“氷姿雪魄”に背のびする……しろねこの日記

仕事の傍ら漢検1級に臨むうち、言葉の向こう側に見える様々な世界に思いを馳せるようになった日々を、徒然なるままに綴る日記。

配当漢字音訓表

2009-09-04 22:09:24 | 日記
そろそろ1級漢字の音訓表を眺め直す季節。とはいえ、職場が行事ラッシュでスキマ時間は漢字以外に費やされることも多く(だからいつもいけないんだよな~)、「唯持ち歩くだけ」という無益な行動をとっているしろねこ。
音訓表を見る主な目的は、辞書にある代表的な訓読み以外の訓読みと、正確な字形の確認です。でも異体字を見過ぎると、不意に文字の余白が奇妙な形に見えてきて、字形そのものが見慣れない印象をもって眼に飛び込んでくることも…。
音訓表は見開きB4版に拡大コピーし、重ねて二つ折りにするとB5版の本になるように切り貼りし、再度コピーをかけています。

「矍鑠」 ~古希くらいの人って、うちらよりなにげに元気だよな…~

2009-09-04 00:41:31 | 日記
今日(もう昨日)は、
「『古希(稀)』っていくつだっけ?」
という同僚の疑問に答えることができました(答:70歳)。杜甫の詩の一節に「人生七十古来稀なり」とあるのがその由来で、しろねこは高校の時習いました。
…同僚がその言葉を目にしたのは、とある歴史上の人物がとある戦に臨んだ年齢の記述においてらしく、しろねこは
「まさに『矍鑠』だなあ」
と、咄嗟に1級単語が脳裏を過ったのでした。「矍鑠」は書き取り問題で頻出の語ですが、暫くぶりで書くと何故か正しく書けないことが多く、「矍」には金偏を付けてしまったり、 「鑠」を火偏にしてしまったりします。