観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

オオメダイチドリを観察できました。そして大きな冬鳥もやって来た。

2020-09-12 17:49:53 | 秋の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

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藤前干潟

今日の干潮時間 7時19分 潮位 97cm

今日の満潮時間14時51分 潮位184cm

 

今日は朝に干潮時間を迎え、干潮から満ち潮での観察になりました。

今季はダイゼンやオバシギの群れが導流堤の干潟からあまり移動しない為、左岸に飛来するシギ・チドリは今日も少なめです。

このところ左岸に飛来してくるメダイチドリが今日も観察できました。

メダイチドリから少し離れた所で、干潟からゴカイを盛んに引っ張り出すチドリが居ます。

10日から観察されていたオオメダイチドリの幼鳥です。

春の渡りの時には赤くなった夏羽が観察できますが、藤前干潟で赤い夏羽を見ることは極めてまれで、この時期の秋の渡りで今年生まれた幼鳥の姿を観察することが出来ることが多いです。

メダイチドリに比べると少し長いくちばしと、長い足が特徴です。

↑手前メダイチドリ、後ろオオメダイチドリ

今日は干潟が広がってからの観察になったので遠かったですが、先週頃から観察できているシマアジも今日は8羽を観察できました。
秋のシマアジはこれと言って目立った特徴は無く、コガモの群れに混ざると分かりにくいですが、コガモよりも少しだけ体が大きく、黒いくちばしのコガモに比べて、シマアジはくちばしが青っぽく見えてくちばしの長さもコガモよりも長いです(↑手前コガモ、後ろシマアジ)。

そして、今日は早々と冬鳥のマガンが1羽観察できました。

もちろん藤前干潟で越冬する個体では無く移動途中と思われます。

前回の飛来は2019年10月19日です。

いつも短時間の滞在たので、明日にはいなくなると思いますが、毎年、近隣の田んぼに降りて稲の落穂をついばむ姿も観察されているので皆さんの近くの田んぼで観察できるかもしれませんね。

 

【来週末の野鳥観察館のイベントのご案内】

☆9月19日(土)「藤前干潟の渡り鳥調査隊」@名古屋市野鳥観察館詳細はこちら(PDF)

☆9月19日(土)~22日(火・祝)秋の野鳥イベント2020@名古屋市野鳥観察館詳細はこちら(PDF)をご覧ください。

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ1、カワウ791、ササゴイ1、ダイサギ35、コサギ13、アオサギ26、マガン1、マガモ29、カルガモ194、コガモ56、シマアジ8、オナガガモ1、ホシハジロ1、キンクロハジロ6、スズガモ14、ミサゴ15、トビ1、コチドリ1、メダイチドリ2、オオメダイチドリ1、ダイゼン35、ケリ5、トウネン1、コオバシギ2、オバシギ11、アオアシシギ8、イソシギ6、ソリハシシギ16、ホウロクシギ1、チュウシャクシギ1、ウミネコ47、ズグロカモメ1、アジサシ1

 

明日の干潮時間 8時38分 潮位 82cm

明日の満潮時間15時52分 潮位214cm

コメント
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