観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

ムナグロが観察できました。

2020-09-17 21:42:14 | 秋の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の満潮時間05時29分 潮位260cm

今日の干潮時間11時55分 潮位 23cm

 

今日の稲永公園の松林内では、様々な小鳥の声が響いていました。

野鳥観察館の前の水たまりには、昨日から頻繁にヤマガラがやってきます。今日は一緒にシジュウカラも水を飲みにやってきました。

 

今日の藤前干潟は大潮を迎え、最大干潮時間には干潟が非常に大きく広がりました。

明後日の今週末から観察館では「秋の野鳥イベント」を行うため、準備作業が忙しく、干潟に行けたのは午後3時過ぎで潮が満ちて干潟が小さくなっていました。

潮が満ちで狭くなってきた干潟ではダイゼンの群れが集まっていました。

他のシギ・チドリは幼鳥ばかりが目立ちますが、ダイゼンだけはまだ夏羽の名残のある成鳥が目立ちました。

そのダイゼンの群れの中に、ダイゼンとよく似たムナグロが1羽観察できました。

どちらも夏羽から冬羽へと移行中ですが、手前のダイゼン成長に比べると一回り体が小さな事が分かります。

干潟で観察できるダイゼンに比べ、ムナグロはどちらかと言うと田圃などの淡水域で良く観察でき、藤前干潟に飛来するのは年に数回です。

ただ西の方の沖縄・石垣方面に行くと冬場の海辺で越冬する多くのムナグロを観察できます。

16時近くなって干潟が小さくなるとダイゼンの群れが導流堤の干潟に再び戻っていきました。ただ5羽のメダイチドリ(↑)とコチドリ2羽は最後まで干潟に残って餌を探していました。

それでも干潟が無くなりかけると、5羽一緒に南東方面に戻っていきました。

 

昨日(第三水曜日)の休館日にも姿を見つけられなかったマガンは今日も探し出すことが出来ませんでした。

15日火曜日は、早朝に宝神下水処理場対岸で確認でき、その時はマガンは上流に向かい歩いていました。その後、南陽大橋付近でも調査中に確認されましたが、それ以降消息は分かっていません。

今回のマガンは葦原の中に入っている姿を見られたので、葦原に隠れているのかも知れません。

 

【今週末の野鳥観察館のイベントのご案内】

☆9月19日(土)「藤前干潟の渡り鳥調査隊」@名古屋市野鳥観察館詳細はこちら(PDF)

☆9月19日(土)~22日(火・祝)秋の野鳥イベント2020@名古屋市野鳥観察館詳細はこちら(PDF)をご覧ください。

 

9月19日(土)・21日(月祝)・22日(火祝)の午後は野鳥ミニ講座「鳥のミニリースを作ろう!」を開催します(当日受付)。

ぜひご参加ください。

紙紐のリースの土台に、好きな鳥、花、葉っぱなどのパーツをホットボンドで貼り、みなさんのオリジナルの鳥のミニリースを作ります。こちらは作成見本↓。

ホットボンドを使用するので、小学生以下のお子さんは保護者の方とご参加ください。

※「鳥のミニリースのワークショップ」を行った、昨年6月の全国植樹祭サテライト会場の様子はこちらです。→2019年6月1日の日記2019年6月4日の日記

 

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ1、カワウ272、ダイサギ15、コサギ5、アオサギ5、マガモ17、カルガモ449、コガモ55、シマアジ、オナガガモ12、キンクロハジロ5、スズガモ3、ミサゴ11、トビ2、コチドリ2、シロチドリ5、メダイチドリ5、オオメダイチドリ1、ムナグロ1、ダイゼン35、コオバシギ2、オバシギ5、アオアシシギ7、ソリハシシシギ18、オオソリハシシギ1、チュウシャクシギ1、ウミネコ86

 

明日の満潮時間06時58分 潮位271cm

明日の干潮時間12時35分 潮位 26cm 


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