観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

キビタキ♂とササゴイ

2017-06-22 17:37:21 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間10時27分 潮位 30cm
今日の満潮時間17時00分 潮位245cm

 

昨日の激しい風雨で、今朝の稲永公園一面に松葉などの葉や小枝が落ちていました。

しかし、そんな稲永公園では、朝からキビタキの鳴き声が大きく響いていました。

そして、久しぶりにオスのキビタキの姿を捉えることもできました(↓)。 一生懸命さえずっていました。

キビタキは、夕方も同じ場所で鳴いているのを観察できました。

 

潮がだんだん良くなってきて、午前中の庄内川河口には、大きな干潟を見ることができました。

土曜日(6月17日)に引き続いて、干潟にはソリハシシギの群れが飛来し、今日は土曜日よりも増えて10羽をカウントできました。

また、日光川河口ではチュウシャクシギ2羽も観察できたと、藤前干潟鳥獣保護区を巡視していた鳥獣保護区管理員の方に教えていただきました。

 

庄内川護岸には、今日も狩りをするササゴイの姿が。今日は、狩りの瞬間ばかり、5連続です。

1枚目↓。

2枚目↓。

3枚目↓。

4枚目↓。

5枚目↓。

 

うまく写真に撮ることのできなかった1回を含めて、私が観察していた約5分間に6回の狩りを行い、そのうち魚を捕るのに失敗したのは1回のみでした。

 

また、ササゴイが今回捕えていたのは、全てボラの稚魚でした。獲物であるボラの稚魚も少しずつ成長し、大きくなってきています。

 

魚を飲み込んだ瞬間↓。必ず、魚の頭の方から飲み込みます。

 

明日の干潮時間11時16分 潮位 14cm
明日の満潮時間17時52分 潮位257cm

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ソリハシシギ飛来

2017-06-20 18:18:12 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の干潮時間 8時41分 潮位 73cm
今日の満潮時間14時58分 潮位211cm

 

今日は曇りのお天気でしたが、ジトッと暑い日でした。

いよいよ梅雨も本番なのでしょうか。

明日の太平洋側は大雨が降るなど、大荒れのお天気になるかもしれないそうです。みなさん、くれぐれもお気を付けください。

(なお、第三水曜日である明日は、野鳥観察館はお休みです。)

 

今日の庄内川河口は、曇りで視界があまり良くなかったですが、お昼を少し過ぎた頃、ソリハシシギ7羽が干潟で水浴びをしたり、餌を探しているのを観察できました。

また、ウミネコやカルガモの数が徐々に増えてきました。これからウミネコ、カルガモの数はさらに増えていくはずです。

 

また、今日も庄内川護岸では、6月の主役であるササゴイが餌を探しているのが観察できました。

野鳥観察館の前を通過していくササゴイ(↓)。この個体は、肢の色の赤味が強く、オレンジ色をしていました。

 

また、野鳥観察館前の護岸では、ハクセキレイの幼鳥が虫をちょうど捕えていました。親はそばにいなかったようなので、もう独り立ちしたのでしょうか。

 

野鳥観察館前の水たまりは今日も、小鳥たちでにぎわいました。

スズメがたくさんやってきて、一時はスズメのお風呂のようになっており、来館者の方も喜んで観察されていました。

シジュウカラの親子も頻繁に水浴びをしに訪れていました(↓)。

 

そして、野鳥観察館前の松の木には、コツッコツッという木を叩く音とともに、コゲラ2羽の姿も観察できました。松の木を叩きながら、木の上へ下へとすばやく移動していました。

コゲラ2羽は一緒に行動していました。

 

 

【藤前干潟のイベント等のお知らせ】

☆「7月1日(土)藤前干潟ふれあいトーク「雅楽のふるさと淀川 鵜殿のヨシ原を遊ぶ」」
 日時:平成29年7月1日(土)14時~15時30分
 場所:稲永ビジターセンター(野鳥観察館のお隣)
 主催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会
 ※参加費無料、申込不要、当日先着40名
 ※詳細はこちら(名古屋市HP)

☆「7月8日(土)の藤前干潟の渡り鳥調査隊」の参加者募集中。
 渡り鳥調査隊は、野鳥観察と鳥類調査を行う野鳥観察館のイベントです。→詳細はこちら(PDF)

☆「秋の野鳥写真展~シギ・チドリ~&藤前干潟写真展」の展示作品を募集中(8月20日締切)。→詳細はこちら(PDF)

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ530、ササゴイ2、ダイサギ22、コサギ2、アオサギ15、マガモ42、カルガモ75、ホシハジロ4、スズガモ20、ミサゴ4、ソリハシシギ7、ウミネコ7

※明日(21日)は第三水曜日のため休館します。
明日の干潮時間 9時35分 潮位 51cm
明日の満潮時間16時04分 潮位229cm

明後日の干潮時間10時27分 潮位 30cm
明後日の満潮時間17時00分 潮位245cm

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秋の写真展の作品募集中

2017-06-17 15:50:48 | 夏の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 5時05分 潮位120cm
           17時05分 潮位 88cm

今日の満潮時間10時45分 潮位190cm 

梅雨に入ったとは思えない、湿気の少ない良い天気になりました。

現在の藤前干潟は例年通り周辺で繁殖する鳥たちがメインです。
7月後半になって繁殖を終えたシギ・チドリ達が戻ってくるまでの干潟の主役は、カニ達やトビハゼです。

しばらく雨も降っていないので、野鳥観察館前の水場には朝から鳥たちが頻繁に現れます。 

水浴びの終わったキジバトは日向で二羽揃って羽を広げて日光浴をしていました。目が少し怖いです。

 もうそろそろ、あの鳥も巣立った頃と思い姿を探しましたが見付けられませんでした。
代わりに出会えたのは巣立ったばかりのシジュウカラの雛たちでした。

他にはアオバトとサンコウチョウに出会えました。

 昼過ぎの水場にキビタキの♀が現れました。

しばらく水浴びをした後、再び公園内に飛んでいきました。
もしかしたら近いうちに、シジュウカラの家族のように、親子そろって水場に現れるかもしれませんね。

今日観察できた主な野鳥 カワウ504、ササゴイ2、ダイサギ22、コサギ1、アオサギ16、マガモ24、カルガモ51、ホシハジロ4、スズガモ19、チュウヒ♀1、ミサゴ9、ケリ4、イソシギ2、ウミネコ1、コアジサシ1

この他、野鳥観察館周辺では、キジバト、アオバト、コゲラ2、ツバメ、ハクセキレイ、キビタキ2、シジュウカラ、サンコウチョウ1、メジロ、カワラヒワ、スズメ、ヒヨドリ、ハシボソガラス、などが確認できました。

【秋の写真展の展示作品の募集のお知らせ】

現在、名古屋市野鳥観察館では、秋の写真展の展示作品を募集しています。(すでに応募くださった方、ありがとうございました。)

例年、秋の写真展は10月から開催していましたが、今年度は開催時期を2ヶ月早め、秋のシギ・チドリの渡りの時期である8月後半から行います。

今回の募集テーマは以下の2つです。
①秋の野鳥写真展 「湿地に生きる鳥~シギ・チドリ~」 【主催】名古屋市野鳥観察館
②藤前干潟写真展 「藤前干潟の魅力~風景・生き物~」 【主催】藤前干潟ふれいあ事業実行委員会

応募締切りは【8月20日(日)】までです。是非両方の写真展に応募ください。

※詳細はこちら(PDF)をご覧ください。

今日の干潮時間 6時26分 潮位111cm
           18時20分 潮位 98cm

今日の満潮時間12時10分 潮位188cm 

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生き物が集まる水辺

2017-06-16 17:55:17 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 9時36分 潮位199cm
今日の干潮時間16時04分 潮位 75cm

 

今日は太陽の日差しは強く感じましたが、乾いた風が強く吹いていたため、過ごしやすい日でした。 

お昼頃には、市内の小学生約200名が稲永公園に訪れ、青空の下でお弁当を広げていました。

昼食後は、野鳥観察館と稲永ビジターセンターで野鳥観察をしたり、展示物を見たりして楽しんでいました。

 

今日は風がとても強かったですが、庄内川河口ではカワウの追い込み漁が見られた他、ミサゴを4羽確認できました。

風に向かって川の上流へ飛んでいくササゴイも観察できました(↓)。

 

野鳥観察館周辺の松林の陽だまりでは、キジバトが羽を広げながら日光浴をしている姿が観察できました。

 

野鳥観察館前の水たまりには、今日もシジュウカラの親子がやってきていました。幼鳥はおっかなびっくり水浴びをしていましたが、親鳥(↓)は慣れたもので素早く水浴びをしていきました。

今朝、この水たまりに近づいて見ると、カニを2匹発見・・・、と最初は思いましたが、よく見ると両方ともアカテガニの脱皮後の抜け殻でした。鳥だけでなく、カニもこの水たまりにやって来ているようです。

 

 

【秋の写真展の展示作品の募集のお知らせ】

現在、名古屋市野鳥観察館では、秋の写真展の展示作品を募集しています。(すでに応募くださった方、ありがとうございました。)

例年、秋の写真展は10月から開催していましたが、今年度は開催時期を2ヶ月早め、秋のシギ・チドリの渡りの時期である8月後半から行います。

今回の募集テーマは以下の2つです。
①秋の野鳥写真展 「湿地に生きる鳥~シギ・チドリ~」 【主催】名古屋市野鳥観察館
②藤前干潟写真展 「藤前干潟の魅力~風景・生き物~」 【主催】藤前干潟ふれいあ事業実行委員会

応募締切りは【8月20日(日)】までです。是非両方の写真展に応募ください。

※詳細はこちら(PDF)をご覧ください。

 

明日の満潮時間10時45分 潮位190cm
明日の干潮時間17時05分 潮位 88cm

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ボラの群れを狙って

2017-06-15 22:52:34 | 夏の藤前干潟

藤前干潟
今日の満潮時間 8時42分 潮位209cm
今日の干潮時間15時17分 潮位 63cm

 

今日もよく晴れ、堤防にいると太陽に照らされて暑いくらいでした。

野鳥観察館前のアジサイは、日に日に開いた花やガク(装飾花)が増え、色が鮮やかになっています。 

 

11時頃、野鳥観察館前の庄内川沿いを歩いていると、水深が浅くなった護岸近くにボラの稚魚の群れがいくつも見られました。川底や石をつついて餌を食べているようでした。

ボラの稚魚の群れは、広がったり、密集したり、様々な形になりながらも、ひとつの塊で動いており、まるで群れがひとつの生きもののようでした。

 

そして、この魚の群れを狙って飛来していたのが、ササゴイ。

干出したばかりの干潟の縁で、魚の群れが近寄ってくるところを低姿勢で待ちかまえ・・・、 

首をぐっと伸ばして魚を捕らえます。この写真を捕ったときは空振りでしたが、この直前には3匹連続してボラの稚魚を捕まえていました。この後、飛び立ち、川を離れていったので、雛が待つ巣へ戻って行ったのではないかと思われます。

 

この近くには、今日もツバメが多数飛来しているのが観察できました。干潟の泥を集めに来たり、ヨシ原や川面のすぐ上を飛んで虫を捕まえているようでした。 

 

また、野鳥観察館前の水たまりは今日も鳥たちで大変にぎわいました。

シジュウカラの成鳥(↓)、そして幼鳥が水浴びに来た他、カワラヒワとスズメが頻繁に訪れていました。 

お昼過ぎには、暑くて待ちきれなかったのでしょうか。ドバトがすでに水に入っているところにキジバトが入っていき、ドバト(写真の後方)とキジバト(写真の手前)が混浴しているのが見られました。 

 

さらに、今日は野鳥観察館からミサゴが11羽もカウントできました。この時期に11羽ものミサゴが見られるのは珍しいことです。

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ607、ササゴイ3、ダイサギ18、コサギ2、アオサギ9、マガモ24(♂20、♀4)、カルガモ45(内、雛7、中雛2)、ホシハジロ4(♂2、♀2)、スズガモ18(♂13、♀5)、ミサゴ11、イソシギ1、ウミネコ1

この他、野鳥観察館周辺の松林では、コゲラ、シジュウカラ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス、キジバト、ドバトなどが確認できました。

 

明日の満潮時間 9時36分 潮位199cm
明日の干潮時間16時04分 潮位 75cm

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