観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

カニ捕り名人

2017-06-08 22:44:43 | 夏の藤前干潟

※電話不通のお知らせ※

【6月9日(金)13:30~14:30頃】は名古屋市野鳥観察館が停電となるため、電話・FAXがつながりません。

この時間帯の電話・FAXでのお問い合わせ等は避けていただきますようお願いいたします。

 

藤前干潟
今日の干潮時間11時21分 潮位 43cm
今日の満潮時間17時54分 潮位233cm

 

今朝は雨が降っていて、庄内川河口の視界はとても悪かったですが、霞む干潟にダイゼン27羽やオバシギ6羽、ソリハシシギ1羽、キアシシギ2羽などのシギ・チドリの群れが飛来していました。

ダイゼンやオバシギはどれも成体の夏羽の羽色ではなく、まだ若い個体のようでした。こんな時期にまだ藤前干潟にいるということは、今年は繁殖には参加しないのでしょうか。

遠くにいたのではっきりとは写っていませんがオバシギ6羽の群れ↓。ずっとうつむき加減で餌を探しながら歩くのがオバシギの特徴です。 

 

護岸近くの干潟では、チュウシャクシギ4羽がカニを捕っているのも観察できました。(チュウシャクシギの写真は地元のHさんから提供いただきました。) 

 

昨日、狩りの名手として紹介したササゴイは、今日も護岸近くで小さな魚を狙っていました。(ササゴイの写真も地元のHさんに提供いただきました。)

一瞬のうちに首を伸ばして魚をゲット。

風になびく冠羽がワイルドに見えました。 

 

護岸の捨石の上には、イソヒヨドリをみつけました。 

石の上でキョロキョロッと辺りを伺ったかと思ったら、石の隙間に素早く入っていき、カニを一発で捕まえていました。その俊敏な動きにびっくりするほどでした。

その後、少し広い平らな場所へカニを持ってきて、肢を一本ずつはずし・・・、

あっという間に甲羅の部分だけにし、甲羅を割って食べていました。

このようにほんの短時間に2匹のカニを捕まえていましたが、イソヒヨドリはその名に「イソ」とあるだけあって、石のある護岸(磯)でカニなどを捕るのが得意なのだと、実感しました。

 

このすぐ近くでは、ハクセキレイの親子の姿も。巣立ち雛2羽が、親に餌をもらっていました。 

 

今日観察できた主な野鳥 カワウ505、ササゴイ2、ダイサギ18、コサギ2、アオサギ7、マガモ15、カルガモ36(内、雛連れの親子が2組(それぞれ雛6と7)、ホシハジロ3、スズガモ35、ミサゴ4、コチドリ1、ダイゼン27、オバシギ6、キアシシギ2、ソリハシシギ1、チュウシャクシギ4、ウミネコ1、コアジサシ1

この他、イソヒヨドリ、シジュウカラ、ハクセキレイ、キジバト などが観察できました。

 

明日の干潮時間11時54分 潮位 37cm
明日の満潮時間18時28分 潮位238cm

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