展!】

期間:2021年10月16日(土)~2022年1月10日(月・祝)

場所:名古屋市野鳥観察館

開館時間:9時00分~16時30分

休館日:毎週月曜日(祝日の場合翌平日)・第三水曜日(祝日の場合第四水曜日)・年末年始(12/29~1/3)

入館料:無料

内容:

★新刊「今日からはじめる ばーどらいふ!」の漫画ページの特大パネル展示

★人気図鑑「野鳥手帳」(叶内拓哉 文・写真/水谷高英 イラスト)のイラスト等の展示

★新刊「今日からはじめる ばーどらいふ!」の一日一種さんのサイン入り書籍の販売【1,320円(税込)】(※数に限りあり)

★一日一種さんの作品が掲載された月刊誌「BIRDER」のバックナンバーなどの販売

 

 

明日の干潮時間11時50分 潮位 42cm

明日の満潮時間17時59分 潮位268cm

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ミサゴが増えてきています。

2021-10-03 16:16:45 | 秋の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の干潮時間 9時52分 潮位 68cm

今日の満潮時間16時32分 潮位235cm

 

緊急事態宣言が解除された週末、野鳥観察館には県外からの来館者が多くいらっしゃいました。

代わりに稲永公園を散策する人や、釣り人の姿が解除前に比べ少なくなりました。

天気が良かったので、どこか遠出をされているのでしょうか。

 

今日も午前の中潮なので引き始めはは日の出前でした。

干出し始めた干潟に向かってメダイチドリやハマシギ、オバシギの群れが飛来して来ますが、時折猛禽が飛来するため、シギ・チドリは落ち着きなく飛び回っています。

今日も、干潟にはオグロシギが2羽。そして、普段の干潟では観察する機会が少ないウズラシギも。

春と秋の移動の時期には、ウズラシギなどの淡水性のシギも干潟に飛来する機会が増えます。

干潟では、他のシギ・チドリにしょっちゅう喧嘩を仕掛けるダイゼンがオオソリハシシギに向かって行きますが、このオオソリハシシギも負けていませんでした。

ダイゼンと争っていたオオソリハシシギの正面にオグロシギが歩いてきます。

オオソリハシシギは「どけよ!」と言っているように見えます。

すると、オグロシギはさっと飛び上がり、オオソリハシシギを交わしていきました。

よく似た体型のオオソリハシシギとオグロシギですが、識別の一番の決め手は、飛翔時に見える翼上の白い翼帯と黒色の尾、白い腰です。

今年の秋はコアオアシシギの飛来が多く、今日のカウントでも17羽が確認されています。

今日は同時に20羽しか確認できていませんが、秋になって藤前干潟ではミサゴの飛来数が増えて、導流堤や干潟の杭に並んで止まっている姿をよく見ます。

この時期は、若くて狩りに不慣れなミサゴが多いため、何度も狩りに失敗する個体が多くなり、風の強い日には観察館の上まで風に流されて比較的近くで見る機会が増えます。

今日の写真のミサゴも何度も狩りに失敗し、やっと成功したのにすごく小さな魚しか捕らえられていませんでした。

これから冬にかけて、こんな光景をよく見るようになります。

 

【藤前干潟のイベントのご案内】※新型コロナウイルス感染症の拡大状況・天候によっては変更・中止することがあります。

★展示中~10月10日(日)秋の野鳥写真展「秋から冬を彩る野鳥たち」&藤前干潟写真展「藤前干潟の魅力~風景・生き物~」@名古屋市野鳥観察館2階詳細はこちら(PDF)※募集は終了しました。

 

10月9日(土)「藤前干潟の渡り鳥調査隊」@名古屋市野鳥観察館詳細はこちら(PDF)

 

★10月17日(日)「干潟(ヨシ原)の人気者 カニとトビハゼに会おう!」@稲永ビジターセンター(主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会)→詳細はこちら(名古屋市HP)

 

★10月23日(土)「第35回’21秋の藤前干潟クリーン大作戦」(主催:藤前干潟クリーン大作戦実行委員会)→詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦実行委員会HP)

 

★7月24日(土)~11月30日(火)企画展「もし君が干潟の生きものだったら~カニからみると~」@環境省稲永ビジターセンター(主催:中部地方環境事務所)

私たち人間が干潟の生きもの(例えば、手のひらほどの大きさのカニ)になったら世界はどのように見えるのでしょうか?

そんなことを感じ、考える展示になっています。展示物はセンタースタッフの方々の力作が勢ぞろいです。お楽しみに!

 

★7月24日(土)~12月19日(日)企画展「藤前干潟のハンター展」@環境省藤前活動センター(主催:中部地方環境事務所)

藤前干潟に飛来するハンター(主にタカやハヤブサの仲間)を紹介する展示です。

飛来数が増えたミサゴや、人気のあるハヤブサなどの藤前干潟のハンターの魅力的な姿を知ることができると思います。

写真やイラストでは野鳥観察館のスタッフも協力させていただきました。

 

今日の尾張野鳥の会および名古屋鳥類調査会合同の鳥類調査で観察できた主な野鳥 カワウ2,437、ダイサギ167、コサギ10、アオサギ96、マガモ26、カルガモ410、コガモ792、ヒドリガモ6、オナガガモ578、シマアジ6、ハシビロガモ35、ホシハジロ2、キンクロハジロ3、スズガモ9、ミサゴ21、トビ3、サシバ2、ハヤブサ1、チョウゲンボウ1、ハジロコチドリ4、シロチドリ51、メダイチドリ39、ダイゼン27、ケリ5、トウネン400、ウズラシギ1、ハマシギ487、オバシギ6、エリマキシギ3、アカアシシギ3、コアオアシシギ17、アオアシシギ33、イソシギ18、ソリハシシギ28、オグロシギ2、オオソリハシシギ4、オオハシシギ2、セグロカモメ3、オオセグロカモメ1、ウミネコ259

他、計53種、6,509羽

 

明日月曜日は野鳥観察館の休館日です。

火曜日の満潮時間 4時55分 潮位245cm

火曜日の干潮時間11時13分 潮位 44cm

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シロチドリとメダイチドリの群れが飛来しました。

2021-10-02 23:10:29 | 秋の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の干潮時間 9時01分 潮位 84cm

今日の満潮時間16時03分 潮位235cm

 

7月の下旬から始まった秋のシギ・チドリの渡りも10月に入って終盤になりました。

9月下旬頃にはトウネンの群れの中のハマシギを探していましたが、今は大半のトウネンが越冬地に向かったため飛来数が減り、ハマシギの群れの中からトウネンを探すようになりました。

 

今日は干潮時間が早く、明け方前に干潟の干出が始まりました。

秋の渡り初めの7月下旬は、日の出の時間が5時頃で今日ぐらいの干潮時間なら引き始めから観察できました。

しかし、10月に入った今日の日の出は5時48分と、2か月前に比べて50分ほど日の出の時間が遅くなり、観察を始められる時間も遅くなってしまいます。

また、少し前なら明け方から蒸し暑く感じましたが、今日は風も強く少し寒さを感じる夜明けでした。

今日は堤防に上がった時には干潟のシギ・チドリはそれぞれ散った後でしたが、早朝からハヤブサが飛び回った結果、再びシギ・チドリの小さな群れが戻って来ました。

ハマシギとメダイチドリの混群で、中型のシギも混じっています。

飛来した群れは、ハマシギよりもメダイチドリが多かったです。

今年生まれの幼羽のメダイチドリが目立ちます。

今日の左岸ではメダイチドリ30羽が確認できました。

さらに、今日の左岸では少し違うタイミングでシロチドリ112羽も観察できています。シロチドリは最近では多い数ですが、それでも40年前の1/10以下です。

メダイチドリやハマシギ、オオソリハシシギと一緒に飛来したのはエリマキシギ♂3羽です。

3羽とも、恐らく今年生まれと思われます。

朝日を受けて、エリマキシギの幼羽がさらに褐色味を帯びて見えます。体の上面の羽のそれぞれが白っぽい羽縁を持っているのがよくわかりました。

オバシギも飛来しました。

オオソリハシシギやオグロシギ、ダイゼンもコガモの群れの中で餌を探します。

ゴカイのようなものを捕まえたでしょうか。

また、今秋は飛来数の多いコアオアシシギをまだまだ見られています。今日は26羽をカウントしています。

 

さらに、こちらはお昼頃に庄内川の中ほどに現れた干潟で見られたオナガガモの群れ↑。

オナガガモやコガモが数を急激に増やしている他、ハシビロガモやヒドリガモなども続々と飛来しています。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ2,113、ダイサギ8、コサギ2、アオサギ16、マガモ11、カルガモ112、コガモ643、ヒドリガモ8、オナガガモ350、ハシビロガモ43、キンクロハジロ6、スズガモ1、ミサゴ24、トビ1、ハヤブサ1、シロチドリ112、メダイチドリ34、ダイゼン22、キョウジョシギ1、トウネン82、ウズラシギ1、ハマシギ350、コオバシギ1、オバシギ5、コアオアシシギ26、アオアシシギ35、ソリハシシギ17、オグロシギ4、オオソリハシシギ4、セグロカモメ18、ウミネコ223

 

明日の干潮時間 9時52分 潮位 68cm

明日の満潮時間16時32分 潮位235cm

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10月はとても忙しくなりそうです。

2021-10-01 23:23:51 | 秋の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の干潮時間 7時55分 潮位 99cm

今日の満潮時間15時28分 潮位204cm

 

ワクチン2回目接種後の副反応に耐えたり、これまでのイベントの片付け、今後のイベント準備などに追われていたら

いつの間にか9月が終わっていました。

今日から、10月。

緊急事態宣言が解除され、10月からの来館についての問合せや団体利用申請が増加し、

さらに藤前干潟内外でのイベント準備に向けた動きが急に激しくなってきていて、ちょっとからだや心が追いついていかないくらいです。

しかし、(もちろんコロナ対策をした上でのことではありますが、)人と直接会うことのできる機会が得られることは嬉しいことだと感じます。

 

10月には当館も関わるいろいろな催しが予定されています。

そのひとつが「シーサイドパークナゴヤ」

10月16日(土)・17日(日)・30日(土)・31日(日)に、藤前干潟に近い場所である金城ふ頭にあるメイカーズピアで開催されるイベントです。

マルシェや映画上映、さまざまなアクティビティが集まる複合型イベントなんだそうで、

ボルダリングやスラックラインというスポーツも体験できるそう。

当館は、10月30日(土)・31日(日)に、このイベント内の「あおなみ線沿線活性化協議会」の出展ブースで、藤前干潟の展示とカモのミニデコイ塗りなどのワークショップのお手伝いをすることになりました。

「シーサイドパークナゴヤ」では、おもしろいことをたくさんみつけられそうです。

感染対策には気を付けながら、足を運んでいただけたら嬉しいと思っています。

 

 

昨日(9月30日)観察できた主な野鳥 カワウ2,673、ダイサギ39、コサギ6、アオサギ35、マガモ36、カルガモ113、コガモ380、ヒドリガモ19、オナガガモ322、ハシビロガモ9、ホシハジロ1、キンクロハジロ6、ミサゴ19、トビ1、シロチドリ1、メダイチドリ5、オオメダイチドリ1、ダイゼン5、トウネン15、ハマシギ3、オバシギ5、アカアシシギ1、アオアシシギ3、イソシギ2、ソリハシシギ13、オグロシギ4、オオソリハシシギ4、ウミネコ6

ハクセキレイ6、スズメ25、ハシブトガラス2

 

明日の干潮時間 9時01分 潮位 84cm

明日の満潮時間16時03分 潮位220cm

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