漢方談話 (埼玉県日高市にあります漢方専門薬局 環のブログです)

フェルデン グループ稽古第三月
個人稽古 第四金
営業時間:10時~16時

乳牛と授乳婦 イカと里芋と大根でみそ汁鍋のストーブ煮

2016-11-02 16:46:30 | 秋の野菜料理
心はともに
みなさま こんにちは

先日 ある牧場で牛の乳しぼり体験が
牛にストレスを与えていたので、やめることにした

というニュースがありました。立て続けに二頭の牛が亡くなったからとのこと。
それを受けて、別の牧場の見解は

「乳しぼり体験は人気のコーナー
牛がそれでストレスというのは考えられない」

みたいなこと

はっとしました。
商売している人が何を売っているかもそうですが
誰のために仕事をしているのか、
はたまた
どういう世の中にしたくてその仕事をしているのかが
そのインタヴューや決定によって見えてくるような気がしました。

どっちの牧場に行きたいかって
そりゃあ、私なら前者ですね~

よくよく考えれば
見ず知らずの子供や大人が毎日毎日搾乳にくる。

普通にストレス!!
ちょっと話はそれますが、
漢方的にみると
乳房という場所はストレスとも深い関係をもっている
肝の経絡上にあります。
女性ではストレスを日々感じている人は、
生理前に乳房が張ります。
そういう方は現代、とても多くて
それらをとる漢方薬は非常によく使います。

産後の女性では、母乳がつまり出なくなることもあります。
乳がんをする方は、繊細で、ストレスを受けやすい方や
強いストレス下でもなりやすくなります。

おそらく乳牛家は、いかに牛にストレスをかけないか
というのは、非常に大切なことになるのではないかと思います。
それで
お乳の出がかわるなら。

また別の視点から、
牛の乳しぼりが商品化していることを
今まで何にも考えたことがなかったのですが
自分が授乳婦になって、あらためてショッキングな商品だなぁと
思いました。

他人と自分の境目は大事だけれど
他人の中に自分がいて
自分の中に他人もいる
それは、相手の存在を認めたり、理解することになるのかもしれません。
他人の中に見える自分が大きいほど、相手を大切に思う気持ちが
強くなるのではないかなぁと思いました。

授乳を通して牛の中に自分が見えた瞬間でした
でも理解とは誤解のことであるならば、牛は
そんなこと、これっぽっちもストレスじゃななくて、
もっと大きな愛の存在なのかもしれませんが。



夕飯です

授乳婦は和食!

イカと里芋と大根のみそ汁鍋でストーブ煮
小松菜の雑魚いため
きんぴらごぼう
かまどごはん
たくあん



イカは血を補い、体をうるおします。
授乳婦はおっぱいは血も同然で、失い続けますので
陰が不足し、体がほてりやすくなります。
舌をみると、ひびわれがおきていたら、うるおい不足です。
イカはそんなときにもよい助っ人になってくれます。

里芋と大根をストーブの上でコトコトにて、
食べる食前にイカを入れて、さっと煮ました。
べらぼうにおいしかったです♪
翌日はこの煮汁でごはんを炊き、おにぎりにしました。
体のためといいつつ、一滴たりとも食べつくす強欲さです


おやつにプチドーナッツづくりにはまっています。


お皿は、さーちゃん(妹)デザインのGo round 環にて販売中!

すごく美味しい。
でも、授乳婦は控えめにいただいております。