漢方談話 (埼玉県日高市にあります漢方専門薬局 環のブログです)

フェルデン グループ稽古第三月
個人稽古 第四金
営業時間:10時~16時

岡山牡蠣物語

2011-01-20 21:36:11 | 冬の魚料理
午前中に
毎月一度ある太極拳の教師研修に行ってきました。

三月に大会が新宿で行われます。
順位や勝ち負けは一切ない交流会です。

太極拳は人と比べるものではなく、
自分の中のものを感じるものだと思っています。

勝ち負けがないので、驕ることも卑屈になることも存在しません。
一緒に演武する方々とは、心や気が通いあうのを感じ
とても気持ちよくなります。

大会には毎年20歳代から、90歳代の方まで参加されます。
(まだ100才代の方は聞いていませんが、もしかしたら
100歳に見えないだけで、いらっしゃるのかも!)
太極拳をされている方って、見た目が本当に若い!


一生楽しめるスポーである上に
健康維持に役立ち
世代を超えてコミュニケーションをとることができ、
生涯現役どころか年をとればとるほど上手になっていく。
一般のスポーツなら、若い頃がピークだったとか
アスリートなら引退などもありますが、

太極拳は年々確実に上手になります。
きっとこの世とおさらばする間際まで上達できるのだと思います。
こんなに未来が楽しみになるスポーツって素敵です。

生徒さんからは、
今まで掃除する時に梯子を使う際とっても怖かったのが、
太極拳をはじめてから、梯子なんて余裕!バランス感覚が
するどくなった。

とか、

山登りでご主人よりテクテク、ドンドン歩けるようになって
ご主人がびっくりされた。

とか

ウエスト回りが確実に細くなった

とか
聞かせてくれます。
そのような声を聞くと、本当に嬉しくなって
あぁ、生きてきて良かったな~とじんわりします。

もちろん、習いはじめる方全員が太極拳に
はまるわけではありません。
自分にぴったりくる運動に出会えるって幸せなことです。
それを探すには、とりあえずやってみることだと思います。
まず一年!

というわけで、太極拳がすこーーし気になる方は
大会をちらりとご見学されてみてはいかがでしょうか?♪
3/25日金曜日
新宿コズミックで10時から行われます!


さて、本日の夕飯。

牡蠣の中華蒸しを伊賀タジンで。

中華蒸しはまりました。美味しい!簡単!



器に、葱としいたけをしいて、
牡蠣をのせて、生姜の千切りをのせて蒸します。


蒸しあがったら、ごま油と醤油をちょろっとかけていただきます。
もう~~、牡蠣なんてぷりっぷりざますよ。

それから、白菜の雑魚炊きを味噌汁鍋で



味付けはお醤油だけ。
むしょうに最近葉っぱが食べたいんです。

他にほうれん草の胡麻和えも作ってしまいました。
芋虫気分で、葉っぱ三昧。

かまどさんの赤黒米いりごはん

納豆でした。

牡蠣物語を。
牡蠣には精神を安定させる働きがあります。
神経をおだやかにする働きが。
何か、不安感がつよかったり、寝つきが悪かったりしたら
牡蠣にお力添えを願いましょう。
他にも体の陰を補う作用があります。
血液足りてないなーとか、
乾燥を感じるなーっとなったら、
この牡蠣の中華蒸しでも召し上がってみてください。
幸福の一時ですよ。




キング下仁田

2011-01-19 21:06:26 | 冬の野菜料理
平家物語にでてくる二十歳をすぎても甘えん坊の義経が
「いつも会いたい人にはなかなか会えない」 
と、母、常盤のことを思って言っていました。

私も最近、とっても会いたい遠方の友人となかなか会うタイミングが合わず
臍をかむ思いでした。
が、しかし、この世は会えないのが普通で
今、近くで会えている人がいることが実は奇跡なんじゃないか。
そんな風なことをふと思いはじめました。

命を落とすようなきっかけはあまたある中で、
今日も生きていられる。それだけで丸儲けみたいなね。
生きている、もうそれだけで十分守られている、そんな気がしている今日この頃です。

さて、夕飯のコーナーに

下仁田ネギを買いました。
この上品な甘さがたまらなく好きです。



今日は下仁田ネギとゴボウと鳥のイタリアンな煮込みを
味噌汁鍋で。

にんにくをつぶして、オリーブオイルで香りをだし、
ゴボウもしっかり炒めて、香りをだします。



ちょっくら、玄関に生えているローリエを一枚しっけい。
まっくらですけど、なんにも手いれしないローリエが不思議なくらい
着実に育ってくれています。
見えるかな?


本当は生より、一日くらい乾かすといいんだけど、
面倒なので、ガスの火であぶり、加えます。

ゴボウ、葱、大根を入れ。しっかり塩をした鳥をのせます。
水は鳥の下まで。鳥はつからないように。
そうすると、鳥がぱさつかずに、だしは下のスープに落ちる。
蒸し鶏状態。


こんな感じに重ねます。



20分ほど弱火で煮て、20分余熱



こうなります


塩だけで味をつけます。
お皿にもって出来上がり。
もう死ぬほど美味しいです。



それから、またもやマカロニ&チーズ
ホワイトソースは、バターを使いません。
牛乳を入れて、粉を入れて、火にかけながら混ぜます。

ダマ知らず。

塩とチーズを入れて、ゆでたマカロニを入れるだけ。
これも美味しいのだ。



赤米黒米ご飯をかまどさんで。
赤米黒米ご飯だと、洋食に合うのがすごい。
納豆ともベストマッチだしね。
洋食だと、白米ってなんか味が浮くじゃない?
飽きる日がくるなんて、想像できないくらいはまってます。

今日は冬らしく葱を。

いわずもがな、温める作用があり、体表に入ってきた
寒邪を追い出すことができます。
寒気のする風邪の初期にうってつけ!
そして、体の陽気を補い、胃腸を元気にしてくれます。



芋食ってプー、豆食ってピー

2011-01-18 19:45:44 | 冬の野菜料理
環には花壇があります。
お手入れは、毎月一回
庭師のnijihanaさんにお願いしています。

開店した6年前にミキエッティが最初はいろいろを植えました。
えっと、
萩やら
ホトトギスやら、
怪しげな山野草をたっぷり。漢方薬局っぽいじゃない?

そしたら、二年もすると、ぼうぼうを通り過ぎて
おぞましささえ覚えた。
お客様の足も遠のく。

しかも、はびこった、いえ
根ずいてくれた山野草は見事な根っこをはりまくり、
抜くのも大変な上に
抜いても抜いても生えてくるありさま。

そこで、うちのお客さんでもあった庭師のnijihanaさんに
お願いして、土作りから、植えるものを
とことん考えて選んでいただき、美しいハーブガーデンへと
変貌をとげたのでした、
ビフォーアフターとして写真を残せばよかったね。

中でも、ローズマリーは場所が合っていたようで、
驚くほど大きく育ち、今では私の頭の高さくらいあります。
最初は私の太ももくらいだったかな?
春から秋の間、ずいぶん長くお花が咲きます。

今日はあるお客さまが、そのローズマリーを少し分けてほしいと
おっしゃり、喜んで切らせていただきました。
手を洗ってもとってもいい香りが残り、その後ずっと清清しくすごしました。

花壇には他にイチゴが去年から加わり、しっかり地面をはっています。
たった1苗だったイチゴが、すっかり花壇全面の
隙間という隙間を埋めています。今年の春は実がたくさんなるかしら?
環先生が食べる前にもぎとらねば!!
先生、早いからなー。

去年も、お客様から
「イチゴなった?」と聞かれ、
ミキエッティ
「なりましたよ!一個!ホラ!ここに!
あ・・・・・あれ?」

お客様
「犯人は、環先生だったりして・・」

問いただすと
環先生
「そんなん、とっくに食べたがな」

エ”エ”ーーーッ!!

これが歴史上有名な環イチゴ事件です。

おのおの、くれぐれも遅れをとりあそばすな!
いざ!いざ!


さて、夕飯コーナーです。

ちぢみほうれん草を買いました。
ちぢみほうれん草の甘さが好きなんです。

伊賀タジンのふたで、ほうれん草を洗って、
伊賀タジンで蒸し煮



しょうゆ洗いして、薄めの味でゴマをまぶし、
黒ゴマペーストをお水でといて、お醤油で軽く味付けしたものをかけました



あれ!?砂糖いれたんだっけ?って思うほど甘い。
砂糖なんて、まったく入れていないのに。

それから、大根の梅即席漬け



大根の薄切りをさっと塩をまぶして、重しをのせます。
去年の梅雨に梅をらかん果糖でつけたものをがあるのですが、
羅漢果糖でつけると、梅の実が全部とけてしまいます。
このどろっとした状態になるんです。
それを保存しておき、調味料としても使えます。
お水やお湯に溶いて飲むこともできます。
風邪の時には、がぶがぶ飲みたくなります。
普通の梅酒の代わりだと、かなりクセはあります。

この大根の梅漬けは、すぐできて、とっても美味しい!

それから、伊賀タジンで厚揚げの葱煮



昨日の里芋の残り煮汁を使いました。
(それに、昆布の粉、醤油と塩をプラスしましたが)

つゆだくにして、卵を溶いても美味しいかもね。

赤黒米いりかまどごはんでした。
今日はおやつに、味噌大豆を食べすぎちゃったので
納豆はおあずけです。
味噌大豆はいり豆に味付けしてあるんだけど、
とまらないよねー。あれは罪だ。

さて
本日は私の大好きな大豆くんを

脾と大腸にいいんです。
消化不良を改善し、お通じをよくし、疲労回復
更年期障害の改善、美肌などなど。

なかなかやりおる。

西洋的にいうと、アミノ酸のバランスがいいですね。
そして、抗酸化作用があります。
まさに、美容のためのって感じでしょ?

私が納豆を毎日食べるのは、これもあるけど、
何より美味しいから。
きっと、私の体には必須なんだろうなぁ。




里芋最上級ーサトイモスト

2011-01-17 20:48:11 | 冬の魚料理
環では月曜日だけ国産小麦で天然酵母のドイツパンを
販売しています。
月曜日だけ、自然食の会社が来てくれるので
そのときに、いろいろ食品を届けてもらっています。

最初はスタッフの自分たちが食べたくて注文していたのが、
だんだん、月曜日に見えるお客様にパンを気に入っていただくようになり
パンの取り置き希望のお電話が入るようにもなり
いつの間にかパンの数が増えていました!
(ありがとうございます!)
このドイツパンは、そのまま食べてもまったく美味しくないんです。
ところが、焼いた途端に
外側はカリカリ、中はもっちもちに大変身
しかし、焼いてすぐ食べないと、かたーーーくなります。
この一時の限られた時間中の味が他に類をみない美味しさなのでございます。
焼きたてを食べると、あ~~~幸せと極楽を見ます。

パンに合わせるように、その他食品の種類も少しずつ増やして参りました。

パンは月曜日から火曜日で売り切れてしまいますが
調味料(味の母のみりん、醤油、オリーブオイル、黒酢、ハチミツ)
は常に棚にならんでおります。

今週からは、国産小麦の中力粉と強力粉、
粗製糖と、シママースのお塩も定番商品として並びはじめました。
そして、例の!赤米、黒米も有機栽培のものが登場です。

健康な体は食べ物から!

環では、おいしい料理が作れる調味料や
お鍋をそろえ、毎日の食事が楽しみになるお手伝いができたら幸いです!


さて、今宵も夕飯コーナーです。


最上級の里芋というキャッチコピーを見つけました。

これがサトイモストだ!?
五泉里芋、絹乙女というようだ。



みそしる鍋でにんじんと揚げと煮物にしました。
沸騰して10分煮て、火を消して1時間



うむ!たしかにねっとり感はすばらしい。
しかも、なんという上品さ。
ネタっとグレない。
本当に絹のようにきめが細かいのには驚いた。



それから、もう菜の花が出ていました。
房総からの便りをいただきました。

まずは、菜の花の御仁には伊賀タジンの蓋の中でしばし給水していただき



タジンをカンカン、チンチンに3分熱します。
オリーブオイルを入れて、菜の花を入れて、
タジンの蓋をします。ゆっくり10秒ほど数えて、火を消して5分。
塩のみで味付け。



菜の花の香りが口の中いっぱーーいに広がります。
あぁ、解毒。
そう春は解毒の季節なのだ。ってまだ冬ど真ん中なのですが・・・。

そして、タラの中華タジン蒸し

本日はタジンが完投投手に!



両面塩コショウしたタラを器に入れて、生姜の千切りと
白髪ねぎをのせて蓋をして蒸します。
5分蒸したら、火を消して蒸らして10分ほどかな。
蒸しあがったら、お皿に盛りなおし、お醤油をちょろっとかけて
仕上げに、中華なべでごま油を熱々に熱したものをかけます。

むっちゃ美味しいです。

その他は納豆とめかぶーでした。

では本日は一番美味しかったタラ殿を
(最上級里芋じゃないんかい!?)

気と血を補ってくれます。
体力回復
そして
肥満予防

すわ!







目からうろこ

2011-01-14 18:41:34 | 冬の肉料理
今日はフェルデンクライスメソッドのワークを受けてきました。
目がテーマ。

びっくりするような目の使い方でした。

終わると、視野の角度が広がっているのにびっくり。
その広い視野のなかで、物が均等によく見えるのです。
私の視野は普段とっても狭いことは実感していたので、これはこれはと
驚きました。

たとえば、芸能人が歩いていても、私は気づかないことが多いのです。
ある知人はいつも見つけて、通りすぎてから、
「今のOOだよ!」と教えてくれるのですが、
私が見るのはいつも背中ばかり・・・・。

普段から、このような調和した広い視野をもつことで
心も偏らず、おおらかになり、さまざまなよい発見ができるように感じました。

今日習ったワークを頻繁に自分でも行いたいと思います。

人の体って眠っているところがなんて多いのだろうと
フェルデンを受けるたびに思います。
この体がある間、どれだけのパーツを生かせられるのか
本当に楽しみです!
フェルデンに出会えたことに感謝です。

さて、昨日の夕飯です。

その前にちょっといいことがあって、プリンを作りました。
伊賀タジンで蒸します。



左は普通のプリン、右は小豆入りです。
正直、小豆なしのほうが美味しかったです。笑

以前のブログで茶碗蒸しは
卵:だし汁が1:3~4という話をしましたが、
プリンは
卵:牛乳は1:2です。一般に砂糖は卵の方に入れますが
砂糖は卵のたんぱく質の凝固を阻害するので、卵に入れたほうが
プリンはやわらかく仕上がるのであります。
バニラビーンズを鞘からだして、牛乳の方にいれ温めます。

器の底にはミカンの蜂蜜をしきました♪

ちなみに
卵:塩水を1:1にすると
卵豆腐ができまする。

どれにしても、卵を蒸す料理は、卵液をよく温めて(でも60度以下)
から、蒸すとすだちにくくなります。


夕飯は
ちょっとお肉が二日続いてしまいましたが、
鶏肉のワインゆずソース



これはあるネットで出ていたのは、少々アレンジさせていただきました。
すっぱいのが好きな人は、このソースを洗うように食べてくれます。

味噌汁鍋で作るゴボウの辛味きんぴら
食べるラー油と塩で味付け



味噌汁鍋第二ラウンドで
長ネギとにんじんの味噌汁

赤米黒米入りかまどごはん

納豆
もずく酢でありました。

ゴボウのお話を
ゴボウは腎を補う作用があるので、
腎を養う冬にはぴったりです。
お通じもよくしてくれます。
そして、抗菌作用をもつ物質が含まれています。

実はこの前日に夫が目が痒いと、赤くしていたので、その日は
十味敗毒湯をのみ、痒みと赤みは消えたのですが、
駄目押しで、この日はゴボウをお料理に使いました。
デキモノや腫れ物にもゴボウは良いのであります。