観察館日記

藤前干潟の庄内川河口部にある名古屋市野鳥観察館の日記帳です。

秋晴れの中、渡る鳥たち

2018-10-21 17:49:49 | 秋の藤前干潟

藤前干潟

今日の干潮時間 9時53分 潮位 81cm

今日の満潮時間16時22分 潮位228cm

 

今日はとてもさわやかな秋晴れでした。

稲永公園を訪れる人の数も非常に多かったです。

 

開館直後、干潟を見ると、今季初めて、600羽ほどの大きなハマシギの群れが入ってきているのを確認できたので、導流堤の新川側の干潟に向かいました。

しかし、あと30分早く出かければ良かったのですが、残念ながら到着した時には飛び去った後でした。

ガッカリしていましたが、ふと頭上を見ると猛禽の姿が!

ノスリです。

すぐ近くに、もう1羽が飛んでいます。

しばらくするともう一羽・・・。

次々と飛んできて、5分ほどで6羽のノスリが観察できました。

上昇気流に乗れなかったようで、低い所を北西に羽ばたいていきました。

今年の3月13日には東に向かっていくノスリの春の渡りが観察できました。
10月6日にはハチクマが観察できましたが、今日は西に向かっていくノスリの渡りです。

秋らしくなり、タカの渡りも終盤。渡る種類もハチクマやサシバから、ノスリやハイタカなどに変わってきたようです。

葦原でもチュウヒの姿をよく見るようになってきて、昨日と今日は2羽のチュウヒが観察できました。

今日は、守山区から自転車でチュウヒを見にやってきた中学生2人の来館もありました。

 

また、今日飛来したハマシギの群れは、昨日は観察館側からは見つけることが出来なかったのですが、対岸の藤前活動センターからは昨日の開館直後にハマシギの群れの飛来が確認されていたようです。

昨日も今日も、藤前干潟での滞在時間はあまり長くなかったようですが、今季初めて、大きなハマシギの群れをとりあえず見ることができてほっとしています。

そろそろダイシャクシギも渡ってきてほしいと思っていますが、どうでしょうか・・・。

 

そして、水面採餌ガモの仲間に続いて、潜水ガモの仲間であるスズガモ、キンクロハジロ、ホシハジロなどがここ数日で数をぐっと増やしています。

主にキンクロハジロとホシハジロの群れ↓。同じく数を徐々に増やしているカンムリカイツブリも混じって、水面で休んでいました。

こちらは藤前干潟の上を飛ぶ主にキンクロハジロの群れ↓。

 

今日は雲一つないくらい天気が良かったので、護岸近くでは、のんびり休むカワウも観察できました。

↓の右側の白っぽい個体は若い個体です。

 

一方、稲永公園でも渡り途中の鳥などをよく観察できました。

キビタキのメス↓。

サンゴジュの実を食べていたメジロ↓。

そして、ジッという鳴き声から、オオムシクイと思われる野鳥も観察できました。

木々の間を移動して、小さなイモムシのような虫を食べていたりしました。。

(※キビタキ、メジロ、オオムシクイの写真は、地元のHさんに提供いただきました。)

 

今日観察できた主な野鳥 カンムリカイツブリ6、カワウ2,315、ダイサギ26、コサギ4、アオサギ24、マガモ38、カルガモ28、コガモ356、ヒドリガモ6、オナガガモ564、ハシビロガモ1、ホシハジロ47、キンクロハジロ54、スズガモ312、ミサゴ20、トビ1、ハイタカ1、ノスリ6、チュウヒ2(♂1、♀1)、ダイゼン33、ハマシギ611、オバシギ14、セグロカモメ8、オオセグロカモメ1、ウミネコ105

 

※ 明日、月曜日は野鳥観察館の休館日です。

月曜日の満潮時間4 時57分 潮位220cm

月曜日の干潮時間10時31分 潮位 72cm

火曜日の満潮時間 4時57分 潮位236cm

火曜日の干潮時間11時06分 潮位 67cm

コメント
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