観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ハマシギが1,000羽を超えました。

2020-01-24 22:25:21 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間11時53分 潮位 96cm

今日の満潮時間17時24分 潮位212cm

 

今日は曇り空で風も吹いていましたが、外を歩いていても寒くありませんでした。

また、野鳥観察館のプランターでは1輪だけですが黄色の菜の花が開花。

やはり暖かいのでしょうか。

 

今日は、ミサゴのダイブが頻繁に見られる日でした。

5羽ほどのミサゴが何度も狩りをする時間帯もあり、この場面を見た来館者の方はとても喜んでいました。

また、今日はハマシギの飛来数が多く、久しぶりに1,000羽を超えました。

ハマシギが群れで飛ぶ様子はやはり美しいと感じます。

ひがたに舞い降りた後は、熱心に餌探しをしていました。

ダイゼンの姿もありました。今日はダイゼンも多く、50羽を超えました。

野鳥観察館のすぐ前には、スズガモ↓や、キンクロハジロ、オナガガモ、コガモ、ヒドリガモ、ハジロカイツブリを観察できました。

 

そして、ここ1週間の間に藤前干潟や稲永公園で観察できた野鳥の一部を紹介。

ハイタカの若い個体↓。

モズ↓。

 

この他、今日はツグミの群れを野鳥観察館のすぐそばで観察できました。

今までは観察館周辺では見られませんでしたが、やっと移動してきたようです。

(今日の掲載写真は来館者の方に提供いただきました。)

 

そして、明日の藤前干潟に関連するイベントのご案内です。

明日の午前中は野鳥観察館で「藤前干潟の渡り鳥調査隊」、午後からは藤前会館で「第9回ごみと水を考える集い」が開催されます。

渡り鳥調査隊は当日参加も受け付けます。

幸い、雨は降らないようです。

ご参加お待ちしています。

 

☆1月25日(土)藤前干潟の渡り鳥調査隊@名古屋市野鳥観察館詳細はこちら(PDF)

 

☆1月25日(土)第9回ごみと水を考える集い@藤前会館(主催:藤前干潟クリーン大作戦実行委員会等)→詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦実行委員会HP)

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ2、カンムリカイツブリ479、カワウ1,092、ダイサギ2、アオサギ27、マガモ26、カルガモ103、コガモ13、ヒドリガモ12、オナガガモ897、ホシハジロ2、キンクロハジロ5、スズガモ441、ミサゴ18、シロチドリ8、ダイゼン51、ハマシギ1,115、ダイシャクシギ2、ユリカモメ364、セグロカモメ12、オオセグロカモメ3、カモメ37、ウミネコ5、ズグロカモメ15


明日の干潮時間12時27分 潮位 89cm

明日の満潮時間18時00分 潮位216cm

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今日もハジロカイツブリ

2020-01-23 19:42:34 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間11時13分 潮位104cm

今日の満潮時間16時44分 潮位205cm

 

今日は朝から雨が降り、藤前干潟は真っ白に霞んでいました。

視界が悪いので、遠くの野鳥の姿はとても見づらかったですが、今日も野鳥観察館の目の前にハジロカイツブリ3羽を発見。

3羽とも潜水と浮上を繰り返していました。

潜水直後には、ちょちょっと羽繕いをして、またすぐに潜水していたりもしました。

 

しばらく雨の天気が続くようで少々憂鬱です。

何とか、明後日の「渡り鳥調査隊」開催時は雨が降らないと良いな、と願っています。

 

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ5、カンムリカイツブリ506、カワウ157、ダイサギ1、アオサギ17、マガモ8、カルガモ67、コガモ19、オカヨシガモ2、ヒドリガモ22、オナガガモ943、ホシハジロ14、キンクロハジロ227、スズガモ111、ミサゴ12、シロチドリ15、ダイゼン23、ハマシギ244、ダイシャクシギ2、ユリカモメ410、セグロカモメ16、オオセグロカモメ4、カモメ31、ウミネコ22、ズグロカモメ17


明日の干潮時間11時53分 潮位 96cm

明日の満潮時間17時24分 潮位212cm

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稲永公園の冬鳥たち

2020-01-22 21:16:03 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間10時25分 潮位113cm

今日の満潮時間15時57分 潮位197cm

 

今日はあまり風がなく穏やかな日でした。

風がなかったので、木々にとまる稲永公園の小鳥たちの鳴き声や姿が観察しやすく、冬鳥をよく観察できました。

今日は約70羽の群れを観察できたツグミ↓。

センダンの実を食べるシロハラ↓。

こちらは同じシロハラですが、地面や側溝で虫を探していました↓。

この他、ジョウビタキ、コゲラ、メジロ、カワラヒワ、ヒヨドリ、キジバト、ハシボソガラス、ハクセキレイなどを公園内で観察できました。

 

また、今日は野鳥観察館前でハジロカイツブリ3羽を長い間、観察できました。

常に2羽一緒にいたハジロカイツブリ↓。そして、少し離れて1羽がいました。今年はこの時期にしてはハジロカイツブリの飛来数が多いようです。

 

【藤前干潟に関連する今後のイベント】

☆1月25日(土)・2月8日(土)藤前干潟の渡り鳥調査隊@名古屋市野鳥観察館詳細はこちら(PDF)

 

☆1月25日(土)第9回ごみと水を考える集い@藤前会館(主催:藤前干潟クリーン大作戦実行委員会等)→詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦実行委員会HP)

☆2月15日(土)チリメンモンスターを探せ!@名古屋市環境学習センター(エコパルなごや)(主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会)→詳細はこちら(藤前干潟ふれあい事業(名古屋市HP))

 

明日の干潮時間11時13分 潮位104cm

明日の満潮時間16時44分 潮位205cm

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護岸のズグロカモメ

2020-01-21 23:53:59 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 9時21分 潮位118cm

今日の満潮時間14時59分 潮位189cm

 

今頃は一年の中で最も寒い時期のはずですですが、凍えるほど寒いと感じることはほとんどないように思います。

よく聞くように、この冬は暖冬なんだと実感します。

 

 

今日は、午前中に干潟が出ていた庄内川河口。

ハマシギの群れを護岸近くでも観察できました。

 さらに、ズグロカモメも飛来。

いつもどおり、干潟の上のカニ(ヤマトオサガニ)を狙っているのかと思いましたが、この若いズグロカモメは護岸沿いの捨て石の上に降りて、カニを捕らえました。

 その後は、カニをくわえたまま護岸の上に上がり、カニを食べようと奮闘。

このカニは、岩の隙間に生息しているイソガニの仲間(恐らくはタカノケフサイソガニ)のようです。

 

 

そして、19日(日)に行われた「オーストラリア・ジロング市との湿地交流の中学生派遣事業」の2回目の事前学習会のご報告です。

1回目の事前学習は稲永ビジターセンターと野鳥観察館で開催されましたが、今回は派遣される中学生は名古屋市環境学習センター(エコパルなごや)に集まり、事前学習会が開催されました(1回目の様子はこちら→2019年12月15日の日記)。

エコパルなごやの展示室↓。

午前中は、派遣スケジュールや注意事項、手続きなどの説明を受け、午後からが学習と派遣先での藤前干潟紹介のプレゼンテーションの準備でした。

エコパルなごやのバーチャルスタジオで、画像や動画を見ながら、生物多様性について学ぶ派遣中学生↓。

その後は、研修室で名古屋市のごみ処理の変遷などをスライドと解説で学びました。

途中、前回(2年前に)派遣された先輩が駆けつけて、経験談を聞かせてくれました。

最後は、1回目の学習会でグループごとに決めたプレゼンテーションのテーマをさらに掘り下げながら、発表原稿とポスターの作成を開始。

役割分担後、それぞれ熱心に調べものなどをして作業を進めていきました。

オーストラリアのジロング市に派遣されるのは3月中旬で事前学習会は残り1回。

短い時間での準備になりますが、ジロング市で藤前干潟の魅力を伝えられるよう、みんなで協力しながらプレゼンテーションの準備を完了させてほしいです。

あとは、オーストラリアと言えば、連日報道されている大規模な森林火災による自然環境、生きものへの影響が心配です。鎮まるよう願うばかりです。

 

1月18日(土)に観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ10、カンムリカイツブリ442、カワウ573、ダイサギ3、コサギ20、アオサギ36、マガモ76、カルガモ82、ヒドリガモ8、オナガガモ418、ホシハジロ1、キンクロハジロ3、スズガモ407、ミサゴ5、シロチドリ11、ダイゼン54、ハマシギ747、イソシギ1、ダイシャクシギ2、ユリカモメ104、セグロカモメ15、オオセグロカモメ3、カモメ8、ウミネコ11、ズグロカモメ20

 

1月19日(日)に観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ1、カンムリカイツブリ452、カワウ203、ダイサギ2、コサギ22、アオサギ20、マガモ29、カルガモ25、コガモ2、ヒドリガモ1、オナガガモ538、ミサゴ6、トビ1、チュウヒ1、シロチドリ40、ダイゼン37、ハマシギ239、ダイシャクシギ2、ユリカモメ1,401、セグロカモメ4、オオセグロカモメ2、カモメ5、ウミネコ2、ズグロカモメ13

 

明日の干潮時間10時25分 潮位113cm

明日の満潮時間15時57分 潮位197cm

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ハマシギの数が増えました。

2020-01-17 20:07:44 | 冬の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間10時47分 潮位203cm

今日の干潮時間17時11分 潮位 81cm

 

今日は曇り空で、陽が射さず、日中は気温が上がりませんでした。

また、潮が悪く、ちょうどお昼前の時間帯が満潮時間。

オナガガモやコガモがコンクリート護岸の上で休んでいました。

また、イソシギも近くの捨石の上にいました。

(※カモとイソシギの写真は来館者の方から提供いただきました。)

今日はカモの飛来数は少なかったですが、干潟が出ている時間帯には久しぶりに900羽を超えるハマシギをカウントしましたし、ユリカモメの飛来数も340羽と多かったです。

また、カンムリカイツブリはさらに数を増やして、ついに500羽を超えました。

今シーズンのカンムリカイツブリの飛来数はどこまで伸びるでしょうか。

 

さて、今日は名古屋市内で「第20回中部の未来創造大賞」の表彰式がありました。

中部の未来創造大賞は、地域づくりのための活動を表彰し、新しい時代にふさわしい中部の発展と啓発を促進するために設けられた賞だそうです。

今回、野鳥観察館が構成団体の一つとなっている藤前干潟クリーン大作戦実行委員会の活動である「藤前干潟クリーン大作戦」がこの大賞をいただきました。

藤前干潟クリーン大作戦実行委員長が表彰を受けました↓。

藤前干潟クリーン大作戦は2004年に初回を実施して、今年で17年目になります。

過去31回開催したクリーン大作戦には延べ37,770名の方に参加をいただきました。

また、地元自治会、流域各地、学校機関、企業、行政など、多くの団体・方々との協働でクリーン大作戦は開催ができています。

海ごみやマイクロプラスチックへの社会の関心の高まりももちろんあると思いますが、何より今までの活動継続と、関わってきた方々が多いことが今回の受賞では認められたと考えています。

藤前干潟クリーン大作戦に関わってきていただいた方々に感謝申し上げます。

そして、今後も活動を続けていきますので、どうぞよろしくお願いします。

 

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ2、カンムリカイツブリ530、カワウ993、ダイサギ1、コサギ2、アオサギ20、マガモ46、カルガモ17、コガモ13、ヒドリガモ9、オナガガモ987、スズガモ366、ミサゴ13、シロチドリ12、ダイゼン41、ハマシギ920、イソシギ1、ダイシャクシギ2、ユリカモメ340、セグロカモメ5、オオセグロカモメ1、カモメ14、ウミネコ5、ズグロカモメ13


明日の満潮時間11時35分 潮位194cm

明日の干潮時間18時34分 潮位 76cm

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