観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

赤い足のシギ

2019-11-07 19:41:48 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 8時26分 潮位 96cm

今日の満潮時間15時16分 潮位205cm

 

今日も日中は暖かく穏やかな天気でした。

稲永公園を歩いていると、まずは小枝にとまるジョウビタキのメスに出会いました。

その後、さらに歩いているとメジロやシジュウカラの群れ、さらにはハイタカを観察できました。

 

今度は護岸を歩いて、だんだん満ちている干潟に向かいます。

途中、護岸沿いではカモたちが餌を食べていました。

マガモのペア↓。オスはすでにきれいな緑色の頭です。

オナガガモのオスばかりの群れ↓。こちらのオスも随分と換羽が進み、きれいになりつつあります。

オナガガモは水中に頭を突っ込み逆立ちで採餌していました。

 

干潟が見える場所に到着すると、まずはハマシギの群れが見えました。この護岸近くの干潟には、120羽ほどのハマシギをカウントできました。(野鳥観察館から見える範囲全体では、今日は619羽のハマシギを数えています。)

すると、ハマシギに混じって、ハマシギより大きく、足の赤いシギが1羽、干潟を駆けていました。

ツルシギです。

このツルシギは駆け足で干潟を歩き回って、餌を探していました。ツルシギは、顕著に数が減っていると言われているシギです。以前は、藤前干潟周辺でも多数を観察できたそうですが、現在は時々です。当館のスタッフの中には「ツルシギを見ると安心するなぁ(まだ、いなくなってしまったわけではないとわかるので)」というスタッフもいるほどです。

こちらは潮がだんだん満ちてきた干潟で餌を探していたハマシギ↓。顔を掻いていました。

さらには伸びっ!

この伸びをした瞬間に、足の裏が写真に写っていました。

この護岸近くの干潟では、ハマシギとツルシギの他に、シロチドリ、ダイゼン、コアオアシシギ、アオアシシギ、イソシギ、オグロシギ、オオソリハシシギイソシギのシギ・チドリを観察できました。

 

また、干潟の鳥を観察している間、堤防にいるとミサゴが上空を通過していくのを4、5回観察できました。

こちらのミサゴ↓は、魚を片足で持って近づいてきました。

でも、すでに頭がない魚でした。

今日は27羽のミサゴを確認しています。もうミサゴの季節ですね。

 

今日観察できた主な野鳥 ハジロカイツブリ4、カンムリカイツブリ185、カワウ941、ダイサギ7、コサギ14、アオサギ40、マガモ43、カルガモ3、コガモ157、オカヨシガモ44、ヒドリガモ7、オナガガモ324、ハシビロガモ28、ホシハジロ13、キンクロハジロ65、スズガモ335、ミサゴ27、トビ1、ハイタカ1、オオバン23、シロチドリ11、ダイゼン40、ハマシギ619、コアオアシシギ1、アオアシシギ1、イソシギ5、ツルシギ1、オグロシギ2、オオソリハシシギ2、ホウロクシギ1、ユリカモメ3、セグロカモメ14、オオセグロカモメ1、ウミネコ4

スズメ、シジュウカラ、メジロ、ジョウビタキ、モズ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、キジバト、ハシボソガラス

 

明日の干潮時間 9時19分 潮位 90cm

明日の満潮時間15時50分 潮位214cm


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