歴史と中国

成都市の西南交通大学で教鞭をとっていましたが、帰国。四川省(成都市)を中心に中国紹介記事及び日本歴史関係記事を載せます。

成都市地下鉄10号線(空港線)―成都雑感〔158〕―

2017年11月16日 16時00分21秒 | 交通

017年10月31日(火)、本年9月6日に試開業した成都市地下鉄10号線に乗ってきました。10号線の1期工程は全長約10.9kmで、太平園站、途径簇綿站、華興站、金花站、双流機場1航站楼站、双流機場2航站楼站の6駅が設置されました。起点の太平園站で3号線に接続します。また、年末開業予定の環状線の7号線とも接続します。この10号線の開通で市内から地下鉄で成都双流国際空港に行けるようになりました。そして、3号線の春熙路站(2号線接続)・新南門站・省体育館站(1号線接続)・市二医院站(4号線接続)等と繋がり、将来は7号線の文化宮站(4号線接続)・一品天下站(2号線接続)火車北站(1号線接続)・成都東客站(2号線接続)・火車南站(1号線接続)等と繋がります。太平園站・双流機場1航站楼站間は約11分、太平園站・双流機場2航站楼站間は約13分です。太平園站・春熙路站間は約15分です。乗継ぎ時間を考えると、春熙路・双流機場2航站楼站間は約30分強で、運賃は6元となります。

写真1は、成都双流空港第2ターミナルの到着出口です。ご覧のように床の青の案内表示に従って移動します。出口からは右へが地下鉄・鉄道で、直進がバス・タクシーです。

写真2は、地下2階への下りのエスカレーターです。この手前にはエレベーターがあります。

写真3は、エスカレーターを降りて、床の青の表示に従って左に曲がり、駅への通路を見たものです。

写真4は、地下鉄駅入口です。左に見えるのは空港内に入るための安全検査所です。

写真5は、自動券売機で、基本的に切符はこれで購入です。紙幣と1元硬貨に対応しています。もちろん交通カード(天府通公文卡)利用とこのチャージができます。現在、駅にはカード販売所はありません。なお、春期路站D出口には販売所があります。

写真6は、自動改札機で、カード(切符)を黄色のところにタッチして入ります。その前に安全検査で手荷物をX線検査機に通す必要があります。奥に見えるのがそうです(もちろん手前側にもあります)。この安全検査は中国共通のものです。

改札後、エスカレーターでホームに下ります。写真7は、入線してきた電車です。ドアが開いたら乗車です。

写真8は、10号線の車内風景です。今までの路線の車両と異なり、縦列座席と横列座席の両方があります。これは10号線全線が開通すると、市郊外県とを結ぶ長距離路線となるためでしょう。なお、写真に見るように保安要員が乗車しています。

終点の太平園站で降りると、同一ホーム上で4号線に乗換えができます。降りてそのまま前方に進めばいいです。写真9は、4号線を待つ乗客たちです。右手奥に見えるホームは降車ホームで、10号線への乗換えは案内に従ってエスカレーターで上り再度下ることになります。

最後の写真10は、双流機場2航站楼站に掲示されている成都市地下鉄始発・終電時刻案内です。10号線双流機場2航站楼站の始発は6時5分、終電は23時5分です。ご覧のように、中国の地下鉄は終電が速いですから、深夜の利用はできません。

(2017.11.16)

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