観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

秋深まる藤前干潟

2020-09-29 23:30:19 | 秋の藤前干潟

【来館時のお願い】

名古屋市野鳥観察館は、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策をして開館しています。

来館時には、マスクの着用等のご協力をお願いします。

詳細はこちらをご覧ください。

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藤前干潟

今日の干潮時間10時42分 潮位 65cm

今日の満潮時間17時09分 潮位242cm

 

今日の午前中は、地元の小学校が稲永ビジターに来館し、干潟に入って生きもの探しをする学習をしていました。

干潟は子どもたちの声でとても賑やか。

みんなで干潟の泥に足を踏み入れ(長靴を履いて)、たくさんのカニやトビハゼなどを観察して、干潟を楽しんでいました。

みんな、いろんなことを感じてくれていたようです。

この小学校では、年間を通じて藤前干潟の学習をしていくそうです。

自分たちの住んでいる場所にある藤前干潟のすばらしさを学習の中で気づき、感じていってくれたら良いと思います。

 

今日は潮がよく、干潟が広がりました。

干潟には、シロチドリ、ダイゼン、トウネン、ハマシギ、オバシギ、アオアシシギ、イソシギ、エリマキシギなどのシギ・チドリが飛来しました。

干潟に降りるオバシギとダイゼン↓。

オバシギはひたすらうつむいた姿勢で餌を食べます。

(※オバシギの写真は来館者の方に提供いただきました。)

シロチドリの群れ↓。中には赤い足環を付けているシロチドリもいました。

 

さらに、昨日の様子をご報告。

こちらは藤前活動センターの園地に咲いていたヒガンバナ。今が見頃のようであちこちで咲いてるのを見かけます。この花を見るとぐっと秋を感じます。

今日は雲の多いお天気でしたが、昨日は青い空が眩しいほどの秋晴れ。

庄内川河口では、カワウの大群が狩りをしていました。右後方に写るのはくっきりと見えた伊吹山。

干潟を移動するオナガガモ↓。9月14日に初認されたオナガガモは、あっという間に増えて200羽を超えるようになりました。

藤前海岸(南陽海岸)から見た野鳥観察館と稲永ビジターセンター↓。昨日は、海岸でのんびり風景を眺めているのもとても気持ちが良かったです。

昨日、観察できたシギ・チドリは、シロチドリ17、ダイゼン29、トウネン10、ハマシギ14、オバシギ1、アオアシシギ1、イソシギ1、ソリハシシギ5、オオソリハシシギ1 でした。

また、ヒヨドリの群れが庄内川と新川を渡っていくのも見られました。

日々、秋の深まりを感じます。

 

【藤前干潟に関連するイベント等のご案内】

☆9月19日(土)~11月8日(日)「おうちで環境デーなごや2020」詳細はこちら(環境デーなごやのHP)

毎年9月に久屋大通公園で開催されていた「環境デーなごや」ですが、今年はWeb開催となりました。

藤前干潟に関連する動画も見られますので、ぜひご覧ください。

◆「藤前干潟クリーン大作戦実行委員会」の紹介→こちら「動画で楽しむ」の32番

◆ステージ「プラスチックごみの問題について調べてみよう 」(藤前干潟の水中ドローン映像あり!)→こちら(YouTube)

◆「藤前干潟がつなぐ(湿地連携)動画」 (オーストラリアジロング市と名古屋市の子どもたちの交流の様子)→こちら(YouTube)

 

☆10月17日(土)「藤前干潟の渡り鳥調査隊」@名古屋市野鳥観察館詳細はこちら(PDF)

 

☆10月31日(土)藤前干潟クリーン大作戦詳細はこちら(藤前干潟クリーン大作戦実行委員会HP)

今回は新型コロナウイルス感染症対策として事前申し込み制で実施します。参加の際にはこの他にもお願い事項が様々ありますが、ぜひご参加ください。

 

☆7月25日(土)~12月20日(日)企画展「干潟のちっちゃな生きものたち展」@稲永ビジターセンター→詳細はこちら(NPO法人藤前干潟を守る会HP)

 

☆7月25日(土)~12月13日(日)企画展「干潟のベントス展」@藤前活動センター→詳細はこちら(NPO法人藤前干潟を守る会HP)

 

明日の干潮時間11時15分 潮位 60cm

明日の満潮時間17時35分 潮位247cm

コメント
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