観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

シロチドリとメダイチドリの群れが飛来しました。

2021-10-02 23:10:29 | 秋の藤前干潟

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藤前干潟

今日の干潮時間 9時01分 潮位 84cm

今日の満潮時間16時03分 潮位235cm

 

7月の下旬から始まった秋のシギ・チドリの渡りも10月に入って終盤になりました。

9月下旬頃にはトウネンの群れの中のハマシギを探していましたが、今は大半のトウネンが越冬地に向かったため飛来数が減り、ハマシギの群れの中からトウネンを探すようになりました。

 

今日は干潮時間が早く、明け方前に干潟の干出が始まりました。

秋の渡り初めの7月下旬は、日の出の時間が5時頃で今日ぐらいの干潮時間なら引き始めから観察できました。

しかし、10月に入った今日の日の出は5時48分と、2か月前に比べて50分ほど日の出の時間が遅くなり、観察を始められる時間も遅くなってしまいます。

また、少し前なら明け方から蒸し暑く感じましたが、今日は風も強く少し寒さを感じる夜明けでした。

今日は堤防に上がった時には干潟のシギ・チドリはそれぞれ散った後でしたが、早朝からハヤブサが飛び回った結果、再びシギ・チドリの小さな群れが戻って来ました。

ハマシギとメダイチドリの混群で、中型のシギも混じっています。

飛来した群れは、ハマシギよりもメダイチドリが多かったです。

今年生まれの幼羽のメダイチドリが目立ちます。

今日の左岸ではメダイチドリ30羽が確認できました。

さらに、今日の左岸では少し違うタイミングでシロチドリ112羽も観察できています。シロチドリは最近では多い数ですが、それでも40年前の1/10以下です。

メダイチドリやハマシギ、オオソリハシシギと一緒に飛来したのはエリマキシギ♂3羽です。

3羽とも、恐らく今年生まれと思われます。

朝日を受けて、エリマキシギの幼羽がさらに褐色味を帯びて見えます。体の上面の羽のそれぞれが白っぽい羽縁を持っているのがよくわかりました。

オバシギも飛来しました。

オオソリハシシギやオグロシギ、ダイゼンもコガモの群れの中で餌を探します。

ゴカイのようなものを捕まえたでしょうか。

また、今秋は飛来数の多いコアオアシシギをまだまだ見られています。今日は26羽をカウントしています。

 

さらに、こちらはお昼頃に庄内川の中ほどに現れた干潟で見られたオナガガモの群れ↑。

オナガガモやコガモが数を急激に増やしている他、ハシビロガモやヒドリガモなども続々と飛来しています。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ2,113、ダイサギ8、コサギ2、アオサギ16、マガモ11、カルガモ112、コガモ643、ヒドリガモ8、オナガガモ350、ハシビロガモ43、キンクロハジロ6、スズガモ1、ミサゴ24、トビ1、ハヤブサ1、シロチドリ112、メダイチドリ34、ダイゼン22、キョウジョシギ1、トウネン82、ウズラシギ1、ハマシギ350、コオバシギ1、オバシギ5、コアオアシシギ26、アオアシシギ35、ソリハシシギ17、オグロシギ4、オオソリハシシギ4、セグロカモメ18、ウミネコ223

 

明日の干潮時間 9時52分 潮位 68cm

明日の満潮時間16時32分 潮位235cm

コメント
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