漢方談話 (埼玉県日高市にあります漢方専門薬局 環のブログです)

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腰痛

2008-01-29 17:48:57 | Weblog
 雪が降るといつも富山での学生時代を
思いだします。

四国生まれの私は雪がとっても
珍しくとってもうれしかったのです。

あこがれの膝までのブーツをかって
履いていました。

でも、雪道を歩くと、冷たい雪混じりの
水がブーツに染み込んできて
こんなはずでは・・・・と、とーっても冷たい思いもしました。

この時期の神経痛、腰痛、膝の痛みなどは、
漢方では風寒湿の邪が入ってくることによると
みます。

風と寒と湿なのですが、
地域や季節によりこれが不等号であらわされます。

たとえば、
雪国では  寒湿>風
関東では、 寒>風>湿

梅雨時では  湿>>風寒

こんなふうにです。
低気圧が近づくと痛くなるのは  湿のためです。

あと、体に弱いところがあると
そういう邪が入り込みやすくなります。

かくいう私も実はこのところちょっと腰が痛いのです。

それで、さっき独歩丸をのんだところです。
独歩丸は、独活寄生湯という処方で
風寒湿もとり、体の弱いところも補い  という
ありがたい薬なのです。

この薬も私のお気に入りの一つです。