Reflections

時のかけらたち

コンサートシーズンの始まり ・・・Marek Janowski & Alena Baeva

2022-05-15 23:57:24 | music

5月15日

N響 第1956回定期公演

《バイオリン》アリョーナ・バーエワ
《指揮》マレク・ヤノフスキ

シューマン:バイオリン協奏曲 ニ短調
シューベルト:交響曲 第8番ハ長調 D.944 「ザ・グレート」

東京芸術劇場

 

 

ファビオ・ルイージのファンである私は都民劇場が休止してしまったので、N響のコンサートに
行くことにしていました。定期会員ではなく好きなコンサートが選べるセレクト3というチケットを
買うことにしました。今シーズンではたまたまこのポスターにある3つを選びました。ルイージ2つの他は
どれにしようかと迷いましたが、好きなシューマンが入っているのにして、今日のコンサートになりました。

 

 

ヤノフスキはポーランド生まれのドイツ人、バーエワはキルギス生まれのロシア人です。

彼女のドレスにウクライナカラーのリボンがついています。
初日のコンサートのアンコール、バッハのラルゴ(無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第3番 ハ長調 BWV1005ー第3楽章)
の前にNo country should invade like that in the 21th centuryと一言スピーチしたそうです。ロシアに帰ってから
ちょっと心配ですね。

今日のアンコールはバツェヴィチ作曲 ポーランド奇想曲でした。私はバッハをひくのではないかと思っていたのですが
前日バッハだったのですね。このアンコールが素晴らしくてポーランドの民族的な感じのする曲ではヴァイオリン一つで
いろいろな音色が出て表情が豊かな曲でした。

コンサートはいろいろな思いにとらわれずただ音楽を体に浴びていました。体の隅々まで音が行き渡りました。
シューマンは暗く始まりましたが、2楽章はとても美しくて天の上の音楽でした。純粋に音を楽しむことができました。
会場が一つになり、感動に包まれていました。

ヤノフスキのグレートは3年前チョ・ソンジンとの都民劇場でのコンサートでも聴いていました。
シューベルト晩年の長い交響曲。メリハリのある演奏でした。やっぱりシューベルトは歌曲やピアノ曲の方が
いいな~と思いました。この80を過ぎている指揮者に惜しみない拍手が送られました。
N響のコンサートには男性が多く聞きに来ていました。今までの都民劇場は女性の方が多かったような記憶が・・

これからのルイージがまた楽しみです。

 

May 15  2022   Ikebukuro

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