観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

巣材を集めに

2017-06-14 22:49:55 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の満潮時間 7時59分 潮位218cm
今日の干潮時間14時38分 潮位 52cm

 

よく晴れた今日の稲永公園には、名古屋市内の小学生約50名が藤前干潟の学習に訪れ、午前中は野鳥観察館で野鳥観察、稲永ビジターセンターで藤前干潟の映像を鑑賞し、午後からは干潟に入って生きもの観察をしていました。

野鳥観察館での野鳥観察では、ミサゴ、カワウ、ダイサギ、スズガモなどを楽しそうに観察して、気付いたことを一生懸命メモしていました。

今日の学習を通して、小学生たちは地元にある藤前干潟という自然の魅力を感じてくれたら良いと思っています。

 

天気の良かった今日も、野鳥観察館前の水たまりにはたくさんの小鳥たちが飛来していました。

久しぶりに姿を見たキビタキのメス(↓)。

カワラヒワは、水たまりのすぐそばで落ちていた鳥の羽を口いっぱいに拾っていました(↓)。 

前がちゃんと見えているか心配になるほど羽を拾ったところでどこかへ運んでいきました。まだ巣作りをしているのでしょうか?

 

一方、干潟では、ツバメが巣材を取りに来ていました。ワラのようなものをくわえた上に、さらに干潟の泥をくわえて運んでいきました。 

 

この近くの干潟の水際では、ササゴイが真剣に魚を狙っていました。 

ちょっと小さ目な獲物ですが、狩りに成功したようです。

 

【藤前干潟のイベント等のお知らせ】

☆「7月1日(土)藤前干潟ふれあいトーク「雅楽のふるさと淀川 鵜殿のヨシ原を遊ぶ」」
 日時:平成29年7月1日(土)14時~15時30分
 場所:稲永ビジターセンター(野鳥観察館のお隣)
 主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会
 ※参加費無料、申込不要、当日先着40名
 ※詳細はこちら(名古屋市HP)

☆「7月8日(土)の藤前干潟の渡り鳥調査隊」の参加者募集中。
 渡り鳥調査隊は、野鳥観察と鳥類調査を行う野鳥観察館のイベントです。→詳細はこちら(PDF)

☆「秋の野鳥写真展~シギ・チドリ~&藤前干潟写真展」の展示作品を募集中(8月20日締切)。→詳細はこちら(PDF)

 

明日の満潮時間 8時42分 潮位209cm
明日の干潮時間15時17分 潮位 63cm

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ダイサギ

2017-06-13 16:31:49 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 7時22分 潮位226cm
今日の干潮時間14時03分 潮位 43cm

 

今日はよく晴れた上に爽やかな風が吹き、稲永公園の木陰にいるととても気持ち良い日でした。

今日もお昼過ぎには干潟がよく広がりました。

広がった干潟には、ササゴイやミサゴ、トビ、カワウ、カモの仲間、サギの仲間などが飛来していました。

 

庄内川の水面近くを飛ぶダイサギ(↓)。

すでにくちばしの基部は黒色から黄色に戻り始めているようです。

干潟の縁に降り立ち、魚を狙っていました。 

 

今日はよく晴れたからか、野鳥観察館の前の水たまりには、お昼過ぎ頃に、

シジュウカラ、カワラヒワ、スズメ、ヒヨドリ、ムクドリ、ハシボソガラス、キジバト、ドバトが入れ代わりで次々と訪れていました。

身体の色が全体的に淡いシジュウカラの幼鳥(↓)。 

 

この時期、干潟は渡り鳥が少なく、一見さみしいですが、干潟での体感学習が盛んに開かれています。

日曜日(11日)は、藤前海岸前の広大な干潟で、NPO法人藤前干潟を守る会主催の干潟観察会が開かれ、たくさんの子供たちが泥んこになって、貝や魚、カニ、ヤドカリ、アナジャコなどをみつけていました。

 

そして、夏休みには、藤前干潟ふれあい事業実行委員会主催の体験型イベントが4つ開催されます。

干潟体験だけでなく、南陽工場(ごみ処理工場)見学や打楽器づくりのイベントもあります。

ぜひぜひ、ご参加ください。※詳細は下のチラシをご覧ください。

 

 

明日の満潮時間 7時59分 潮位218cm
明日の干潮時間14時38分 潮位 52cm

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6月の渡り鳥調査隊を行いました。

2017-06-10 13:36:43 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 5時46分 潮位234cm、19時02分 潮位239cm
今日の干潮時間12時26分 潮位 34cm

 

今日も午前中は晴れ、暑い日となりました。

お天気の良い土曜日となったので、 稲永公園には家族連れなどの多くの方がバードウォッチングや散策などに訪れており、野鳥観察館も賑わいました。

インドネシアから日本に来ているという方や、カニが大好きで、三重県からチゴガニを見に来たという小学生の家族連れの来館もあり、

インドネシアの野鳥や、三重県のカニについて教えていただいたりもしました。

 

野鳥観察館では、今日は6月の渡り鳥調査隊を実施しました。

5月の愛鳥週間イベントにも参加してくれた小学生の参加もありました。

今日はササゴイを間近で観察できたり、干潟では比較的珍しいチュウサギを観察できたりしました。

 

今日は4羽のササゴイが護岸近くで餌を捕っていました。失敗することもありますが、どのササゴイも短時間に何匹も魚を捕っていました。

今日の渡り鳥調査隊の調査結果を小学生が黒板に記録してくれました。 

 

次回(7月)の渡り鳥調査隊は7月8日(土)に実施します。ぜひご参加ください。

【7月の渡り鳥調査隊】
日時:7月8日(土)10:00~12:00
場所:名古屋市野鳥観察館
対象:小学生以上
定員:20名
参加費:無料
持ち物:帽子、水筒、双眼鏡(お持ちであれば)
申込み・問い合わせ先:名古屋市野鳥観察館(TEL/FAX)052-381-0160
※詳細はこちら(PDF)をご覧ください。

 

今日の最後も、野鳥観察館前の水たまりにやってきたシジュウカラ。今日の写真は成鳥ですが、巣立ち雛を連れてやってくるシジュウカラもいました。

 

今日の渡り鳥調査隊等で観察できた主な野鳥 カワウ403、ササゴイ4、ダイサギ18、チュウサギ1、コサギ4、アオサギ24、マガモ10、カルガモ21、ホシハジロ5(♂3、♀2)、スズガモ31(♂21、♀10)、ミサゴ7、ウミネコ2、シジュウカラ、カワラヒワ、キジバト、ハシブトガラス、ムクドリ

※渡り鳥調査隊前後にスタッフがカウントした野鳥も含みます。

 

明日の満潮時間 6時16分 潮位234cm
明日の干潮時間12時58分 潮位 34cm

※明後日(12日(月))は休館日です。
明後日の満潮時間 6時48分 潮位231cm
明後日の干潮時間13時30分 潮位 37cm

13日(火)の満潮時間 7時22分 潮位226cm
13日(火)の干潮時間14時03分 潮位 43cm

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明日は6月の渡り鳥調査隊を行います。

2017-06-09 18:35:05 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間11時54分 潮位 37cm
今日の満潮時間18時28分 潮位238cm

 

今日は梅雨入りしたことを忘れるような青空が広がり、暑いほどのお天気になりました。

久しぶりに気持ちの良い稲永公園には、今日は名古屋市内の中学生約200人が訪れ、稲永ビジターセンターと野鳥観察館で藤前干潟の学習をしていました。

この中学生のみなさんは、5月に名古屋自然保護官事務所(環境省)による藤前干潟の出前講座も受講しているとのこと。

出前講座と今回の現地での学習を通じて、地元にある藤前干潟のことにもっと興味を持ってもらえたら良いと思っています。

 

さて、今日は潮がよく、庄内川河口にはお昼頃に大きな干潟が広がりました。

護岸には今日もササゴイの姿を発見。護岸沿いを飛びながら狩り場まで移動していきます。

今日も冠羽をなびかせながら、ボラの稚魚を捕っていました。 

 

野鳥観察館の水たまりには、今年生まれと思われるシジュウカラが来て、水浴びをしていきました。顔がまだまだあどけないです。 

 

そして、明日は6月の渡り鳥調査隊を行います。

明日も藤前干潟の夏の主役であるササゴイがきっと見られるはずです。

当日受付もしますので、ぜひご参加ください。

 

【6月の渡り鳥調査隊のお知らせ】

明日(6月10日(土))は毎月1回行っている「藤前干潟の渡り鳥調査隊」を実施します。
渡り鳥調査隊は、野鳥観察と鳥類調査を行う野鳥観察館のイベントです。
6月は鳥の数も種類も少ないですが、その分じっくり野鳥を観察できます。

日時:6月10日(土)10:00~12:00
場所:名古屋市野鳥観察館
対象:小学生以上
定員:20名
参加費:無料
持ち物:帽子、水筒、双眼鏡(お持ちであれば)
申込み・問い合わせ先:名古屋市野鳥観察館(TEL/FAX)052-381-0160
※詳細はこちら(PDF)をご覧ください。

 

明日の満潮時間 5時46分 潮位234cm、19時02分 潮位239cm
明日の干潮時間12時26分 潮位 34cm

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カニ捕り名人

2017-06-08 22:44:43 | 夏の藤前干潟

※電話不通のお知らせ※

【6月9日(金)13:30~14:30頃】は名古屋市野鳥観察館が停電となるため、電話・FAXがつながりません。

この時間帯の電話・FAXでのお問い合わせ等は避けていただきますようお願いいたします。

 

藤前干潟
今日の干潮時間11時21分 潮位 43cm
今日の満潮時間17時54分 潮位233cm

 

今朝は雨が降っていて、庄内川河口の視界はとても悪かったですが、霞む干潟にダイゼン27羽やオバシギ6羽、ソリハシシギ1羽、キアシシギ2羽などのシギ・チドリの群れが飛来していました。

ダイゼンやオバシギはどれも成体の夏羽の羽色ではなく、まだ若い個体のようでした。こんな時期にまだ藤前干潟にいるということは、今年は繁殖には参加しないのでしょうか。

遠くにいたのではっきりとは写っていませんがオバシギ6羽の群れ↓。ずっとうつむき加減で餌を探しながら歩くのがオバシギの特徴です。 

 

護岸近くの干潟では、チュウシャクシギ4羽がカニを捕っているのも観察できました。(チュウシャクシギの写真は地元のHさんから提供いただきました。) 

 

昨日、狩りの名手として紹介したササゴイは、今日も護岸近くで小さな魚を狙っていました。(ササゴイの写真も地元のHさんに提供いただきました。)

一瞬のうちに首を伸ばして魚をゲット。

風になびく冠羽がワイルドに見えました。 

 

護岸の捨石の上には、イソヒヨドリをみつけました。 

石の上でキョロキョロッと辺りを伺ったかと思ったら、石の隙間に素早く入っていき、カニを一発で捕まえていました。その俊敏な動きにびっくりするほどでした。

その後、少し広い平らな場所へカニを持ってきて、肢を一本ずつはずし・・・、

あっという間に甲羅の部分だけにし、甲羅を割って食べていました。

このようにほんの短時間に2匹のカニを捕まえていましたが、イソヒヨドリはその名に「イソ」とあるだけあって、石のある護岸(磯)でカニなどを捕るのが得意なのだと、実感しました。

 

このすぐ近くでは、ハクセキレイの親子の姿も。巣立ち雛2羽が、親に餌をもらっていました。 

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ505、ササゴイ2、ダイサギ18、コサギ2、アオサギ7、マガモ15、カルガモ36(内、雛連れの親子が2組(それぞれ雛6と7)、ホシハジロ3、スズガモ35、ミサゴ4、コチドリ1、ダイゼン27、オバシギ6、キアシシギ2、ソリハシシギ1、チュウシャクシギ4、ウミネコ1、コアジサシ1

この他、イソヒヨドリ、シジュウカラ、ハクセキレイ、キジバト などが観察できました。

 

明日の干潮時間11時54分 潮位 37cm
明日の満潮時間18時28分 潮位238cm

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