観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

スズガモの中に

2020-01-16 20:07:45 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間10時05分 潮位213cm

今日の干潮時間16時05分 潮位 82cm

 

寒い日が続いていますが、藤前干潟周辺では鳥獣保護区管理員さんが鳥類調査および巡視中に、シロカモメ(13日(月)に観察)と、トモエガモの雄(14日(火)に観察)をみつけたそうです。

寒いですが、調査で1羽ずつ鳥をじっくり見ていると、いろいろな鳥に出会えます。

 

こちらは13日に藤前海岸のすぐそばを泳いでいたハジロカイツブリ↓。

海岸のすぐ近くには、スズガモの約500羽の群れも休んでいました。

よくよく見るとスズガモの群れの中には、カンムリカイツブリとキンクロハジロが混じっていました。

 

 

1月13日に観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ1、カンムリカイツブリ455、カワウ46、ダイサギ3、コサギ15、アオサギ18、マガモ44、カルガモ18、オカヨシガモ1、ヒドリガモ16、オナガガモ1,383、ホオジロガモ1、キンクロハジロ3、スズガモ378、ミサゴ14、シロチドリ8、ダイゼン5、ハマシギ405、ダイシャクシギ2、ユリカモメ116、セグロカモメ11、オオセグロカモメ1、カモメ4、ウミネコ12、ズグロカモメ24

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ6、カンムリカイツブリ367、カワウ653、ダイサギ2、コサギ1、アオサギ51、マガモ53、カルガモ51、コガモ4、ヒドリガモ44、オナガガモ1,465、キンクロハジロ104、スズガモ902、ミサゴ11、シロチドリ13、ダイゼン26、ハマシギ613、イソシギ1、ダイシャクシギ2、ユリカモメ1,369、セグロカモメ21、オオセグロカモメ13、カモメ41、ウミネコ25、ズグロカモメ31

 

【藤前干潟に関連する今後のイベント】

☆1月25日(土)・2月8日(土)藤前干潟の渡り鳥調査隊@名古屋市野鳥観察館詳細はこちら(PDF)

 

☆1月25日(土)第9回ごみと水を考える集い@藤前会館(主催:藤前干潟クリーン大作戦実行委員会等)→詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦実行委員会HP)

☆2月15日(土)チリメンモンスターを探せ!@名古屋市環境学習センター(エコパルなごや)(主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会)

 


明日の満潮時間10時47分 潮位203cm

明日の干潮時間17時11分 潮位 81cm

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昨日のご報告など

2020-01-12 19:06:38 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 7時27分 潮位238cm

今日の干潮時間13時05分 潮位 86cm

 

今日は雲は多めでしたが、風がなく穏やかなお天気でした。

藤前干潟周辺では、ベニマシコを観察できました↓。(来館者の方に写真を提供いただきました。)

また、今日は日本野鳥の会愛知県支部の探鳥会(庄内川河口では毎月第2日曜日に開催(※8月除く))や、

NPO法人藤前干潟を守る会のガタレンジャーJr.の活動に参加する子どもたちのヨシ原観察と野鳥観察館での野鳥観察などのプログラムが行われていました。

ここ数日はミサゴが野鳥観察館の目の前にダイブするのがかなり頻繁に見られていて、今日も多いときは同時に7羽のミサゴが庄内川河口の上を飛んで、魚を探していました。

ガタレンジャーJr.たちは、このミサゴやハマシギの飛来数を数える調査にチャレンジしたりしました。

熱心に野鳥を観察するガタレンジャーJr.たち↓。

なお、現在、NPO法人藤前干潟を守る会では、来年度に行われる「藤前干潟ガタレンジャーJr.2020」に参加する新小学4年生~中学生(12名)を募集しています(募集締切:3月19日)。

興味のある方はこちらをご覧ください→NPO法人藤前干潟を守る会HP

 

さて、昨日と今日は名古屋国際会議場で「あいち・なごや 生物多様性EXPO~未来へつなぐ「国連生物多様性の10年」せいかリレー キックオフイベント~」が開催されました(主催:国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)、環境省、愛知県、名古屋市)。

昨日の様子を少しだけご報告します。

主に愛知県内で活動する団体のブースが並んだ生物多様性交流ひろば↓。

多くの方が訪れて、会場は混雑していました。

NPO法人藤前干潟を守る会のブース↓。

カニやエビ、魚などの干潟の生きものの水槽展示↓や、ヤマトカワゴカイの生殖群泳の動画などが展示されていました。

また、藤前干潟のブースの近くでは外来種として問題となっているブラックバスの唐揚げの試食も行われました。ブラックバスの唐揚げもおいしかったのですが、そのお皿として使われていたのがエビせんべいで作られたお皿で、こちらもおいしかったです。

午後からは、シンポジウムが開催され、さかなクンによる基調講演(魚から見る生物多様性の紹介など)、あいち・なごやにおける活動事例の報告、今後の活動を行うユース(若者)の紹介などがありました。

さかなクンの基調講演は大変人気で、さかなクンのファンである小さな子どもたちもたくさん聴きに来ていました。

また、活動事例の報告や今後の活動を行うユースの紹介では、中学生から大学生くらいまでの若者が力強く発表や発言をしていたのが非常に印象的でした。

 

 

今日観察できたシギ・チドリとミサゴの飛来数 シロチドリ13、ダイゼン40、ハマシギ567、イソシギ1、ダイシャクシギ2、ミサゴ24

 

昨日(1月11日)に観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ4、カンムリカイツブリ453、カワウ1,375、ダイサギ6、コサギ2、アオサギ38、マガモ7、カルガモ23、コガモ3、オカヨシガモ2、ヒドリガモ9、オナガガモ1,221、ハシビロガモ5、キンクロハジロ57、スズガモ476、ミサゴ26、ハジロコチドリ1、シロチドリ31、ダイゼン42、ハマシギ628、イソシギ1、ユリカモメ77、セグロカモメ3、オオセグロカモメ2、カモメ11、ウミネコ12、ズグロカモメ27

 

 

※明日(13日(月))は、祝日のため開館します。

明日の満潮時間 8時07分 潮位237cm

明日の干潮時間13時45分 潮位 83cm


※14日(火)は前日の振り替えのため、休館します。

14日(火)の満潮時間 8時46分 潮位231cm

14日(火)の干潮時間14時27分 潮位 82cm


※15日(水)は第三水曜日のため、休館します。

15日(水)の満潮時間 9時25分 潮位223cm

15日(水)の干潮時間15時12分 潮位 81cm


16日(木)の満潮時間10時05分 潮位213cm

16日(木)の干潮時間16時05分 潮位 82cm

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明日・明後日は「あいち・なごや生物多様性EXPO」が開催されます。

2020-01-10 19:46:29 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間11時45分 潮位 95cm

今日の満潮時間17時19分 潮位219cm

 

今日の昼間は日差しがとても暖かく感じ、朝、藤原岳(↓)の山頂にうっすら見えていた雪が夕方には少なくなっていたように感じました。

今日、最も干潟が出たのはお昼少し前。

庄内川の先端の干潟には、昨日は確認できなかったダイシャクシギ2羽がカモメの仲間たちと休んでいました。今冬はダイシャクシギが庄内川河口にいる日もあれば、いない日もあるという状態が続いています。

干潮時間になる少し前、野鳥観察館の目の前には5羽のミサゴが同時に舞い、狩りをしていました。

でも、なかなか飛び込むタイミングをつかめないようで苦戦していたようです。

そういえば、今日はチュウヒが、カモが捕まえる様子も観察できました。ヨシ原近くにいるカモの死角になるヨシ原のすぐ上を飛んできて、不意を衝いたようです。

 

ミサゴが待っている横を飛んでいた繁殖羽のカワウ↓。12月頃から繁殖を始めるカワウ。藤前干潟鳥獣保護区内の鉄塔でも毎年カワウの繁殖が行われていますが、この鉄塔でも12月頃から営巣しているカワウが現れ、少しずつ増えてきています。

干潮時、野鳥観察館前に現れた捨て石の上で餌を探していたイソシギ↓。

 

稲永公園のナンキンハゼにはメジロ↓とスズメの群れがいました。

 

 

そして、今週末のイベントのご案内です。

明日・明後日(11日・12日)は、今年(2020年)が、2010年に名古屋で行われたCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)から10年となり、「国連生物多様性の10年」の最終年であることから、以下のイベントが開催されます。

藤前干潟関連のブース出展もあります。

☆2020年1月11日(土)・12日(日)「あいち・なごや 生物多様性EXPO~未来へつなぐ「国連生物多様性の10年」せいかリレー キックオフイベント~」@名古屋国際会議場(主催:国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)、環境省、愛知県、名古屋市)

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ2、カンムリカイツブリ419、カワウ854、ダイサギ3、コサギ30、アオサギ6、マガモ53、カルガモ67、コガモ10、オカヨシガモ1、ヒドリガモ18、オナガガモ1,380、キンクロハジロ6、ホシハジロ7、スズガモ382、ミサゴ16、チュウヒ1、ハジロコチドリ3、シロチドリ36、ハマシギ221、イソシギ1、ダイシャクシギ2、ユリカモメ93、セグロカモメ13、オオセグロカモメ3、カモメ7、ウミネコ1、ズグロカモメ13

 


明日の干潮時間12時25分 潮位 90cm

明日の満潮時間18時00分 潮位225cm

 

明後日(12日)の干潮時間13時05分 潮位 86cm

明後日(12日)の満潮時間18時43分 潮位226cm

 

※13日(月)は、祝日のため開館します。

※14日(火)は前日の振り替え、15日(水)は第三水曜日のため、休館します。

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風に向かって

2020-01-09 21:36:01 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間11時02分 潮位101cm

今日の満潮時間16時39分 潮位211cm

 

今日は晴れましたが、北西の冷たい風が吹きました。

ちょうど干潮時間の干潟には、たくさんのカモとハマシギなどのシギ・チドリが干潟に飛来しました。

ここのところ気候の変化が激しいせいなのかどうなのか、カモの賑わいが少し戻ってきており、今日は野鳥観察館から観察できたオナガガモの数が2,000羽を久しぶりに超えました。

ただ、干潮時間だったので、鳥たちまでの距離が少し遠い・・・。

しかし、飛んでいるズグロカモメは目の前と言ってよいほど、とても近くで観察できました。

北西の強い風のせいで、ズグロカモメは堤防の方へ流されてきていました。

体勢を何度も崩されながらも、風に向かって飛び、干潟のカニを探すズグロカモメ。そして、何度も干潟へ飛び下りましたが、なかなかカニを捕まえられていませんでした。

 

今日はタカの仲間もよく観察できました。

ピーヒョロロという鳴き声を響かせていたトビ↓。

稲永公園のグラウンドの上を飛んだ後、松林に入っていったハイタカ↓。

この他、チュウヒがヨシ原の上を長い間飛んでいるのも観察できました。

 

【 工事のお知らせ 】

現在、堤防の耐震工事のため、庄内川左岸の0.2~0.8kmの間の堤防下の平場が立ち入り禁止となっています。

堤防上の歩道は今までどおり歩くことができます。

また、工事では0.2kmより下流の平場を工事車両が走ることがあるようです。

庄内川左岸での野鳥観察の際などにはお気を付けください。

ヨシ原や野鳥への工事の影響が最小限であるようにとも願っています。

 

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ5、カンムリカイツブリ403、カワウ1,305、ダイサギ3、コサギ3、アオサギ48、マガモ77、カルガモ67、コガモ5、オカヨシガモ3、ヒドリガモ17、オナガガモ2,431、ハシビロガモ2、ホシハジロ22、キンクロハジロ77、スズガモ236、ホオジロガモ1、ミサゴ17、トビ1、ハイタカ1、チュウヒ(♀)1、ハジロコチドリ3、シロチドリ27、ダイゼン12、ハマシギ396、ユリカモメ167、セグロカモメ6、オオセグロカモメ3、カモメ3、ウミネコ24、ズグロカモメ21

 


明日の干潮時間11時45分 潮位 95cm

明日の満潮時間17時19分 潮位219cm

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大雨と風

2020-01-08 19:57:34 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間10時16分 潮位106cm

今日の満潮時間15時58分 潮位201cm

 

今朝の雨はものすごかったですね。

通勤途中で大変だったという方も多かったのではないでしょうか。

その雨の後、庄内川河口には大きくきれいな虹がかかっていたのが印象的でしたし(写真を撮ろうとしたら消えてしまいました)、

増水した川面に非常に多くのカモ(ほとんどオナガガモ)やユリカモメが浮いているのを観察できました(手前にオナガガモ、奥の方にユリカモメ)。

その中には、潜水を繰り返すハジロカイツブリも観察できました。 

お昼頃までは凪いで穏やかだった藤前干潟でしたが、この後、風が吹き、川面が波立つこともありました。 

今日の夕日は灰色の雲に覆われ、わずかに光が射すところが見えただけでした。

 

明日の干潮時間11時02分 潮位101cm

明日の満潮時間16時39分 潮位211cm

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